実務補習の概要と実務補習を振り返って by Kota

実務補習 実務従事


読者の皆様、こんにちは。
タキプロ15期のKotaと申します。  

2次試験を受験された皆様、お疲れさまでした。
結果が出るまではモヤモヤする時間が続くと思いますが(私もそうでしたが)、
「果報は寝て待て」のスタンスで、今できることとして、合格後を少しでもイメージしていただくべく、
今回は、【実務補習】についてご紹介します。

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■はじめに

私は、R5年の二次試験で運よく合格し、今年の7月5日間コースを受講しました。

中小企業診断士登録としての登録要請に必要な「実務補習を受講した日数」または「実務に従事した日数」の合計が15日以上の要件の内、
5日間の受講を実施したことになります。
※残り10日分の要件を満たすための実務補習or実務従事はどのように進めるかは悩み中です。

上記のステータスにいるのも現在の仕事との兼ね合いもさることながら、
実務補習の日程が今年度から変更になったことで、頭を悩ませている部分もあり、
これから実務補習を検討される皆さんの何かしらの参考になれば幸いです。

■中小企業診断士登録の要件と実務補習のコース

まず大前提になりますが、2次試験及び口述試験合格後、中小企業士として登録するには、
>中小企業診断士第2次試験に合格された方は、合格後3年以内に、「実務に従事した日数」または
>「実務補習を受講した日数」の合計が「15 日以上」を満たすことにより、中小企業診断士
>として経済産業大臣に登録の申請を行うことができます。

といった要件を満たす必要があります。

上記の15日以上の実務の要件の内、多くの方が1回は検討するのが、「実務補習」になると思います。

皆さんが合格後、選べる「実務補習」のコースとしては、R7年の予定では、
①2月実施分 15日間コース or 8日間コース
②7月・8月・9月実施分 8日間コース
③R8年2月以降 15日間コース or 8日間コース

となっております。
※現在の予定で変更になる可能性もあると思いますので、協会サイトでのチェックは必要になります。

上記の内、8日間コースの場合は2回、15日間コースであれば1回の受講で、
晴れて中小企業診断士登録の要件を満たせることになります。

■実務補習の申込について

他のタキプロメンバーのブログにもありましたが、申込における注意点は、
①2月受講を希望する場合、合格発表から申込期日が近いこと
②定員があるため、希望地区での受講ができない可能性があること(受講申込が遅れた場合)

の2点になると思います。

<参考>
【申込期間】R7年2月実施分:R7年1月9日(木)~1月21日(火) ※2次試験(口述試験合格含む)合格発表 R7年2月5日
【実務補習期間】R7年2月20日~3月17日 ※エリア/期間によって、実施日は要確認

よって、2月実施の実務補習への申込を検討される方は、
2次試験(筆記試験)の合格をもって、実務補習の申込を行う必要が出て来ることを念頭に置く必要があります。

合格発表前までのこの期間に、どのように登録要件を満たすか(実務補習or実務従事)や、
実務補習をどのタイミングで受講しようか検討してみると良いかと思います。

※ちなみに私が受講した7月コースの受講メンバーは、6名中5名、2回目目の方が1名で
 必ずしも全員が2月を実施しているということではなく、各々の状況に応じて受講タイミングを決めているということかもしれません。
(試験勉強&試験を終えてすぐ、実務補習の時間を取るのは家庭的に…という方もいらっしゃるのではないかと推察します)

■実務補習を経験して

最後に、私が実務補習を経験してよかったことや苦労したこと、
次回、実務補習を受講する際には「こんな準備をすると役に立ちそう」といったことをお伝えできればと思います。

<経験して良かったこと>
・実際に勉強を通じてinputした知識をリアルな現場でどのようにoutputするかを経験できたこと
・自分が馴染みが無い業界に対する向きい方や、チームで提案を考えることで視野が広がったこと

<苦労したこと/難しかったこと>
・知識の披露だけにならず、相手企業のための提案・報告に本当になっているか(頭でっかちになっていないか)
・5日間で報告書をまとめ上げるという超短期間の作業のため、全体の整合性/流れを整えることが大変

良かったこと、苦労したこと・難しかったことと表裏一体の部分はありますが、
勉強を通じてinputしたことは、向き合った企業にとって「本当に役に立つのか?」「机上の空論にならないか?」は苦労をした点の1つです。

そんな中でも、チームでの提案だからこそ、みんなで知恵を出し合い、勉強してきたことを
どのように相手企業にフィットさせるか現場ならではの経験ができたことは、
実務補習で苦労したことでもあり、良い経験にもなったと思っています。

<こんな準備をすると役立ちそう>
1回目の実務補習は、私も全てが初めてということもあり、一気に走り切った感じが否めませんでしたが、
2回目に取り組む際は、個人レベルでまずやっておいた方が良いと感じたことを1つご紹介して、締めとさせていただきます。

対象の企業の業界の事を可能な限りヒアリング前に調べること

私の班では、リーダーが(結果、全員で初日集まった際にリーダーを受けていただいた方が)、
業界審査辞典で対象企業の業界情報を調べてくれていただいたおかげで、対象企業や業界に対する知見を深めることが出来ました。

言わずもがなですが、対象の企業は必ずしも私たちが生活している中で馴染みのある企業ばかりではなく、
また、普段企業にお勤めの方であっても触れることのない業界であることも多いと思います。

そのような中で、5日間で診断し、相手企業のためになる提案・報告をすることになりますので、
事前の段階でいかに対象企業の業界について調べられるかは一つのポイントになると感じました。

「一般論や王道な考え方では●●ではあるが、この業界ではそうとも限らない…」ということがあった場合、
業界に対する知見が無いと、的外れな提案になりかねない為です。

指導員の先生から案内が着た後、ヒアリングまでの時間は限られており、
下調べできる時間も多くは無いですが、何を準備すべきか不安…となった際には、ヒントにしてみてください。

■おわりに

実務補習に対する思いは千差万別だと思います。
これは受講する側がコントロールできない「指導員との相性」「班員との相性」なども多分に影響するため、
自分自身でどうしようもできないことが多いからです。
ただ、個人的にはそのようなことがあったとしても1回経験しておくことは、今後のことを考えるとプラスなのではないかと
実際に経験をしてみて感じています。(私は指導員・班員に恵まれていたからかもしれませんが)

試験を終えたばかりでそこまでは考えられないよー!という声も聞こえてきそうですが、
何かの息抜きの際に、「自分はどのように登録要件満たそうか」と考えてみてください。

次回は、みっひーさんの登場です。 

お楽しみに! 

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