振り返る診断士試験 by Kota

読者の皆様、こんにちは。
タキプロ15期の Kota と申します。  
気付けば2024年も早3か月。
世の中は、あと数日で新年度という今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
読者の皆さんのヒントに少しでもなればと思っています。1年間宜しくお願い致します!

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■はじめに

はじめに簡単に私の自己紹介をさせていただきます。

年代/性別:30代/男性
職種   :広告業・営業
受験歴  :1次_1回(2022年) 2次_2回(2022年/2023年)
勉強時間 :1次_約800時間 2次_約400時間
勉強方法 :週末予備校生
特性   :大学までスポーツに打ち込み、得意科目らしい得意科目無。


社会人になって約10年が経ち、現業の範囲外での知識や普段の仕事の中では中々携わらない領域の知見を深めたいと思い、
軽い気持ちと勢いで勉強を始めたのがきっかけでした。
何か読者の皆様の励みやきっかけが1つでも見つかれば幸いです。

■中小企業診断士試験を振り返り

普段は、広告会社に勤務し、営業の仕事に従事しております。
コロナ禍で働き方や企業を取り巻く環境が劇的に変わる中、「私はこのまま変化が無くて大丈夫なのか…」と漠然とした問題意識があった中で、
同僚とのふとした会話から、「何か新しいインプットをしよう」ということで、勉強を始めたことがスタートでした。

自己紹介でも軽く書かせていただいた通り、
軽い気持ちと勢いで始めた為、中小企業診断士試験の勉強内容や領域の広さ、難しさはつゆ知らず、
始めてから「軽い気持ちでは全然だめだ…」と思い知ったのが、振り返ると2年前のちょうどこの時期位だと思います。

そんな私ですが、参考までに、中小企業診断士試験勉強を通じて印象に残っていること(=恐らく合格に少し近づけたポイント)をご共有します。

■一次試験の勉強を振り返り

私は性格上、強制力がないと途中で「仕事が忙しい」等、何かと理由をつけて、勉強から逃げてしまうと思い、週末予備校生をしておりました。

受験対策機関活用のメリットは、言わずもがなですが、
①時間が無い人、知識が浅い人にとっては、試験に出やすい要点を絞って勉強できること
②出題頻度は高いが、受験生が躓きやすい点は時間をかけて、そうでないところはサクッと
 といった強弱がある為、力を入れるポイントが分かること
といった印象です。

一方で、授業に通っていれば試験に受かるかというと、そうではないのも事実で、
一番合格に近づいたと感じた点は、試験問題の選択肢に”癖”があると気付いた点だと思います。

私が感じた”癖”というのは(あくまで所感なので、個人差あるともいますが)、
正解”を選ばせるのではなく、”間違い”の解答を特定させる試験であるという点です。

気付いてからは、4~5つの選択肢のうち、迷っても2つの選択肢までには絞れ、
そうすることで、正答率は上がってきたという印象です。

選択肢は明らかな間違いではなく、あたかも正解に見えるように作られることも多いので、
「どのようなところに間違いが仕込まれやすいか」の感覚を身に付けることも正答率を上げる1つのスキルだと思います。

とはいえ、そのように気付いたきっかけは
知識が深まっていったことと、問題を反復して解いていたことからなので、
地道な反復練習が正答率を上げる近道であるとも思います。

■二次試験の勉強を振り返り

続いて、二次試験を振り返ります。
二次試験を2回受験した私としては、1年目と2年目は全く違う勉強をしました。

二次試験は、一次試験の勉強と違い明確な解答を導きづらい(自分の解答もあっているだろと言い訳がしやすい)こともあり、
正直、知識が身についているのか実感も無いため、1年目は何をすればよいかわからず、
「とりあえず過去問を解く」といった勉強に対する目的がはっきりしないまま試験当日を迎え、結果撃沈でした。

1年目の試験終了後は、「仮に1年間二次試験の勉強をして果たして受かることができるのか?」とも
思ったくらいどのように勉強すれば力が付くのか全く分からない状況でした。

そのような中、たまたま2回目で合格できた今だからこそ振り返ると
2年目の勉強で重要だったと感じるポイントは、
■行間を読む癖をつけること
だと思います。

二次試験の事例は、知識もさることながら、
事例企業の置かれている状況が「なぜこの表現で記述されているのか」といった
違和感を持てること、特徴的な表現を見つけられること、それらを限られた時間・焦っている中で
いかに特定できるかが重要だと思います。(+事例Ⅳはその違和感から解答を導くための道筋を立てられること)

そのために私は、2年目は受験日から逆算して半年くらい前までは、
初見の事例問題であっても時間内に全て解くということよりも(内心もったいないとも思いながら)、
初見の事例でどこまで行間を読めるかに重点を置き、時間をかけて問題文と向き合うことを重要視して取り組みました。
これらを繰り返すことで、行間を読むスピードが上がり、着眼点がシャープになっていったと思います。

二次試験は「冷静になれば」「時間を掛ければ」解けるということがよくあると思います。
一方で、この”時間”と”焦り”との勝負が一番厄介な敵でもあると思いますので、
試験当日にいつも以上に時間を掛けられるように、意識しなくても気になってしまうくらいの”行間を読む癖”を
習慣化できたことが、私が合格に近づけた1つの要因だと振り返ると感じます。


■おわりに

得点の積み上げ方や勉強方法は、千差万別だと思いますので、
「なんか上手くいかない」とフラストレーションがたまっている方の何かしらのヒントになったら幸いです。

次回は、かずや さんの登場です。 

お楽しみに! 

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