中小企業経営・中小企業政策をなぜ学ぶのかbyイマニン
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のイマニンと申します。4回目のブログ執筆となります。
過去の記事は以下の通りです。
【経営法務】過去問回して効率的に勉強し、煮詰まったらまとめ表でスッキリ整理 byイマニン
素人による経営情報システム合格点獲得への道 byイマニン
1次試験当日を無事に迎えるためにbyイマニン
今回は1次試験科目である中小企業経営・中小企業政策(以下、中小企業経営・政策)について記載します。気軽にお読みください。
■はじめに
中小企業経営・政策は馴染みのない人が多く、学習は暗記が中心になりがちです(私がそうでした)。そのため、学習のモチベーションを保つことに苦労した記憶があります。
中小企業診断士にとって中小企業経営・政策がどのような位置づけにある科目なのか、また合格後どのように活かすことができるのかを私なりに記載しますので、少しでも参考になれば幸いです。
■科目設置の目的
令和5年度中小企業診断士第1次試験案内には、中小企業経営・政策の科目設置の目的として以下の通り記載されています。
中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある。また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方自治体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について、以下の内容を中心に知識を判定する。
中小企業診断士は中小企業経営・政策の学習を通じて、「中小企業の役割や位置づけを理解」し「中小企業の経営特質や大企業との相違を把握」した上で「各種の施策を成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用」することが求められていると考えられます。
■学習内容の活かし方
科目設置の目的を中小企業支援業務にあてはめてみると、以下のようになると考えられます。
「中小企業の役割や位置づけを理解」
→中小企業に求められていることや中小企業をとりまく環境などを理解する
「中小企業の経営特質や大企業との相違を把握」
→大企業と中小企業間の経営面での特性や業界内での違いを把握する
「各種の施策を成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用」
→事業者が掲げる目標の達成や抱える課題の解決に資する支援策として、行政の施策活用を検討する
具体的には以下のような事例があげられると思います。
①コロナで生じた商流の変化の影響で業況が悪化した事業者が新しい取り組みで収益改善を目指している場合に、環境分析などを通じて事業性を評価した上で、必要な資金の一部を補助金で調達するためのサポートを行う
②収益悪化や債務過多など苦境に陥った事業者に対して、中小企業活性化協議会による収益力改善支援や再生計画策定支援を通じた経営改善を提案し、関係者との打ち合わせ、事業計画策定・実行を伴走支援する
中小企業経営・政策は中小企業診断士が事業者を具体的に支援する際のツール(武器)になるものであり、利用の巧拙が事業者支援の充実度の高低につながります。
■おわりに
試験合格後に実務補習や実務従事を経験する中で、中小企業経営・政策で学んだ内容は事業者支援実務において重要なツールであることに気づきました。
これから受験される受験生のみなさんには、中小企業経営・政策で学ぶことが事業者支援につながっていくことをイメージしながら取り組んでいただき、学習のモチベーションを維持向上させていただければ幸いです。
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次回はかやのさんの登場です。
お楽しみに!
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