1次試験が終わったら byわかくさどう

タキプロ15期の   わかくさどう と申します。  

本日は、ようやく終わった1次試験のその後について、お話ししていきたいと思います。



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■はじめに

受験生の皆様、なにはともあれ、本当に1次試験おつかれさまでした!!

まずは、ここまで頑張ってきた自分をねぎらってあげましょう。

で、す、が、ここで休んではいけません!

(かくいう私は1年目一休みしてしまいましたので、大きな反省を込めて)

1次試験の結果は来月出ますが、今から合格した仮定で今後待ち受けている様々なものに備えていく必要があります。

■1次試験合格後、診断士になる道は2つ

1次試験の後の道は大きく分けて2つあり、①養成課程に進む②2次試験受験となっています。

①については大学院等で所定の授業や実習を受けて診断士になるものですが、

入試があり、かつそこそこ倍率が高く、修了することで診断士資格は得られるものの、決して楽な道ではないと聞きます。

申し訳ないのですが、私は養成課程についてあまり詳しくないので、本日は割愛させていただき、

以降は②の2次試験受験の道を選んだ場合の今後の試験概要について、お話していきたいと思います。

■【step1】2次筆記試験

1次試験とは様々な点で異なる試験です。以下にポイントを挙げていきます。

すべて記述式

・科目は以下の4科目

 事例Ⅰ「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」

 事例Ⅱ「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」

 事例Ⅲ「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」

 事例Ⅳ「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

・1事例に対して4,5問程度の出題で、短いと20~30字、長いと100字・150字などで助言を記述していきます。

・1事例につき100点配点で、合格基準は一次試験と同様に60%以上(つまり240点)かつ各科目で40点を下回るものがないもの、となっています。

・合格率が18%台と一定なので、実態は絶対評価でなく相対評価の試験であり、各事例の点数も適宜調整が入ると言われています。

年度受験者数筆記試験
合格者数
口述試験
合格者数
合格率
令和58,2661,5571,55518.9%
令和48,7451,6321,62518.7%
令和38,7571,6051,60018.3%
令和26,3881,1751,17418.4%
令和15,9541,0911,00818.3%
平成314,82190690518.8%

・1次試験と異なり、科目合格はありませんので、4事例計で240点を割ってしまえば、いくら良い点を取れた事例があっても、振り出しにもどることになります。

・事例ごとの難易度が(特に事例Ⅳ)年によって結構変わるので、得意不得意をあまり作らずにボトムアップを図っていった方が合格安全性は高まるように思います。

・正解が公表されない、回答が示されない試験です(『出題の趣旨』なるものは発表されます)。

・東京地区の会場は、大正大学や立教大学などが指定されているようです。

■【step2】2次口述試験

・口述試験は、受験性1名に対し、試験官2名程度で行われる1月下旬に実施される面接試験です。

合格率は(前項の合格率の表参照)ほぼ100%。会場に時間通り行けば受かるといわれています。

・約10分間、試験官の方から2次試験の事例内容を絡めて出題される質問に対し、口頭で回答します。

・試験内容は決して簡単ではないので、ほぼ合格とは思っていても、試験官を務めてくださっている診断士の方々への敬意を込めて、またこれまで頑張ってきた総仕上げとして、万全な準備して当日を迎えるのがいいと思います。

・東京地区の会場は立教大学が多いようです。

・問題は2次試験の合格発表から口述試験までの期間が10日程度と短期間なこと。

効率よく準備するため、タキプロはじめ、受験生応援団体が口述試験対策のセミナーを実施するので、活用しない手はないですね!

■【step3】実務補習・実務従事

・実務補習・実務従事とは、中小企業診断士のたまごが5~6名でチームを作り、実在する中小企業の経営診断業務を行うものです。

・実務補習・実務従事には『ポイント』という概念があり、概ね1日が1ポイントになります。

・中小企業診断士として登録するためには、2次試験合格後から3年以内に15ポイントを獲得する必要があります。

・中小企業診断協会が実施するものを実務補習と言い、民間企業・団体などが実施するものを実務従事といいます。

・いずれも有料のことが多く、内容もなかなかのハードさです。

・診断協会が実施する実務補習では、指導員の先生がついてくださって、指導や監督を受けながら実務が行われるので、非常に勉強になり、またその後長く付き合える診断士仲間を見つけられるよい機会にもなります。

■おわりに

以上、2次試験とその後の資格取得までの流れをご紹介しました。

診断士試験は、いわばこれからが本番。

ぜひ、皆さん今一度気を引き締めて、この先を楽しみに進んでいきましょう!

次回は、Kota さんの登場です。 

お楽しみに! 

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