事例Ⅱ苦手な私が意識していたこと by kenken
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■はじめに
タキプロ15期の kenken です。
皆さん、事例Ⅱ得意ですか?
私は過去問や模試を解いた際、事例Ⅱの振れ幅が大きかったため、本番では無理せず耐え忍ぶ戦略を取りました。
本番直後はまったく解けた感触なかったですが、なんとか64点で合格点は取れました。
そんな私が、事例Ⅱの解き方で意識していたことを今回は3つピックアップして書きます。
本記事は、私と同じく事例Ⅱが得意でないという方向けの内容となります。
少しでも参考になれば、幸いです。
■3CをSWOTで解く
設問1はSWOTか3Cを解かせる問題ですね。直近2年は3C分析が問われています。
3Cの主役は「顧客」でありニーズが最優先(マーケット・イン)、SWOTは自社の目標を達成するために「自社の視点」で見ている(プロダクト・アウト)とそもそもの考え方に違いがあります。
3CやSWOTにの考え方ついては、こちらの記事が参考になります。とても勉強になります!
https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case2/119443/
本来は設問1で問われる観点に沿って解くべきです。
しかし私は限られた時間の中で解き方をパターン化したかったので、与件を読む際はSWOTの観点でマーキングを行い、もし、3Cが出た場合もSWOTで対応させていました。
対応は以下の通りです。
3C | SWOT |
---|---|
自社 | S(強み),W(弱み) |
市場・顧客 | O(機会) |
競合 | T(脅威) |
S(強み)、W(弱み)は自社、O(機会)の中に市場・顧客も含まれますし、T(脅威)の中に競合も含まれていますよね?この観点があれば、3Cを書く際に、自社のS(強み)だけ入れて、W(弱み)を書き損ねたなどの観点漏れは防げると思います。
■ターゲットに自社の強みを当てることは絶対条件!
そんなの当たり前だと思われる方がほとんどだと思うのですが、事例Ⅱを外さないためのポイントです。
意外と解くのに夢中になって、振り返ると全然B社の強みが活かせていない助言だったということが多かったので、強く意識していました。
具体的には、「だ・な・ど・こ」フレームの「だ(だれに)」を決める際、デモグラフィック(人口統計的基準:男性、女性など)、ジオグラフィック(地理的基準:郊外に住むなど)、サイコグラフィック(心理的要因:高級志向のなど)に分解して解いていますよね?
デモグラフィックやジオグラフィックは与件に明示的に書かれていないことも多いですが、サイコグラフィックは絶対に拾ってください。
これはターゲットのニーズにあたるので、そのニーズに対して、競合がやっていないB社の強みを当てることが事例Ⅱを外さないためのポイントです!
私は、解答メモを作る際に以下のように「だなどこ」と書くとともに強み(S)、ターゲットのニーズ=機会(O)もテンプレとして書き、与件で拾ったSを絶対に解答要素から漏らさないことを意識していました。
写真はO(機会)にS(強み)を当てると明示的に示すために矢印(→)を書いています。
■連携や協業する際に、お互いにうまみ(メリット)がある施策になってる?
中小企業は経営資源が乏しいです。なので、他社や地域と連携・協業して経営資源を補うことが多いです。
問題でもこの観点で問われることが多いですが、あなたが思いついた助言は、きちんと相手先にとってもうまみ(メリット)がありますか?
当たり前のことですが、相手にとってうまみが無ければ協業しないでしょう。
自社の弱みの補完という視点のみで、協業先を見つけるのでは、この視点は抜けてしまう可能性があります。
お互いにwinwinの形になっているかを意識しましょう。
例えば、R3の問題では
B社の想い:オンライン化の流れを踏まえ、ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたい
B社の弱み:ECサイトなど構築ノウハウ無し
協業先候補:専用サイトをもつY社
ここで、両社にとってwinwinな方法は何か?
1例ですが、「Y社新米やペットボトル入り水とX社の手作り豆腐セットを豆腐丼レシピと共にセット販売する」
この施策はB社はネット販売が可能となりますし、Y社商品の売上向上にもつながります。お互いにうまみのある施策にはなっていると思います。
■おわりに
いかがだったでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。事例Ⅱはいわゆるポエムが生まれやすい事例ですが、
何かしら誘導要素があります。自分で思いつくのではなく、意識して誘導に乗るようにしましょう。
次回は、こう さんの登場です。
お楽しみに!
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