【タキプロ文具研】#8 事例Ⅳ対策 電卓の機能美に特化した私のこだわり
読者の皆さん、こんにちは。
タキプロ14期のゆのです。
タキプロ文具研の記事として、8本目の投稿となります。
物への執着がほとんどない私ですが、事例Ⅳへの対策として唯一こだわった、電卓の機能美に特化してお話をしたいと思います。
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■はじめに
簡単にですが、自己紹介です。
名前:ゆの
年代・性別:30代・男性
職業:地方公務員(元銀行員)
受験歴:1次 1回、2次 1回
勉強時間:1次 300時間、2次 200時間
学習方法:ともに独学(11期タキメンが同所属というドーピングあり)
好きな科目:事例Ⅰ
苦手な科目:事例Ⅳ
モットー:事例企業に寄り添い、聞かれたことに真正面から答える
私が試験で使用した文具たちは、こちらです。
シャーペン:クルトガ スタンダードモデル|シャープ|三菱鉛筆株式会社 (mpuni.co.jp)
色ペン(赤しか使わず):フリクションボール4 | 製品情報 | PILOT
蛍光ペン(黄色のみ):フリクションライト | 製品情報 | PILOT
消しゴム:普段使いのもの
冒頭お話ししたとおり、あまり物に対する執着がなく、
シャーペン→折れずに書ければよい
消しゴム→消えればよい
フリクション→書けて消えればよい
ふざけているのか!!といわれそうですが、このレベルの思い入れです。
ではなぜ、タキプロ文具研で記事を書かせてもらおうと思ったのか?それは、私が事例Ⅳを攻略する上で、なくてはならない電卓の『機能』に出会ったからです。
これだけは共有したい!と思い、手を挙げました。
■事例Ⅳと経営分析と電卓と
事例Ⅳは、とにかく時間に追われて、焦ってケアレスミスをして自滅する、というのが私の王道の失敗パターンでした。これはどうにかしなければいけないと思い、事例Ⅳの得点戦略を見直しました。
【事例Ⅳの得点戦略】
①経営分析は、最初に解き、完答する。
②記述問題は優先して解き、8割の解答を目指す。
③NPV以外の計算問題は、NPVに優先して解き、5割の解答を目指す。
④NPVは最後に解き、部分点を狙い、深入りせずに捨てる。
このような戦略を立てたので、経営分析がより重要になり、絶対に落とせない問題になりました。
同期のタキメンの話を聞くと、選定する指標は、比率などからアタリを付けた上で、すべて計算したりはしないという方が多く、受験期にも、そのような助言は目にしていましたが、正直、アタリを付けられる気がしていませんでした。どちらかというと、すべて目で見てから、判断がしたかったんですね。
どうしようか・・・と悩んでいた時に、出会ったのがこのお話です。指標計算を簡略化(かつ安定化)できる電卓がある、そこに勝機を見出しました。
■その電卓の機能とは・・・
演算子を2回押して「K」が表示される電卓があると思います。これが今回の肝で、「定数計算」といわれる機能です。
13+5、13+6、13+9、、、と計算していく際に、「13++」と初めに打つことによって、5= 6= 9=と打つだけで、計算がどんどんできるというものです。
毎回「13+」と打つ必要がなくなるので、①その分の省略と、②ケアレスミスの低減、ができるというものです。
この機能が、電卓によってというか、電卓のメーカーによって仕様が異なるので、注意が必要です。私は、このために電卓を買い直しました。
普段使いはSHARPだったのですが、CASIOに乗りかえています。
私が計算する収益性の指標は、①売上原価、②売上高総利益、③販管費、④営業利益、⑤経常利益、⑥当期純利益の6つです。
さきほど、実際に電卓をたたいてみましたが、計算→転記にかかる時間が1指標10秒、D社と同業他社、D社の今年度と昨年度のように2つ分の計算をするとしても、2分程度で計算を終えることができます。
効率性の指標は、①売上債権回転率、②棚卸資産回転率、③有形固定資産回転率の3つです。
これは簡単ですね、「売上高」をメモリーに入れておいて、MR÷売掛金=、MR÷商品=、MR÷有形固定資産=で計算。2つ分の計算をして、1分程度で計算できます。
安全性の指標は、①流動比率、②当座比率、③固定比率、④固定長期適合率、⑤負債比率、⑥自己資本比率の6つです、これは、何も考えず計算してしまった方が早いので、1つ15秒で計算と転記を行って、3分程度で計算できます。
この6分を長いとみるか短いとみるかは人それぞれですが、私は、ひととおり設問を眺めた(この段階では、経営分析、とかセールスミックス、NPVなど何の問題が出ているか、大まかに把握するに留めます)後に、この計算をした上で、第1問に取り掛かる、というフォームで、臨みました。
■良かった点
全部電卓を叩いて計算するのと、この方法を使って計算するのとを比較して、個人的には3つの点でよかったと考えています。
1指標選択の精度が上がった
頭の中で考えるのではなく、まずは書き出した上で、与件文と併せて、全てを見比べながら考えることができるので、指標選択の誤りは、確実に減りました。明らかに悪い数字が、見える化できているので、自信をもって回答することができます。
2ケアレスミスが減った
毎回売上高を打つ必要がなくなったので、「うわー叩き間違ってるよ、またやっちまったよ」という自己嫌悪に陥る回数が減りました。分かっているのに得点が入らない、ということほど、悲しいことはありませんので。
3やることが決まっているので、精神安定剤になる。
与件を読んだり、設問を読んだりして、「はぁ!?」となり、頭が真っ白になりふわふわするような事象に遭遇する(令和4年度事例Ⅳ成長性指標・・・)ことも、本番ではあると思いますが、そうなった場合でも、まずは手を動かすと決めていますので、計算結果から、できることをする、というとっかかりを得ることができます。
手を動かしているうちに、本番でもなんとか冷静になることができました。
■5年度以降の注意事項
皆さんもご存じのとおり、4年度の二次試験において「生産性」に関する指標が問われています。
すでに準備されていることとは思いますが、単年度で成長性について問われなくなることは、想定しづらいので、ここ数年は、聞かれ続けるものだと決め打ちして、対応した方がよろしいかなと考えております。
生産性や成長性の指標についての記事を、14期のもよろんさんがまとめていますので、ここで紹介させていただきたいと思います。
【指標まとめ】生産性? 成長性? どっち?? by もよろん – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)
■おわりに
事例Ⅳの第1問でお悩みの方に少しでも有益な内容になっていれば幸いです。
なお、直前で解答のスタイルを変えることは想定していませんので、念のため、今後受験される方向け、とさせてください。
タキプロ文具研では、文具活用の視点から、受験生の皆さんがご自身に合ったスタイルを作り上げていくための助けになるような情報を、メンバーの経験に基づきコンスタントに発信してまいります。
次回もお楽しみに!
■読者の皆さんにお知らせ
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