ストレート合格は地獄の日々でした💦 byおくそん
タキプロ15期の おくそん と申します。
いよいよ明日から7月に入るので1次試験を受験される方は佳境ですね!
タキプロの記事や予備校模試も活用し、0次試験と呼称される体調管理を万全にされながら、ラストスパート頑張ってください!
時期的に1次試験のことを書いた方がよいのでしょうが…ストレート合格(または短期合格)を目指される方向けに、僕の1次/2次の並行学習を紹介させて頂きます。
目次
■はじめに ー診断士を目指したきっかけー
20代〜30代前半は商社営業、30代後半はメーカー調達 で、最終商品に使う材料や現場が使う資材を主に担当してきた僕ですが、営業でも調達でも
【自社の収益改善の為に、販売先も仕入先も新規発掘し、トライ費(≒人件費)以上の提案構築して、受発注まで伴走し、資金回収から与信管理まで対応】してきたので、自分自身のことを「ワイはコンサルや!」と思って仕事をしてきました。
ワイは猿や、【自称】コンサルタントの猿や!
ただ明確な裏付けもなく、自称と自己満足だったので、中小企業診断士受けようかな…と約5年前から思ってましたが、本職でそこそこの評価を頂けてたのと、子供と遊ぶのが楽しすぎて、今更勉強なんて。。と避けてました。
そんな中、新規PJT立上げの複業メンバー公募があり、「ワイはコンサルやし余裕や」と意気揚々と申込み、メンバーに選ばれたものの…、最初の新規開拓は成功したものの、その後の代理店とのシガラミ解消や、協業する広告代理店メンバーのマーケティング力に圧倒される…等等、見事に鼻っ柱を折られることになり…。
このままでは自身がコンサル(と言い張ってきた)人生が終わる…!と思い、(でも子供可愛いしなーと少しマゴついた後に)22年9月に何も調べず、最大手という理由でTACに申し込み、受験を決めました。
■受験生活・前編(22年10月〜23年4月)
財務は最初手こずったものの、人は簡単に変わるもんでなく、TAC講義後の1次試験の養成答練も初回は全科目6−7割、科目によっては9割取れたので、割と舐めてました。 (勉強と並行でフルマラソンに向けランを週2ー3日してましたし、長男と隔月で旅行に行ってましたw)
ただTAC講義で23年2月に初めて2次過去問(たしかR3)に取り組んだことを皮切りに、一気に奈落の底に叩き落とされました。「国語得意やし、1次養成答練の成績もいいし、まあ60点はいけるっしょー」とかお調子こいてたんですが、
事例Ⅰ・24点 / 事例Ⅱ・40点 / 事例Ⅲ・9点 / 事例Ⅳ・34点 とメタメタでした…
そこから2次試験攻略のブログを読み(ただタキプロ、ふぞろい、一発合格、に辿りつかず…)、全知全ノウのフレームワークを転記する等で2次対策を始めました。
「TAC以外で勉強してる、偉いぞ僕。」という謎の自尊心(と続・お調子)を持って、22年4月にTAC2次実力チェック模試を受験した結果、総得点120点 でした… 科目別の点数は失念しましたが、事例Ⅲが全国で下から2位だったのを強烈に、鮮明に、覚えています。
■受験生活・中編(23年5月〜7月)
個人的にとても辛い経験だったのですが、試験の難しさを知らない両親と妻に「勉強を理由に子育て放棄してるのに、来年に跨ぐとかないで?!💢」と言われ、覚悟を決めました。
ラン断ち、断酒、スマホからSNS削除、LINE非通知化、友人からの全てのお誘いや家族旅行も断り、職場には評価マイナスでよいと上司に伝え、①1年の異動や担当交代の辞退、②週4−5日在宅の合意、③空気を一切読まない定時退社(早出残業でお尻を決めてやる)で、平日5時間/日、土日8時間/日の勉強時間を確保しました。
勉強法も行き当たりばったりなつまみ食いでなく、自分が納得できる合格者を探しました。最終的にふぞろいのおみそさんに辿り着き、徹底的に勉強法をパクリました。
■受験生活・後編(23年8月〜24年1月)
1次試験後は、いわゆる「開眼」に向けふぞろい採点でH23年度から2次試験の過去問演習に取り組みました。ただ上述のトレーニングを行ってましたが、暫くは40−50点を徘徊してました。
1事例毎の復習に1ー1.5時間かけているのに、なかなか点数が上がらない…と悩んでいた中、お盆休み頃にH28事例Ⅲでポロッと80点が取れました。要因分析してみると、40−50点の答案では与件文の着眼点は大外ししないものの、問題点や課題に対するキーワード発出の瞬発力や要約力が不足していました。おみそさんの教えの通り、僕はキーワード採点を信奉していたので、下記のツールを活用しました。
①ダンシくんのサブノート
⇨在宅勤務中のBGMとしてインプット → 自動車内で流して時間内に答えてアウトプット
②おみそさんPinterest (なぜか埋込みできませんでした…)
⇨おみそさんの思考がまとめられたノートになります。
子供のお迎え、トイレ、昼休み、在宅勤務中のつまらん会議(コラ!)、等等、iPadを小脇に抱えて、全ての隙間時間に目を通してインプットしてました。特に下記のような要約手法を駆使してキーワードを盛り込んだ解答作成が出来るようになりました。
データベースで一元化→DB一元化 / 双方向コミュニケーション→双方向交流
こだわり→拘り / 従業員のモラール向上→社員の士気向上 / ため→為、など→等
上記と直近5年の過去問で、ふぞろい採点90点以上を獲得できるまで、過去問演習を繰り返しました。
下記が過去問演習の履歴です。(壁に貼って記入していたので字が汚くてスイマセン)
今見たら一部90点取れてませんね…
■2次試験当日〜筆記試験の合格発表日
2次試験当日は、部屋の窓が締め切られていて事例Ⅰの途中で、酸欠で気絶しそうになったことくらいしか覚えてません…試験開始30分くらいに試験官に窓開放を希望された方がいて九死に一生を得ました。
またサッカーの試合90分x4試合くらい疲れる、とどこかで評される通り、体験したことのない疲労感でした…(その中で最後にミスNGの事例Ⅳという恐怖!)
2次試験の3−4日後には再現答案を作成して、各予備校(TAC、LEC、MMC、等)や採点サービス(採点くん、あゆゆうさん、等)に送りましたが、予想は軒並み悪かったです…。記憶ではB、C判定が大半。。という状況で、10月末に試験を終えて、合格発表の1月までが最も精神的に辛かったと思います。
「また来年に2次試験かー」と思い悩んで夜眠れなかったり、「結果を見たらALL D判定」のような夢を見たり。。妻にも子供にも事あるごとに「アカンかったかもやゴメンやで」と謝意を伝えていましたし、合格発表日を迎えるのが憂鬱で年明けもめでたいと感じませんでした。
そして発表前日の夜に、「中小企業診断協会の合格掲示を見たら合格者2人!!」というわけのわからない夢(夢見過ぎw)を見た後、まあダメでしょ…と発表を見たら、なんと番号があり、人生初の15度見をし、自宅で雄叫びをあげました。
その後の2次口述試験後に、得点開示があり、
事例Ⅰ・87点 / 事例Ⅱ・56点 / 事例Ⅲ・71点 / 事例Ⅳ・57点 →計271点
という点数でした。
再現答案の予想でも一番悪かった事例Ⅰでオーバーキルとなりました。…ひょっとすると軽い酸欠気味の方がよいのかもしれません…w
■おわりに
出来るだけ要約したつもりですが、長くなってしまいました。最後までお付き合い頂き、あリがとうございます!
次回は、こみ さんの登場です。
お楽しみに!
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