これをやったら二次試験は不合格!(2):事例Ⅰも生産事例?
こんにちは、ブルペンエース@タキプロです。
本シリーズでは、二次試験でやってはならないことをテーマに、本試験の際、ブルペンエースが実際にやらかしてしまった事故(失敗)をご紹介していきます。
受験生の皆様は、同じような失敗を犯さないように、ぜひ、本ブログを反面教師として頂きたいと思います。
さて、第2回は、「事例Ⅰも生産事例?」についてお話します。
平成20年事例Ⅰは機内食(アントレー)の製造販売会社が取り上げられました。第4工場の投資資金返済のため、営業利益を稼がないといけない状況下、新社長の取組みをヒアリングしているという分析型の事例でした
まだ、解答プロセスが確立しておらず、事例ごとの特徴も理解していないど素人の私は、事例Ⅰのお作法を知らぬまま、初めての二次試験に挑んでいきます
設問を読み進めていくと、第 問(配点20点)では、
「シングル・ワーク・ステーション(SWS)」が生産性向上に効果を生み出す可能性と、それを効果的に機能させる上で、必要な点について述べよ。
とありました。
第問は組織、人事におけるオペレーションレベルの設問です。社長がどのような視点で中小企業診断士に分析と助言を求めているのか?と考えれば、もちろん「従業員のモラール」や「人的資源管理」の観点ですよね
しかし、本試験中に初見のキーワード(SWS)と正面衝突した私は、平常心ではいられなくなり、見当違いのあらぬ方向へ走り出していきます
与件に何かヒントがないかと探しに行くと、アントレー生産の最終段階の盛りつけプロセスで「A社が採用したやり方は、担当者一人で一つのアントレーの盛りつけを行うもので、生産性の向上を図ることを目的としている」と書いてあるのを見つけました。
私は、心の中で
「セル生産 きたぁ--- 」って叫びました
私が初めて二次試験を受験した平成20年。
一次試験を通信教育で突破した私は、お財布事情と相談し、二次試験も通信(DVD)で準備してきました。
とは言え、通信(DVD)だけでは心細いため、ある予備校の二次過去問ゼミを短期的に受講しました
その講義の中で、私は初めて聞くキーワードに遭遇します。
その名は「セル生産」。
二次試験が直前に迫ってくる中で、私は講師に感謝しました。
「知っていると、知らないとでは、大きく点数に差がつくな」
私は、しめしめと思いながら、
「サイクルタイムの削減」
「製造リードタイムの短縮」、
「仕掛品在庫の削減」
「多能工を前提とした多工程持ち」
「生産性の向上に繋がる方式」
等々、セル生産に関わるキーワードをノートにメモしたのでした。
「SWSは=(イコール)セル生産だ」
「セル生産の効果は予習済みだぜ」
「行けー!!」
ドッカーン(大事故)
このような経過をたどり、事故は発生しました。事例Ⅰが組織