勉強方法~診断士試験は情報戦~ byミラクル

2次試験勉強の始め方

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2次試験を受験した皆様

試験勉強大変お疲れ様でした。2次試験が終了して約10日が経過し、モヤモヤしながら情報収集していると思いますが、結果は本当に分かりません。例年、落ちたと思っていても合格している方は沢山います。手応えと結果が違う不思議な試験ですので、試験のことは一旦忘れて、これまで試験勉強で我慢していた色々なことを精一杯楽しんで下さい。

口述対策は1月15日の合格発表後でも全然間に合います。タキプロでは口述試験対策も行いますので、それまでは試験のことは忘れて1月15日以降に、是非タキプロブログに戻ってきて下さい。

■はじめに

本日はこれから中小企業診断士試験の勉強を始める方へ向けた投稿となります。是非最後までお付き合いください。

■中小企業診断士試験の仕組み

中小企業診断士試験は1次試験2次試験口述試験3段階から成り立っています。

1次試験

1次試験はマークシート方式で、以下の7科目となります。

  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業経営理論
  4. 運営管理
  5. 経営法務
  6. 経営情報システム
  7. 中小企業経営・政策

総点数の60%以上(420点以上)であって、かつ1科目でも満点の40%未満(40点未満)のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率が合格基準となっています。

2次試験

1次試験に合格した後に受けるのが2次試験です。こちらは筆記試験で、以下の4科目となります。

  1. 事例Ⅰ「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
  2. 事例Ⅱ「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
  3. 事例Ⅲ「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
  4. 事例Ⅳ「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」

総点数の60%以上(60点以上)であって、かつ1科目でも満点の40%未満(40点未満)がないこととなっています。

口述試験

2次試験の筆記試験に合格すると、口述試験があります。これは面接形式で行われ、試験官からの質問に対して口頭で回答します。

口述試験における評定が60%以上であることを合格基準となっています。

■勉強方法の整理

勉強方法は主に以下の方法があると思います。

◆予備校通学

◆予備校通信

◆オンライン学習

◆独学

受験される方の、居住地、仕事の忙しさ、時間の余裕、金銭面、其々の特性に合った勉強方法等、複数の要因によって勉強方法を選択することになると思います。当たり前ですが、どの勉強方法を選択しても、しっかり試験勉強と向き合うことで合格は可能です。

私は、仕事の面で時間の制約があっため、独学を選択しました。個人的には、診断士試験は色々な方法で情報収集ができることや勉強仲間を見つけることが可能ですので、独学をお薦めします。

■1次試験対策

1次試験は超難関資格以外の他の資格試験同様に、テキストや過去問を中心とした演習を繰り返す勉強、即ち、量をこなすことで合格は可能であると思います。

ただ、1次試験は7科目あり、科目数が多いほか、分野が広いことから、計画的に勉強を進める必要があります。

特に通常は得意な分野と不得意な分野が分かれると思いますので、どの分野をどの時期に重点的に勉強するか計画が大切です。

勉強を始める前に、一度、7科目全ての過去問を解いて感触を掴み、難易度を把握したうえで、1次試験の試験日までのしっかりとした勉強計画を立てることをお薦めします。

そして一心不乱に計画通りに7科目の演習を繰り返しましょう。暗記科目は後半に勉強計画を立てることで、知識の忘却を防ぐことができるため、効率的だと思います。

■2次試験対策

2次試験については、筆記試験となりますが、正式な解答の発表がありません。従いまして、明確な正解が誰にも分からない試験となります。

1次試験を合格した猛者の中から更に、約18~19%しか合格できない非常に厳しい試験です。2次試験を如何に制するかが中小企業診断士取得の肝となります。

2次試験は1次試験と違い、量をこなすだけでは合格は難しいと思います。勉強の質と情報収集が非常に大切です。

予備校を選択する場合は、予備校によって解答の方法や考え方が若干違うため、いくつか勉強方法や解答方法を確認してから自分にしっくりくる予備校を選択しましょう。そして、選択した予備校の方法を信じてそれが定着するまで深堀すると良いと思います。

独学の場合は、情報収集が非常に重要です。まず、YouTubeを見ることや、タキプロ一発合格道場等のブログを読むこと。合格者のノウハウを沢山知ることができます。色々読んでコツを掴みノウハウを吸収すると良いとい思います。

また、独学の場合は自分の解答にフィードバックをしてくれる勉強仲間がいると良いと思います。私はZOOM勉強会に参加してフィードバックを沢山いただいて、成長できました。

タキプロも勉強会を行っていますし、私は毎週勉強会を行っているココスタを利用させていただいていました。無料ですし、基本的に夜の1時間でしたので、時間的にも負担なく継続ができました。

興味のあるかたは、一度、参加していみると良いと思います。R7年向けの勉強会が、2026年の3月頃から始まると思います。  ⇒ ココスタ

■使用テキスト

私は独学でしたが、主に以下のテキストを使っていました。

1次試験

・TACスピードテキスト

・TACスピード問題集

・TAC過去問題集

・TBC特訓問題集「中小企業経営・政策、中小企業白書」

2次試験

・TAC2次試験過去問題集

・TBC速修2次試験対策、2次テキスト

・2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

・2次試験合格者の頭の中にあった全知識

・ふぞろいな答案分析

・ふぞろいな合格答案

・ふぞろいな合格答案10年データブック

・事例Ⅳの全知識&全ノウハウ

・意思決定会計講義ノート

2次試験は、ブログや勉強会で得た知識やノウハウの情報を自分なりに嚙み砕いて、落とし込み、自分の解答の型が作れると点数が安定すると思います。

そこに到達するまでが大変だと思いますが、コツコツ質を追求した勉強をすることで、診断士試験の高い山の頂上に到達できると思います。

■おわりに

中小企業診断士の試験は、広範な範囲と深い知識を要求されることで知られています。しかし、情報収集して正しい勉強法を身につければ、この挑戦を乗り越えることができます。

中小企業診断士の試験は厳しいものですが、情報収集を行い計画的かつ効率的に勉強を進めることで、合格への道が開けます。頑張ってください!

次回は、nyoko さんの登場です。 

お楽しみに! 

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