最後の大ボス、事例Ⅳに挑むには byもつ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のもつと申します。
受験生のみなさんは、徐々に勉強のアクセルを踏み込もうかというところでしょうか。
試験に向けて取り組まれている皆さまの息抜きとして読んで頂ければ幸いです。
今回は事例Ⅳ対策です。
私にとってこの事例Ⅳは、その出来が合格/不合格を分ける重要な科目でした。
■最後の大ボス、事例Ⅳ
試験当日、事例Ⅰ~Ⅲを戦い抜き、脳ミソはもうヘロヘロです。
そんな中、最後の大ボス事例Ⅳが立ちはだかります。
実は私、カネ系を多少得意としていたこともあり、ここで点を稼ぐんだという強い思いをもって挑んでいました。
事例Ⅰ~Ⅲは何とか最低限の得点で守り抜き、事例Ⅳでできるだけ稼いで平均得点6割を目指す戦略でした。
しかし、初めて受けた令和3年度では、この大事な事例Ⅳで大ボス攻略を完全に失敗。
試験中は頭が真っ白。帰宅時は絶望的な気持ちで駅まで歩いた記憶があります。
そう、この事例Ⅳは、多少得意であっても焦ると失敗するリスクがあるので注意が必要です。
■なぜ焦って失敗したのか?
ずばり、「捨て問」の見極め力が足りなかったのが敗因でした。
この事例Ⅳで得点を稼ごうと思うあまり、難易度の高い問題で時間を使いすぎてしまい、取るべきところで点を取れませんでした。
試験の後で落ち着いて見てみれば、解けなくはない問題でしたが、疲労と焦りと時間制限があるなかでは、解ききることができませんでした。
優先順位を決め、捨てるべき問題は捨てなくてはなりません。
それができなかったのが敗因です。
例年、第3問あたりにかなり手強い問題があります。
多くの方が解けないであろう難問に時間を使うのではなく、より得点できる設問に時間を優先的に配分することで、全体の得点を向上できます。
■基礎力を固めた上で、過去問で見極め力を磨くべし
勉強は、事例Ⅳのバイブルである「事例IVの全知識&全ノウハウ」を繰り返し解き、基礎力を付けることが有用でした。
この本はとても解説が詳しいので、独学でも十分対応できます。
表面的な理解ではなく、一問一問しっかりと考え本質を理解しながら取り組めば、この本一冊で十分な力がつくと思います。
基礎力を付けた後は過去問です。
ここ数年の過去問に時間を測って取り組むことで、見極め力をつけることができます。
模試も有用です。
自分で普通に勉強するだけではなかなか試験中に焦る体験はできませんので、本番前に受けた模試はとても有用でした。
■各論
経営分析:真っ先にかつスピーディーに確実に解くべき問題です。迷いなく解けるよう、練習しておきましょう。
CVP分析:型にはめる問題ですので、比較的解きやすい問題です。解く順番の優先順位は高いです。
CF分析:計算が煩雑で混乱しがちです。落ち着いて解けば解けますが、他の受験生も混乱していると思いますので、優先順位低めでも良いかもしれません。
意思決定会計:たまにかなり計算が複雑な問題があり、はまるとパニックです。得点のタイムパフォーマンスが悪いため、これは厳しいと思ったら、優先順位は下げた方が良いと思います。
■最後の全ての力を最後の1秒まで
とにかく時間が無い試験ですので、最後の1秒までどこまで粘れるか、それがとにかく重要です。
私は、仮にここで落ちてしまった場合には、もう受験は断念すると決めていましたので、後悔の無いように全てを出し切るつもりで、最後まで全力で取り組みました。
■おわりに
こんな偉そうなことを書いていますが、2回目の事例Ⅳの本番でも、やっぱり焦りました。
でも、1回目の失敗から学び、ちゃんと戦略を考えていたからこそ、捨てるべき捨て問を捨て、取るべき問題を取り、こうして合格を勝ち取ることが出来ました。
ご覧いただきありがとうございました!
次回はやっすんさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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