経営法務は試験当日朝に法務脳を作り上げましょう。
おはようございます、水曜朝のげっち@タキプロです。今週末辺りから1次模擬試験を受ける方も多いと思いますが、本試験モードで直前準備の予行演習をしていますか
例えば、本試験の前日金曜日にチェックするのは1日目科目、前々日木曜日におさらいするのは2日目科目、だとすれば、今日水曜日にチェックするのは1日目科目という感じです…。「模擬試験は本試験のつもりで、本試験は模試のつもりで受けろ」とよくアドバイスされますが、まさに模擬試験だからこそ、本試験感覚で直前準備も進めましょうね
さて、今週のテーマは「1次直前期勉強内容・方法(経営法務)」。
先週のブログ「経済学は高速記憶回復ツールが重要」で、「経済学は1時間目の科目」とお伝えしましたが、経営法務も同じく「2日目の1時間目の科目」です。よって、2日目の朝起きてから、本試験に臨むまでの間に準備時間もたっぷり取れる訳ですが、経済学と大きく違うのは「法務脳を作り上げる」という点でしょう。
財務会計は別として、経営法務は脳味噌の使い方が他の科目とちょっと異なるように感じます。
法律の条文に基づく科目だから
良いものは良い、できないものはできないときっぱり判断しないといけないから
発想法や記憶を甦らせる方法など、独特の雰囲気があるように思います。
そこで私の場合は、2日目の朝起きてから本試験開始までの間、まるで司法試験を受けるぐらいの気持ち、弁護士、弁理士になるような気分で、頭を大きく法務向けに切り替えるよう意識していました。
具体的には、中小政策などでもそうでしたが、会社法の「機関設計」「組織再編」などの論点は、自分なりにきれいに色塗りした表で覚えていました。譲渡制限会社が公開会社に変わった場合に必要となる機関は何かなど、まずは表の形から即座に思い出す練習をしていました。
そこでまず、試験会場に着くまでの間、京大式カードや一覧表をチェックしながら、会社法(機関設計、組織再編)や知的財産権の頻出論点を中心に、次々に記憶を甦らせながら定着させていきます。試験会場には30分以上前に着くようにし、テキストを丸々1冊高速で読み返し、全体の流れで各論点を思い返すようにしていました。
この際に大切なのは、まさに昨日のすうたか診断士さんのように「なぜ資本金減少は欠損てん補目的の場合は普通決議で可能なんだろう?」というように、1つ1つ理由、意義、背景を思い返していくことです。やってみると分かりますが、寝起きの脳味噌に次々に刺激を与えながら法務脳を作り上げていく訳です。
そして、いよいよ試験開始
第1問は深追いしない
経営法務の場合、第1問は過去3年間、正答率40%以下の難易度Dが続いています。ざっと読んで、難しいと感じたら、潔く第2問に行く覚悟を。4分も5分も悩んで最後まで絞り切れずにエイッとマークするのも、残り10秒で直感でマークするのも大して確率は変わらないです。その間に他の問題の正解確率を上げる方がずっと効果的です。
機関設計では欄外に「大会社」「公開会社」等と大きくメモ書き
機関設計のケース問題が出た場合、設問を読んでいる最中に欄外の余白に「大会社」「公開会社」と大きくメモ書きします。例えば、一部の株式のみに譲渡制限が設けられていると書いてあれば、「公開会社」というように。
機関設計や組織再編では表のイメージ(ラフスケッチ)を余白に書く
機関設計の問題が出た場合は、まず表の形だけざっと余白に書きだします。10秒もかからないので。組織再編の場合は、必ずボックス図を書いて、どこの会社が支配関係にあって、どこからどこに移るのかを図で整理します。
このほか「自動車」や「ビル」「家」「会社」「個人」などのマークを決めておいて、問題を読んでいる最中にどんどん絵を書いていくのもお勧めです。読み落としを減らせるほか、時間が余って回答をチェックする時に効率的です。
そして、1時間目が終了。その瞬間に、脳味噌を一気に情報脳に変えるのをお忘れなく
本試験で一番大事なのは、試験が終わった瞬間に脳味噌をすべてリセットして、すぐに次の科目の準備を始めることです。この際、気持ちも一緒にリフレッシュしちゃいましょう。
2日間で立て続けに7科目も受ける過酷な試験。この脳味噌切り替え&気持ちリフレッシュ作業がしっかりできる人ほど、本番対応力も増しますよ。模擬試験でも試してみましょうね
ところで、なぜ資本金減少は欠損てん補目的の場合は普通決議で可能なんでしょう!?皆さん、わかります!?
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