2次試験4事例に共通すること by kota
読者の皆様、こんにちは。
タキプロ15期の kota です。
1次試験まで残り2カ月を切り、いよいよ追い込みをかけている時期かと思います。
また、2次試験のみ受験をする皆様は、残り4カ月どのように地力をつけていくか、
日々奮闘されている時期ではないでしょうか。
2次試験を振り返り、4事例に共通して使えそうと感じた私なりの視点をお伝えしたいと思います。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
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■はじめに
4事例それぞれ、必要な知識が異なることは前提に、
その中でも共通して持っておくことで、何かしら解答を導き出すことに役に立つことは無いかという観点で、
私が感じた視点を3つご紹介させていただきます。
これから(今後)2次試験を勉強する方には、「こんな視点をもって事例を読んでみたらどうか」
既に、2次試験を勉強されている方には「改めて意識的に事例を読んでみる視点」
として、参考にしていただければ幸いです。
■視点①
1つ目は、合格ライン60点を取るための設問ごとの取捨選択(解答時間の強弱)です。
どの事例にも共通して言えることは、
「100点を取るための精度を高めた解答を出すには、時間が足りない」という点です。
色々なところで、またタキプロでも何度も出ているかと思いますが、
1次試験は、100点を取る試験ではなく、合格ライン(各事例目標60%)を超える試験になります。
分かっていても実際、事例に取り組んでいくと、深みにはまり時間が足りなく、
結局得点が取れそうな設問に時間を掛けられずに得点が伸びない…ということが、
度々発生します。私も勉強期間中の大半がそうでした。
「言うは易く行うは難し」であることは、私自身も痛感した部分ですが、私の経験では、
勇気をもって60%を達成するための取捨選択、設問への取り組む強弱をつけるという視点をもって
問題を解きにかかるか、目標定まらず問題を解きにかかるかで、結果GOAL(=点数)は確実に変わってきました。
まだ、事例問題を複数解く時間は残っていると思います。
中々得点が伸びず悩んでいる方は、是非60点を取るためのアプローチを試してみてください。
結果、「設問1つ1つの解答のクオリティが上がり、得点が積み上がる」「難しい設問の場合は、最低限確保したい得点を堅実に獲得できる」といった実感が得られるとともに、安定感にもつながってくるかと思います。
■視点②
2つ目は、「影響」と「効果」を考えるという視点です。
事例で出題される企業は、何かしらの問題や課題を抱え、その解決策を中小企業診断士として、
解答するというのが、2次試験の基本的なスタンスになるかと思います。
与件文の中には、分かりやすく問題や課題がかかれていることもあれば、
分かりづらく記述されていることもあります。
また、分かりやすい問題や課題ほど、そのまま解答の根拠として飛びつかず、
設問の意図(要求)に対して解答の根拠になり得るかを一考すべきというのが、私の所感でした。
一旦立ち止まる視点としては、
「この企業が抱える問題、課題は、そのままにしておくと、どのような影響があるのか」
「提案(解答)する策を提示することで、その企業はどのような効果(結果)が得られるのか」
を着眼点とすることオススメします。
そこまで踏み込んで考えることができると、解答の精度や一貫性、確実性が上がってくるかと思います。
事例Ⅳでこれから取り組もうとしていることの評価を求められていることや、
事例Ⅰ~Ⅲの過去やったことに対する狙いなどを問われる設問に対しても、
この「影響」と「効果」という視点をもって考えると、解答の糸口が見つかることが増えました。
■視点③
3つ目の視点は、”強み”は活かしたい。という視点です。
少し事例Ⅱの視点に近く、マーケティング寄りの視点になってしましますが、
解答に迷ったとき、解答が中々導き出せない時の拠り所として、私が持っていた視点です。
事例企業は、中小企業のため資金力では大企業に勝てないが、何かしらの”強み”は保有している。
その”強み”を①強化して伸ばしていくのか。 ②活用することで、課題や問題の解決につながげられないか。
この2つの視点は解答に窮した場合の拠り所として、持っていた視点です。
時として、明確に解答の根拠を導き出せなかったり、
根拠が複数あるように感じてしまい焦ってしまうこともあるかと思います。
その際の拠り所を自分自身で持っておくことで、「100%の解答でなくとも手堅く点を積み上げる。」
「0点にはならない。」ということにもつながり、結果全体の得点の底上げに繋がりました。
■おわりに
6月も終わると1次試験までは残り1ヶ月!勉強に費やした時間は必ず、
皆さんの結果に返ってくると思いますので、つらい時期だと思いますが、
頑張ってください!
次回は、かずや さんの登場です。
お楽しみに!
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