まずは敵を知ること、戦いはそれから
こんにちは。実務補習もいよいよ大詰め、ラストスパート、黒@タキプロです
まずは、私の健康管理法。
ずばり、悩みすぎないことです。
”健康管理”には当てはまらないかもしれませんが、精神衛生上これは非常に重要です。
勉強をしていると、どうしてもなかなか理解できない問題、
何度見ても覚えられない項目というのが出てきますよね。私はたくさんありました。
それをいちいち悩まない、最終的にクリアできればOKの精神です。
どうせ長い時間勉強するのですから、少しでもポジティブにいきたいものです
さて、本題です。
今日は前回、前々回に引き続き、財務のお話です。
先日タキプロアンケート中間結果が発表されました。
結果を見て、2つの驚きがありました。
1つ目は、多くの方が1次試験での好きな科目に「財務・会計」をあげていることです(7科目中の2位)。
一方で、嫌いな科目に選んでいる方は少なく、下から数えた方が早いです(7科目中の5位)。
個人的には、「経済学」と並んで嫌いな科目の首位争いをすると予想していたので、意外な結果でした。
2つ目の驚きは、2次試験の嫌いな科目のトップが「事例Ⅳ」だったことです。
なんか「ん」て感じじゃないですか?
1次試験では「財務・会計」が好かれていて、2次試験では「事例Ⅳ」が嫌われている。
単純に考えると、なんか変ですよね。
■1次の「財務・会計」と2次の「事例Ⅳ」の違い
ご存知のとおり、事例Ⅳは財務・会計を中心とした科目です。
問われ方の違いこそあれ、同じ財務に違いありません。
そこで、2つの科目で好き嫌いが分かれてしまった理由をいくつか推察してみました。
①広く浅く問われる1次は好きだが、深く問われる2次は嫌い
②2次は一問あたりの配点が大きいため、計算ミスが怖い
③1次レベルの問題は解けるが、まだ対策が不十分で2次では点数が伸びない
この他にもいろいろ考えられますが、時期的にもおそらく③の方が多いのではないかと考えています。
たしかに「事例Ⅳ」は1次の「財務・会計」の延長上にあります。
しかし、一問一問のレベルには大きなギャップがあります。
このギャップが好き嫌いを分けている要因かもしれません。
更には、このギャップが「事例Ⅳ」の輪郭をあいまいなものにしているかもしれません。
■まずは敵をしること、戦いはそれから
では、事例Ⅳの苦手意識をどうやって克服するのか。
まずは敵を知ることだと思います。
敵の輪郭がぼやけていては戦いようがありません。
「財務・会計」と戦う前に、「事例Ⅳ」のおおよその輪郭をつかんでおきたいところです。
「事例Ⅳ」は1次の「財務・会計」より、問題が数段難しいと書きましたが、
悪いことばかりではありません。出題範囲は1次と比較して狭くなります。
簡単にイメージを示すと次のとおりです。
1次の財務・会計
出題範囲・・・財務・会計全般、
難易度 ・・・一部の問題を除いてそれほど高くない
2次の事例Ⅳ
出題範囲・・・出題範囲に偏りあり
難易度 ・・・高い
”偏り”を具体的に言うと、例年、アカウンティングよりもファイナンスからの出題の割合が大きくなっています。
更に言うと、まず経営分析は必ず出題されています。
また、DCF法、CVP分析、キャッシュフロー計算書、通貨オプションといった分野が頻出分野として挙げられます。
■事例Ⅳを意識して、財務の勉強をする
特に、今年ストレート合格を目指すみなさんにぜひおすすめなのが、
事例Ⅳのイメージを頭の片隅に入れつつ、1次の財務・会計を勉強することです。
上に書いたとおり、事例Ⅳは出題範囲に傾向・偏りがあります。
そこで、1次の財務・会計を勉強する際に、
2次で出題される範囲は2次対策も兼ねてしっかり理解、
2次で出題されない範囲はとりあえず1次で解ければOK、の意識をもって臨むことです。
1次の成績アップは当然のこと、
事例Ⅳへの苦手意識克服、 事例Ⅳを勉強する上での基礎固めまで付いてくる。
もう、一石三鳥と言っていいでしょう
ストレート合格を目指すのであれば、
予め2次のことも頭に入れて、効率よく1次試験の勉強に打ち込みたいところです。
口で言うのは簡単、実行するのが難しいんですけどね
では、今回はこのへんで。
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