そのNPV、本当に解く価値ありますか? by リット
読者の皆様、こんにちは。タキプロ14期のリットです。
さぁ、二次試験まであと2週間!というか2週間後には終わってる!流石に緊張してきますね。
とりあえず下のハートをポチッとして落ち着きましょう。
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■事例Ⅳの心得を教えます
今回のお題は事例Ⅳについてです。
ん~、タキプロには優秀なブログ班が揃っていますので正直あまり私が書くことがありません・・・
(この間のかものしかさんの令和4年度の事例Ⅳ解説記事なんかもう有料レベルの記事ですね。必見です。)
なので細かいことは他のタキメンにお任せするとして、今回はズバッと私なりの事例Ⅳの心得を書いて終わろうと思います。
事例Ⅳの心得…それは…
「NPVは解くな」です。
いや、まぁ解いてもいいんですよ?別に。
でもね、NPVは沼なんですよ、沼。
■NPVを解いてはいけない理由
その理由を述べましょう。
①いじわるレベルで条件設定がややこし過ぎる。
ここ数年、特に顕著ですが、NPVは条件設定がややこし過ぎます。作問者も絶対に解かせまいとして、無理やり複雑にしてきてますね、ありゃ。
これがサラサラ解ける人は、全受験生の1%にも満たないと思います。(誇張抜きで)
②本番では、本来の力が発揮できない
いやいや、過去問でメッチャ解いてるから私は大丈夫!その1%に入っちゃうよーん。と思っているそこのあなた!
住み慣れた家の集中できる部屋で何度も解いた問題のNPVを解くことと、朝から極度の緊張の中、事例Ⅰ~Ⅲを解いてそれで迎える初見の事例Ⅳ。
残念ながら、同じように解くことは絶対といっていいほどできないと思います。
疲れや緊張、普段との環境の違いによって本来の力はなかなか出せないのが普通です。
ゆっくり落ち着いて考えれば何てことない問題でも、本番では中々解けないんですよね。
(絶対解いてやる!と意気込んでおきながら、解けないという事実が、更に焦りを加速させる…!)
ということで私、リットは令和4年度の事例Ⅳにおいて、NPVは途中計算含めて全く解けませんでした。
というか大問3は丸々落としました。(本当はバッチリ解きたかったんですが全然80分じゃ無理でした)
■大切なのはNPVを解くことではなく、試験に受かること
かく言う私も、解説者になれるんじゃないかと思うレベルでNPVをやりこんでいましたが、それでも上記の通り撃沈。
いかに80分という時間制限が平常心を失わせるか、そしてそこまでに蓄積した疲れが厄介かということを痛感しました。
私の事例Ⅳの手応えは下記のような感じでした。
大問1 経営分析 ・・・ほぼ完璧?労働生産性の数字だけ自信なし
大問2 線形計画法 ・・・小問1,2ともに正解。ここが正解できたのはでかかった。
大問3 CVP、NPV ・・・小問1はぐちゃぐちゃに解いて、全然はずれ。小問2、3は完全白紙。(計算過程も何も書かず)
大問4 記述 ・・・そこそこできたかな?でももっといいこと書けたと思う。
これで何点だったと思います?
結果は65点でした。
ほらね?NPVを丸々落としても余裕で合格点届くんですよ。このことから無理にNPVを解くより、他の問題の見直しや文章問題の修正に時間をかける方がよっぽどタイムパフォーマンスが高いと思います。
NPVを解きたくなる気持ちは痛いほど分かります。
だって皆、事例Ⅳで一番時間をかけて勉強しているところだから。
「あの努力を無駄にしたくない」
「あれだけ時間をかけて勉強したのに1点も取れないのは悔しすぎる」
「NPVを完璧に解いて、好きなあの子と結婚するんだ…」
受験会場にいる皆、同じ気持ちで事例Ⅳに臨んでいると思います。
でも一番大切なのは、試験に受かること。NPVを完璧に解くことではありません。
もちろん解けそうだと思ったら、しっかり取り組んでください。でも解き切ることは多分無理。まぁ、処理能力が超絶高い絶対にNPV解答するマン以外は、無理してNPVの沼に入らないことをお勧めします。
■おわりに
今、事例Ⅳの勉強、特にNPVを頑張っている皆様の士気を下げる気は全くありません。ただ、試験において戦略は大切です。
繰り返しになりますが、皆様の目的は試験に合格して中小企業診断士になることであり、決して試験でNPVを完璧に解くことではありません。
NPVは解けなくて当たり前、と思ってそれ以外の問題を確実に取れるようにしておきましょう。
次回は、たっかーさんの登場です。
お楽しみに!
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