2次解答の3原則(3) わかりやすく書く!(破れ障子)
おはようございます
破れ障子@タキプロです
1次を受験しない方は2次対策を順調に進められていますかというわけで、3週に渡り「2次解答の3原則」を紹介しています。今回が最終回!
(今回紹介する視点も、MMC、AASなどで教える内容に近いようです。受験校の情報収集なら今のうち)
1次を受ける方は軽く眺めたら、今は1次の学習、特に模試の復習にしっかり時間を充ててくださいね!
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3つの原則
採点者の視点で考える
では、どんな文章だったら「わかりやすい」でしょうか?
方法(1) 短文化
文章が長くなると、どうしても文のつながりがわかりにくくなりがちです。
A 「~~で、~~のため、~~したのに伴い、~~が生じた。」
B 「~~に伴い~~が生じた。原因は~~、~~のため。」
さあ、どちらが読みやすいでしょうか?
私も、2次対策を始めた8月の頃は、120字の問題を1文で書くような、無謀な書き方をしていました。
・・・ほら、短い文の方が読みやすいでしょ?
方法(2) 箇条書き
2次は自由記述なので、文章だけでなく箇条書きでまとめることも効果的です。
例えば、強みを3つ答える場合に
「A社の強みは①~~(強み)、②~~(強み)、③~~(強み)の3点。」
という使い方をする人は多いと思います。
これを応用するパターンとして、
「①強みは~~である。これは②~~により、③~~ができたためである。」
のように、因果関係などを整理する時に、文章を区切るのに使っちゃう人もいます。
丸数字を使うか、等の具体的方法はともかく。
解答要素をパーツに分けて、要素の構造化をする時にも、こうやって箇条書きで書くことで頭の整理ができますね
方法(3) PREP
PREPとは、「結論先出し」で話すことで、相手に自分のメッセージを伝えやすくする方法です。
「コンサルタントの話し方」みたいな本でもよく紹介されているので、ご存知の方も多いのでは?
「PREP」の4文字は、
・結論(Point)
・理由(Reason)
・例示(Example)
・もういちど結論(Point)
という順番の頭文字をとったものです。
解答は話すのではなく紙に書くので、最後にもういちど結論を繰り返して協調する必要性は低いです。
結論が冒頭に書いてある「PRE」の形にすることで、自分が考えていることがわかりやすく伝わるようになります。
A 「A社の強みは~~である。これは~~によって形成されて・・・」
B 「A社は~~によって形成されて・・・だから、A社の強みは~~である。」
あなたが採点者だとして、聞かれていることに答えてそうに見えるのはどちらでしょう?
わかりやすく書けるようになるために
これら(1)~(3)の方法を知っていても、使いこなせるようになるのは別問題。そのために必要なのは「練習」です。
・自分の書いた答案を、時間が経ってから答案だけ振り返る
・他の人と答案を交換して、書き方の違い・読みやすさを比較する
・「よい文章の書き方」などのサイトでノウハウを仕入れる
・わかりやすい文章の特徴に気付いたら、演習・模試で実践する
このように、実践して振り返る、という「PDCA」を何度も繰り返すことが必要です。
なお、解答要素を詰め込む「圧縮解答」を目指す場合にも注意が必要です。内容が伝わらないほど圧縮しすぎていないか、バランスに気を付けるようにしましょう。
便利な漢字の使い方や、短く書けるフレーズを持っていると、バランスがとりやすいですね。この辺のテクニックは、また8月以降に詳しくご紹介します♪
そして、この原則の習得に最適なのは、やっぱり勉強会でのディスカッション
7月も2次対策の回があるので、ぜひご参加ください
【勉強会スケジュール】
7/12(木) 八丁堀 2次
7/19(木) 新橋 自習・よろず相談
7/26(木) 佃 1次&2次