【事例Ⅰ】国語の解き方は通用するか? by ゆるふ

事例Ⅰ

読者の皆さんこんにちは!
タキプロ15期のゆるふと申します。
今回のブログのテーマは事例Ⅰ=組織・人事に関する事例です。
初歩的な内容で、2次試験を初受験の方や事例Ⅰが苦手な方向けの記事となっております。
最後まで読んでいただけると幸いです。

私が書かせていただいた他の記事も、よろしければご参照ください。
経営情報システムの傾向分析とおすすめ勉強法 byゆるふ
【企業経営理論】問題文の読み方 by ゆるふ
【財務・会計】図で理解する財務3表 byゆるふ
試験当日の食事法 by ゆるふ
  

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■はじめに

私は事例Ⅰが苦手です。。
それでも何とか喰らい付き、本番は59点でした。
そんな私が今回事例Ⅰのテーマを担当させていただくことになり、「幸の日も〜の紹介は外せないよなー」などと軽く考えていました。
しかし、参考にと15期タキメンの事例Ⅰのこれまでの記事を読み、驚愕しました。
みなさん、SSS〜A評価をばんばん獲得されているではないですか…‼︎
それに、記事の内容がこれまた素晴らしい…‼︎
幸の日も〜の質がまるで違いますし、それだけでない解き方の本質がゴロゴロ書かれていました。
私も合格できた身ではありますが、受験生時代にこの方々の記事を読んでおきたかったと心から思いました。
そんな感じですので、A評価以上を狙うために参考にすべき記事は同期タキメンに任せます(笑)

事例Ⅰは「◯◯性」で攻略しよう!byみうらちん
事例Ⅰ 2度目の試験に向けた私の反省勉強 by ビビタク
迷える子羊のための与件文・設問文の構造分析例 byたろー
一次知識の要否と設問解釈、再現答案に触れながらbyやま
「与件に忠実に」は本当か?〜91点の答案を見ながら〜 by なー
事例Ⅰの倒し方についてbyみっひー
ビジョナリーであるということ〜事例Ⅰに開眼するまで byにゃーもん
時計を忘れた人のための事例Ⅰ by N
私の与件のメモ 〜91点の与件を見ながら〜 by なー
事例Ⅰで大切なこと by こう
浮き沈みを克服した事例Ⅰby Naobo
87点が取れた事例Ⅰについて byおくそん
事例Ⅰ 改めて「さちのひもけぶかいねこ」  by TAKU

私からは事例Ⅰが苦手、2次試験の学習始めたてのような方々に向け、最低限の点数を取れるようになるための解き方をお伝えできればと考えております。
事例Ⅰのテーマではありますが、事例ⅡとⅢも同じような解き方でB~C評価までは取れるようになると思います。
2次試験初学者の方や解き方に迷走中の方に、少しでも参考になれば幸いです。

■まずは国語の問題と割り切る

これから話をする「国語の問題の解き方」とは何かといいますと、
設問の解答の根拠は必ず本文中にあるため、それを引用したり、言い換えたりして解答を構築する
というものです。
恐らく、皆さんも学生時代に普通にやっていた解き方だと思います。

さて、診断士2次試験は国語の問題か?
これは色々な場所で論争が起きていると思います。
私的に、国語の問題の解き方だけではA評価は決して取れないと思っています。
それなのになぜ紹介するかというと、比較的簡単と言われる分析系の設問だけであれば、国語の解き方(=与件文の引用)でも合格点が狙えるからです。

2次試験の設問は大きく分けて、分析系助言系に分けられます。
分析系は事例企業の過去〜現在についてを問われています。
一方、助言系は事例企業の将来についてを問われています。
R5事例Ⅰの設問を例に、分析系か助言系かを分類してみます。

第1問【分析系】
統合前のA社における①強みと②弱みについて、それぞれ30字以内で述べよ。

第2問【分析系】
A社の現経営者は、先代経営者と比べてどのような戦略上の差別化を行ってきたか、かつその狙いは何か。100字以内で述べよ。

第3問【助言系】
A社経営者は、経営統合に先立って、X社のどのような点に留意するべきか。100字以内で助言せよ。

第4問
A社とX社の経営統合過程のマネジメントについて、以下の設問に答えよ。
(設問1) 【助言系】
どのように組織の統合を進めていくべきか。80字以内で助言せよ。

(設問2) 【助言系】
今後、どのような事業を展開していくべきか。競争戦略や成長戦略の観点から100字以内で助言せよ。

基本的に助言系の設問では「(中小企業診断士として)助言せよ」と書かれることが多く、その場合は分類も簡単です。
与件文には、事例企業のこれまでの生い立ちや現在置かれている状況について書かれています。
したがって、過去〜現在について問われている分析系の設問であれば、与件文から該当箇所を漏れなく抽出できれば、それだけでも合格点を狙えます。

■国語の解き方では解けないが役に立つ

一方、助言系の問題では、与件文から事例企業に助言すべき内容を自分で類推しなければいけません。
求められている解答内容がそのまま与件文に書かれていないことが、助言系の問題が国語の解き方では点数にならない理由です。
類推する内容は、1次試験の知識になります。
事例Ⅰであれば、ここで「幸の日も〜」が役立ちます。
注意点としては、「幸の日も〜」を何でもかんでも盛り込めば良いという訳ではありません。
必ず与件文に沿って、かつ設問の要求(レイヤー)にも合致した内容でなければなりません。
ここが2次試験を難しくしている点だと思います。

しかし、国語の解き方だけでは解答が作れないとしても、類推すべき内容の素となる与件文の箇所を探し当てるという作業としては、国語の解き方も役立ちます。
先述しましたが、助言系の問題も与件文に沿った解答が求められますので、類推の素となる与件文の該当箇所を探し当てることが必要です。
与件文から類推できない1次知識は点数にならない(なっても低い)と思います。

以上から、助言系の問題でも国語の解き方はある程度使える武器になるといえます。

■国語力+類推力で合格点を目指す

国語の解き方で分析系の問題は合格点が取れますので、あとは類推の精度を上げることで助言系の問題もクリアできるようにします。
類推の精度を上げるには、

・類推に使う与件文の該当箇所を抽出する力

・与件文の言葉から1次試験の知識(キーワード)を類推する力

が必要だと考えます。
前者に関しては、分析系の問題が漏れなく解答できるよう訓練すれば十分な力が得られると思います。
後者に関しては、過去問を解く度、自分なりに与件文の言葉と1次知識(模範解答)のキーワードを対応付けて、ノートにまとめておくことで力をつけられると考えます。
私自身はこの作業が不十分だったと反省しています。
自分なりに、という点が大切ですが、まだ2次対策始めたばかりという受験生は、冒頭にも記載した15期タキメンの記事をご覧になると参考になると思います。
また、学習を重ねてきた受験生にとっても、自分の知識で抜け漏れていた部分を埋めることができるので非常に参考になります。

タキメンにはスゴイ方がたくさんいます。
改めて、タキプロブログは受験生必見であると強調します。

■おわりに

私の今回の記事はとても初歩的な内容だと思います。
しかし、1次試験後に初めて2次試験の問題見た時の、何もできない・何も思いつかないあの状況を思い出すと、これだけでも喰らい付けるようにはなっているはずです。

まだまだ時間はあります。
1次試験を通過しているだけで、十分知識は付いています。
自信を持って2次試験問題に何度も対峙し、少しでも早く自分の解答の型を編み出せるようにしましょう。

皆様の学習を全力で応援しております!

次回は、にゃーもんさんの登場です。 

お楽しみに! 

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