診断士試験対策で養われる俯瞰する能力
こんにちは。たる@タキプロ5期生です。
早いもので、今年もあと1ヵ月を切りましたね。
師走は忘年会やら何やらとイベントが多く、バタバタ過ごす方も多いかと思います。
合格発表を待っている皆さんは結果が出るまでは「今年ももう終わる!」なんて心境にはなりにくいかも知れませんね。
私もそうでした。
ところで年末の忘年会で欠かせないものの一つが、お酒です。
毎日お酒は飲まなくとも、日常生活圏にたくさんの情報が溢れています。
「ポリフェノールで美しく!」「3段仕込みの純米大吟醸!」といった具合にさまざまなセールスプロモーション用のコピーは何のことやら分からなくとも聞いたことはあるという方は多いと思います。
私もポリフェノールが何なのか、3段仕込みって何なのか、そもそも純米大吟醸って何?といったレベルではありましたが、何だかすごそうだというイメージだけは持っておりました。
診断士活動を通じ、実際の商品開発に携わると、自分がいかにあいまいな知識しか持っていないかに気づかされ、改めて情報を収集しようとしました。
すぐに情報は集まりました。
しかしながら、そのどれもが企業のセールスプロモーションの一環であったり、趣味の一環であったりで、いきなり細部の話をされますので、なかなか全体像が掴めないでいました。
「この成分が~~だから、○○だ。」といったような説明をたくさん読んでいると何となく分かった気になってしまいます。
しかしながら、「じゃ、その成分ってそもそも何?」と聞かれると頭の中が白くなってしまうのです。
情報が溢れている分野だからといっても体系的に学ぶのはそれなりに意識しないとできないものだなと思いました。
これは経営やマーケティングについても言えることかと思います。
経営やマーケティングに関する本は巷に溢れていますが、その多くが特定の手法について詳細に書かれているものであったりします。
もちろん、抽象論ばかりでなく、具体的な詳細を学び、自身の仕事の役に立たせたいというニーズがあるからですが…。
診断士試験対策では、これらの手法(例えばPPMやSWOT分析など)を俯瞰することで、それぞれの役割やメリット・デメリットを知り、実際に事例問題を通じたアウトプットで理解していきます。
それによって各手法を適切に用いることができるようになるし、それによる注意点も考慮できるようになるのです。
こうした能力によって、診断士はさまざまな問題を抱えた中小企業経営者に対し、柔軟な提案をできるようになるのかと改めて実感し、良くできた試験だなと思いました。
皆さんが診断士としてご活躍される際には、苦労して勉強してきたことを存分に発揮していきましょう。
皆さんと一緒に活動できることを楽しみにしております。
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