企業内診断士 試験合格後の活動 by TAKU  

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読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ15期のTakuと申します。

今年2次試験を受験された皆さまは、来年1月15日(水)の合格発表まで、落ち着かない日々をお過ごしかもしれません。ですが、合格発表後は口述試験、実務補習、さらには登録後の活動など、忙しくなっていく方も多いと思いますで、この期間やお年末年始の休みは、これまでの疲れを癒し、是非リフレッシュして頂くことをお勧めします。

今回の記事では、企業内診断士(今後も継続予定)である私の合格後の診断士活動についてのお話をお届けさせて頂きます。少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。お気軽にお読みいただければと思います。

■はじめに

まずは、私の診断士試験合格から登録までの経緯についてお話させていただきます。

診断士2次試験の結果についてですが、試験後に再現答案サービスを利用した際、結果が芳しくなく(事例Ⅱではサブスクの提案ができず、事例Ⅳでも計算ミスが目立ち……)、翌年に再受験しようと決め込んでいました。そのため、合格発表の日に自分の受験番号を見つけたときは、信じられず何度も何度も確認しました。本当に驚きの合格でした。

まさか合格しているとは思わず、口述試験の対策は全くしていませんでしたが、慌ててタキプロの口述試験対策に申し込み、無事に口述試験にも無事合格することができました。

試験合格後の診断士登録には、実務補習実務従事を通じて合計15ポイントを獲得する必要があります。私の場合、約1年以内に登録するつもりで計画を立てました。自分の業務スケジュールを考慮した結果、合格直後の2月実施分の実務補習は、業務が多忙な時期に重なるため見送りました。そして、7~9月に実施された5日間コースの実務補習(5ポイント)をとり、4~8月頃にかけて外部の実務従事サービス(10ポイント)を利用して、計15ポイントを達成することに決めました。

私は企業内診断士で、特に独立する予定はありませんでした(現状もありません)。少しずつ診断士としての活動を広げられれば良いというスタンスで、当時今後の活動を考えた結果、一旦協会に入会することにしました。そして、合格後の4月には東京都診断士協会に正式に入会しました。

■診断士協会への入会

診断士協会は、試験合格をもって準会員としての入会が可能です。診断士登録をまだしていない段階でも、合格後に協会の活動に参加することができます。

私の場合、試験合格後の4月に準会員登録を行い、以降、各種イベントに参加しながら研究会や支部の状況を見聞きしていました。協会のイベントは多岐にわたり、診断士ネットワーク構築の機会となる集まりや、スキルアップを目的としたセミナーなどが開催されています。こうした活動を通じて、私自身、多くの刺激を受け、非常に有意義な時間を過ごしています。

活動を進める中で、実務従事実務補習にも取り組み、診断士登録に必要な15ポイントを積み上げました。そして、この11月にようやく診断士登録を果たすことができました。

■診断士協会での活動

現状、まだ本格的な診断士活動はできておらず、協会入会後は主に各種イベントへの参加が中心となっています。私は商社の営業職ですが、その仕事柄、残業や接待、出張が多く、診断士活動に割ける時間が限られているのが実情です(言い訳に過ぎませんが……)。それでも、空いた時間を見つけては協会主催のイベントに参加し、情報のインプットや人脈形成に努めています

協会のイベントで出会う方々の中には、すでに独立されている診断士の方も多く、皆さんが本当に活き活きと診断士活動に取り組まれている姿に刺激を受けます。さまざまな業界出身の先輩方が、それぞれの強みを活かしたビジネスを展開し、情報交換や切磋琢磨をされている様子を目の当たりにし、私の視野も大きく広がりました。

一方で、企業内診断士の同期の中には、すでに案件を受注し活動を始めている方もいます。そうした方々を見ていると、インプットだけではなく、アウトプットの場も増やしていかなければ、と焦りを感じることもあります。

11月に診断士登録を行った後、協会認定の研究会や支部に入会しました。これらの活動を軸に、今後は少しずつアウトプットの場を作りながら、自分なりの診断士活動を深めていきたいと考えています。

■企業内診断士について

企業内診断士としての活動については、人それぞれの状況や置かれている立場、職種によっても随分異なると思いますが、私が診断士の先輩からいただいたアドバイスについて、その中で特に印象に残ったのが以下の2点でした。

①. 時間の確保についてまずは時間が取れる部署に異動するか転職を検討する。早まって独立はしないこと。

②. 自分の強みを活かすことについて)自分の強みを生かしたマイビジネスを作ること。

①. 時間の確保について

私は現在、40歳を目前に控えた年齢ですが、これまで入社から今に至るまでずっと営業職に従事しています。残業や接待が多く、自分の時間がなかなか確保できない状況です。このことを先輩に相談した際、「診断士活動は一定の時間がないと実務ができない。営業のように顧客に時間を左右される仕事より、診断士活動に注力したいのであれば、管理部門などで自分でスケジュールをコントロールできる部署、時間に余裕ができそうな部署があれば、異動希望を出して異動できるのであれあばそうするのが良い」というアドバイスをいただきました。

とはいえ、私は現在の仕事に満足しており、異動の希望も特にありません。その点を伝えると、先輩からは「それは非常に良いこと。ただ、このまま年を重ねて50-60歳になったとき、自分に何も残っていない、会社にだけノウハウを残してきた、という状況にならないようにすることが大切だ」と言われました。そして、「せっかく診断士の資格を取得し、中小企業の役に立てるチャンスが増えたのだから、今の営業の業務にも紐づけながらキャリアを形成していくような仕事を考えてみるのも良い」とアドバイスをいただきました。

また、先輩からは「一足飛びに独立はしないほうがいい。毎月安定して数十万円の収入があることの有難さは想像以上に大きい。企業内診断士のメリットを最大限に活かしながら、まずは自分のビジネスを作っていくべきだ」とも言われました。独立後に仕事が思うように取れず、日銭稼ぎの仕事のループから抜け出せない状況になるリスクを考えると、独立は最後の手段として慎重に進めるべき、という趣旨のアドバイスでした。

②. 自分の強みを生かすことについて

診断士として活動されている方の中には、ITや財務など専門的なバックグラウンドを持つ方も多いです。一方で、営業一筋の私がこれらの分野で同業の診断士と競争できるようになるには、相当な努力と時間が必要です。

そのため、先輩からは「皆がやっている分野で戦おうとするより、これまでの営業経験を通じて自分の強みを改めて棚卸し・再確認し、その強みを活かして独自のビジネスを作り上げていく方が、よりブルーオーシャンで戦える」とアドバイスされました。

これらのアドバイスは、私のこれまでの経験や実力を踏まえたうえでの先輩診断士から私に向けての現実的なアドバイスであったと感じています。人によっては、企業内診断士で保険を掛けながらやっても、独立して日々の飯の為の必死になってやっている人には勝てない、という方もいます。

その通りであり、人によっては独立してすぐに成功される方もいると思いますが、今の私の実力と置かれている環境ではその診断士の先輩方のアドバイスに大変共感したこともあり、このアドバイスも参考にしつつ、悩みながらも少しずつ診断士活動を進めています。

■今後の診断士活動について

私は上述の通り、今のところ企業内診断士として活動を継続していく方針です。私に限らず、企業内診断士の中には業務が多忙で、診断士活動に十分な時間を割けず悩む方も多いと思います。特に診断士になりたての頃は、これまでと異なる時間管理も必要になり、仕事と診断士活動のバランスに難しさを感じることもあります。

私の今後の診断士活動については、しばらくは協会の活動を中心にさまざまな活動に積極的に参加し、アウトプットの機会も少しずつ得ながら、自身のオリジナルの得意分野を見つけ、育てていきたいと考えています。仕事もプライベートもそうですが、「忙しい、忙しい」と思い込んでいると物事が進まないことが多いものです。だからこそ、診断士としての活動をどんどん予定に組み込みながら、自分なりのペースを見つけ、独自の診断士活動を歩みを進めていければと思っています。

■おわりに

「診断士合格」は、次のステップに進むためのパスポートのようなもの、とよく言われますが、私自身もまさにその通りだと実感しています。一方で、この1年間で数多くの素晴らしい診断士の先輩方と出会い、この資格を取得して本当に良かったと心から感じています。

今回の記事では私の診断士試験合格後の1年間を振り返る形となりましたが、この経験が皆さまの今後の診断士活動の一助となれば幸いです。

次回は、nyoko さんの登場です。 

お楽しみに! 

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