診断士前後で変わったこと③
こんばんは。黒@タキプロです。
タキプロでは現在、新たに加入した3期生(2011年度合格)のメンバーが、
続々と自己紹介をさせていただいています。
昨年の我々2期生(2010年度合格)と比べても、質・量ともに上回るメンバーが揃っていますので、
来週以降本格化する受験関連記事にご期待ください
さて、そんなわけで、受験関連記事は、フレッシュなメンバーに譲るとして、
今回は久々に診断士前後で変わったことをお話します。
勉強を始めたばかりの方の中には、「診断士の資格を取ると結局何が変わるの?」とか
「何か良いことあるの?」といった疑問を抱えてモヤモヤしながらも、
勉強に邁進されている方がいらっしゃるかもしれませんね。
私自身がまさにそれで、私の場合結局、合格後に先輩の診断士と会うまで、
このモヤモヤが晴れずにいました
このシリーズは、そんなモヤモヤしている方々の視界を少しでもクリアにできればと思い、
お話させてもらっています。
■これまでのお話
今回でこのシリーズ3回目となりますので、まず過去記事をご紹介しておきます。
併せて是非読んでみてください。
時間編
ネットワーク編
そして、第3回目の今回は、「転職編」です。
私は、2011年4月に診断士として登録したのを契機に転職をしました。
転職活動では、診断士であることをうまく活用したと自己分析しています。
では、どう活用したのか
今回は、実際の経験も交えながら、お話していきます。
■診断士であることをどう活かしたか
まず簡単に私の経歴を紹介しておきます。
私は、大学卒業後、メーカー系の大手SIerで6年間働きました。
診断士に合格したらコンサルタントになることを目標としていましたので、
15日間の実務補習が終わると間もなく、転職活動を始めました。
結果から先にいうと、2社のコンサルティングファームを受験し、
その片方に転職することになりました。
4月下旬に活動を開始して、5月下旬に内定を受諾したので、期間にすると1カ月です。
ただ、この短い1カ月の間、今までにないくらい「診断士とは何なのか?」「診断士の長所は何なのか?」と、
自問自答を繰り返しました。
また、面接官のリアクションを見ながら、「診断士をどうアピールするとウケるのか?」を考え抜きました。
そこで分かったことがあります。
(あくまでも私の経験則なので、必ずともそうとは限りませんが、ご参考までに。)
診断士の資格を持っていること自体は、大して評価されない。
→「難しい試験なのにすごいですね」と言ってもらえるくらいで、苦労して取った割にはリアクションが薄い
→最終面接では、「ウチでの仕事は、資格と直接結びつかない可能性が高いけどよいですか?」と質問される場面も
診断士を目指すに至ったプロセスを整理して話すと、よいリアクションをもらえる。
→自身の弱点補強のために診断士の学習を始めたということで話をした
→元々何が弱点で、学習を通じて何を補おうとして、結果的にどうなった、と論理的に話すと、
どの面接官も総じてリアクションがよかった
→後々面接官に聞いた話だと、自己分析と問題解決能力が評価された模様
診断士の学習を通じて、どう成長したかを整理して話すと、同様によいリアクションをもらえる。
→これも上と同じで、自己分析と問題解決能力が評価された模様
→私の場合は、下記の2点をアピール
①経営全般に関する幅広い知識を習得できた点(財務、人事、製造管理、経営法務など)
②受験勉強、中小企業での実務従事の中で、豊富にケーススタディをこなしたことで得られたロジカルシンキング
この3点をまとめると、資格を取った「結果」は大して評価されないものの、
「過程」は話し方如何で大きく評価されるということです。
何の目的も、意図もなく、漠然と難易度の高い試験に合格しても、意味がないということで、
よくよく考えてみると当たり前のことですね。
もし、合格後に転職を検討されているようであれば、この辺を整理しながら勉強しておくと、
面接で話すストーリーも豊富になります。
勉強に必死になっているうちに、自分の目指す方向性から外れていないか、セルフチェックにもなります。
日々勉強を続けている「過程」に意味をもたせて、有意義な受験期間を過ごしてみてください
では、今回はこのへんで。
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