中小企業政策で組合制度の覚え方。
おはようございます、水曜朝のげっち@タキプロです。
1次模試のシーズンも近付いてきて、気持ちが焦るばかりかもしれませんね タキプロメンバーが1次模試に当たって何を考えていたのか、メンバー内でのアンケート結果がこちらにありますので、参考にどうぞ。
焦る気持ちは皆さん一緒。6月の踏ん張りどころを何とか乗り切りましょうね
さて今週のテーマは「1次直前期勉強内容・方法(中小企業経営・政策)」。
5月にアップした「中小政策は『色塗り暗記法』」でご紹介した通り、中小企業政策(各施策)の学習は、自分なりに表に整理すると理解が進みます。
今日は中小政策のうち、若干異色の論点である組合制度の覚え方について。組合制度は本試験でもほぼ毎年のように出題されている論点です。まず参考となるのは、「平成22年度版 中小企業施策総覧」。
ここでポイントとなるのは、各組合の根拠となる法律、それぞれの性格・特徴、組合数の推移等です。また、組合制度の場合、それぞれの組合から他の組合や株式会社に組織変更できる点が複雑です。
そこで、1枚の図にして覚えることにしました。
1)まず、一番上に「(株)」の字を。その下に大きく「協」の字を書きます。
2)続いて「協」の左下に「事業」、右下に「企業」と書きます。
3)「事業」の左側に「商工」と書きます。
4)「事業」から「(株)」「協」に向けて矢印を書きます。
5)同じく「企業」から「(株)」「協」に向けて矢印を書きます。
6)「事業」と「商工」の間を両矢印で結びます。
これで完成。事業協同組合と商工組合は相互に組織変更可能ですが、協業組合または株式会社となると、後戻りできないという流れを1枚の図で説明しています。
図を書く際に一番上が「(株)」、三角形の真ん中が「協」と覚えておくと、思い出しやすいと思います。(協の力3つがちょうど三角形をイメージできますので)
この位置関係からも分かるように、協業組合はやや株式会社に近い存在で、加入・脱退にも条件があります。
※これは、とある会計士受験生の方のブログにて、会社法の「機関設計」を登山ルートに置き換えて見事に整理しているのに感動し、この考え方を応用して組合制度にあてはめてみたものです。
さて、もう一歩頑張って、ここに根拠法と組合数も加えて覚えれば最強です。協業組合が約1,100と一番少なく、続いて商工組合が約1,400と続きます。事業協同組合は3万7000で圧倒的。
ついでに「商店街振興組合」も追記しましょう。商店街振興組合だけが若干異色の存在であることが分かると思います。(ちなみに他の組合の発起人数は4人ですが、これだけは7人)
最後におまけですが過去に、各組合数の推移が出題されたこともありますので、ざっとグラフのイメージだけ押さえておきましょう。(注意:事業協同組合だけ単位が10倍です)
近年、「企業組合」だけは増加傾向にありましたが、ここに来て頭打ちから減少に転じています。
以上、それぞれの組合の役割や特徴などは、テキストまたは中小企業施策総覧などで押さえておきましょうね。
前回の中小政策は『色塗り暗記法』でもそうですが、私の場合、丸暗記が極端に苦手だったので、色だの形だのをフル動員していました。振り返ってみると、これは右脳をフル回転させているのかも
左脳で理解した内容を右脳を使って色や形で補強する。意外としっかりと定着しますよ~
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テキストよりわかりやすいです!
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覚えます!
組合の図は自分で描けるように
しないとですね…
ありがとうございました!
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>ガネーシャくんさん
コメントありがとうございます!
げっち@タキプロです。
中小企業経営(白書)の方は、グラフや数値類でたくさん暗記パワーを必要とするので、
中小企業政策(施策類)の方では、楽して効率的に覚える工夫をしてました。
ガネーシャくんさんも、是非いろいろお試しくださいませ~。(^^)