目から鱗の『実務従事』
皆さん、おはようございます最近再び「寒」が戻ってきましたね~それとは裏腹に平成23年度の実務補習15日間コースを先週終えたメンバーの「熱」ある声を聞いて当時を思い出している月曜日朝担当のレジェルタ @タキプロです
今回のテーマは『実務補習を受けて感じたこと』。私は、勤務先の上司の許可を得られなかったせいで、他の多くの方々と異なり、実務補習を受けることができませんでした正直、早く登録したかったので困惑していたのですが、その時知ったのがもう1つの方法である『実務従事』でした
私レジェルタの『実務従事』の場合、中小企業診断士の先生が経営しているコンサルティング会社に『インターン』として受け入れしていただき、その顧問先あるいは顧問候補先にお邪魔して診断実務を行うというものでした。幸いなことに、土日休日のみの対応で問題ないとのことでしたので、こちらの方法を選択しました(土休日のみでの対応でしたので、修了するまでには2ヶ月以上を要しました)
当該実務従事においては、本当に皆さんも書かれているように、今までに経験したことのない事象の連続で正直、相当苦戦しました時には、『お金を出してこんな目に合わされるなんて・・・』と捻くれた想いを持ったこともありましたが、途中からは『お金では買えないような希少な体験をしている』と考えるようになりました。その体験で感じたことを記述したいと思います。
馬鹿の1つ覚え状態の職業病的切り口
職歴が金融機関ならびに会計事務所であり、以前から数字の計算を得意としていたことから個人の武器が唯一無二のものになっていたようですそれら根拠資料等が明示されないと前に進めず、完全な偏重型だったことをこの実習で自覚しましたつまり、私の切り口は財務資料等をベースとするため、財務データの提供がないと発想の転換自体不可能でした(診断先が創業間もなかったことから、想定していた資料が提供されないだけでなく、顧問候補先だったため財務内容のヒアリングさえ尋ねにくい状況でした)。この事象は想定外で、当初最も苦しんだ要素でした
バックボーンが違うメンバー間の共有できない個々の常識
思いのほか常識の位置付けが異なり、優秀なメンバーであるがゆえ、まとまりを欠いていました当該実務従事では、フォーマットならびに診断を進める方法などいずれもフリー形態であったことも、まとまりを欠く助力となっていました
これら以外にも様々な面で頭を悩ませましたが、これらは特に序盤~中盤にかけて思い悩んだ要素でしたの要因に気付き、そしてそれを打破した最大の要素(=すべての課題を克服できる要素と言っても過言ではないと思っています)が次の事項でした。
全ての疑問・質問の解答は顧客の頭の中にある
中小企業診断士の2次試験でも意識していたこと。当該実務従事のオリエンテーションでも、説明を受けていたこと。頭ではわかっていた筈の内容が知らず知らずのうちに抜け落ちていました最終的には当方で考えたりすることはある。しかし、方向性やその過程の全ては顧客のニーズに基づくもので、一部の提案は良いとしても、こちらが主導になるべきものではない。今まで、極めて自分たち主導の言動だったと気付き、『答えはこちらが(こうあるべきだ!と言うように)出すのではなく、クライアント側にあるんだ』と再認識しました。
つまり