【合格体験記】海外MBAではなく、中小企業診断士 by さくまる

 読者のみなさん、こんにちは。 タキプロ14期のさくまるです。

 今回が4回目の投稿となります。もしよければ過去の投稿記事も読んでみてください!

※1回目の記事は コチラ
※2回目の記事は コチラ
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 今回の記事では合格体験記ということで、私がなぜ中小企業診断士を受験したのか、というテーマでお話しさせていただきます。

■はじめに

 はじめに、私自身の簡単な自己紹介をさせていただきます。

 30代前半で、新卒から総合商社で働いています。

 2021年11月21日にSTUDYingの登録をして勉強を開始しました。2022年度試験を受験し、幸いにも一次試験も二次試験もストレートで合格することができました。現在(※2023年10月時点)では、実務補習と実務従事を完了し、中小企業診断士登録を申請しております。

 どんなことを考えて中小企業診断士試験を受けることにしたのかをお伝えさせていただきますので、境遇や考え方が近い方の参考になれば幸いです!

■キャリアに目覚めた20代後半

 新卒で総合商社に入社し、20代中盤までは右も左もわからず、とにかく目の前の仕事を全力で取り組む忙しい毎日でした。
 当時は朝6時に出社し、家に帰るのは1時過ぎという生活を送っておりました。。。仕事だけではなく、お客さんとの会食もこなす当時の先輩や上司をみて、自分の力不足を痛感していました。自身のキャリアについて考える余裕もなく、与えられた仕事をこなすのがやっとでした。

 20代後半で米国の子会社へ出向したことが、キャリアについての意識を高める契機となりました。米国駐在時は東京ほど忙しくはなく、キャリアの方向性を見つめ直す時間が増えました。また米国人の友人が日本の友人と比べて、自分のキャリアをどのように築いていくかということをしっかりと考えていたこともあり、その影響を受けたのだと思います。日本では与えられた仕事をただこなすことに精一杯だった私にとって、自分のキャリアを考えて、勉強し、仕事を選んで、掴み取る友人の姿勢に感銘を受けたのを覚えています。自分のキャリアを真剣に考えて、自ら学び、成果を出し続けることの重要さを理解しました。

 そんな中で、漠然と将来は経営者になりたいと思っていた私が最初に考えたのが海外でのMBA取得でした。米国のマネージャーや友人がMBAホルダーであったことや、日本の友人数名がたまたま私の駐在期間中に米国の一流MBAスクールに合格し、米国で勉強していたこともあり、私も同じ道を歩むべきだと感じるようになりました。実際に友人が通うM7と呼ばれる大学院をいくつか訪問して検討を重ねていました。

M7ビジネススクール 画像引用元:AdmitExpert

■海外MBA疑問を感じ始めた30歳

 30歳になり、日本に戻った私は海外MBAスクールに入学すべく、勉強を開始しました。MBA受験の為の勉強は、学生の頃に戻ったような気がして、辛くとも高揚感がありました。しかし、MBA受験に必要な勉強(スコアメイキング)が終盤に近付き、志望動機を整理するうちに、本当にMBA取得が自分にとって最適な選択なのかと疑問を持ち始めるようになりました。

 ① 2年間仕事を離れて、勉強をしたいと思えるのか。

 ② 海外MBAは、自分の理想とする将来像に必要なものなのか。

 ①については、責任のある仕事を任せてもらえるようになり、また自分の裁量が増えていく中で仕事が楽しくなってきたタイミングでもあり、2年間仕事から離れて勉強に専念することが、もったいないと考えるようになっていました。

 ②については、勉強内容自体は魅力ではあったものの、MBAの「学位」は現状の自分にとってあまり価値があるものではないのではないかと考えるようになっていました。(外資、金融企業への転職や、外資、金融企業でのマネージャーポジションを狙う、もしくは自分の専門領域を変更する際には非常に有効だとは思いますが、私はその限りではありませんでした。)

■中小企業診断士との出会った30歳前半

 そんな中で出会ったのが、中小企業診断士でした。日本版MBAと呼ばれており、試験勉強の過程で経営に関する知識を網羅的に身に着けることができ、「国家資格」であることが魅力的でした。

 私は将来は経営者になりたいという思いがあり、経営に関する知識を体系的に勉強できるということは私にとって大切な条件でした。中小企業診断士を取得することで、海外MBAの代わりになるというわけではないと思いますが、自身の経験の棚卸と体系的に最低限必要な経営の知識を習得するという点では、現時点の自分にとっては充分です。

 また、これからは「個の時代」が到来し、会社の外でも活躍することが求められるようになると言われています。会社の看板ではなく、「中小企業診断士」という国家資格をもつことで、「個」としての活躍の幅が広がるのではないかと考えました。私は日本の大手企業に勤めていますが、日本には世界に誇れる技術や文化があり、その多くが中小企業にこそ存在しています。中小企業診断士として、日本の中小企業がもつ可能性を最大限に引き出す役割を担うことができれば、自身のキャリアがよりワクワクするものになると確信し、中小企業診断士試験に挑むことを決めました。

■これから

 「はじめに」でも記載させていただきましたが、今は中小企業診断士の登録申請中というステータスです。

 中小企業診断士として登録されたからといって、目標としている中小企業がもつ可能性を最大限引き出す役割をすぐに担うことができるとは思っていません。ただ、①大手企業の中で学び、実践しているノウハウや、②海外企業との交渉、海外市場への展開など、可能性を少しだけ引き出す役割は担えるのではないかと思っています。

 私の会社が副業が解禁されている会社ではないので、私が勉強させていただくというかたちで、2024年からは私の経験やスキルを必要としてくださる企業と一緒にお仕事をスタートさせていきたいと考えています。

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次回はセキヒサさんの登場です。
お楽しみに!

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