【独学2次対策】初年度不合格の原因分析
暑い日が続いていますが、くれぐれも体調に気を付けてください。ヲタク診断士@タキプロです。
私は最後まで独学を通した訳ですが、独学者が苦労するのが2次試験対策ではないでしょうか。
1次試験については、「覚える」のがメイン。市販のテキストや問題集を使えば独学でも十分に合格レベルの「知識」を得ることができます。
(ただし、財務・会計については、基礎的な簿記の知識をゼロから得ようとしたら、指導校などの授業を受けた方が早いと思います。平成24年度の財務・会計の1次試験問題でも簿記の知識が必要な問題が目につきました)
一方、2次試験は80分という限られた時間内に、与件分と設問分を『最適に』読み取り、決められた文字数に収めつつロジカルに読みやすい『最適な』文章を書くという作業が求められる、というのは前回お話いたしました。
そこで、私がどのように2次試験対策をとってきたか、反面教師の意味も込めてお話していきたいと思います。
2次試験初年度の平成22年度については不合格という結果だった訳ですが、それは1次試験脳のまま2次試験対策をしてしまったのが最大の敗因だったと思っています。
つまり、2次試験なのに市販の2次試験対策用の本を数冊購入し、ひたすらそれらを「読んだ」だけ。アウトプットの練習はほとんどしていませんでした。
そのため、本番では与件文にあるキーワードを並び替えただけの解答になってしまいました。。(それでもB評価はもらえるんだ…とも思いましたが)
これは別の試験で論述試験の経験があるので、同じような方法で通用すると勝手に勘違いしていたのがダメでした。
では、なぜ中小企業診断士の2次試験ではその方法が通用しなかったのか。
誤解を恐れずに言えば中小企業診断士の2次試験は「知識」を問うのではなく、「考え方」を問うものだからです。
「知識」を問う論述であれば、1次試験と同じように「知識」をインプットし、それを論述できるようにしなければならないのに対し、「考え方」を問う論述では徹底的に「アウトプット」の精度を高める必要があります。
そして「考え方」を解答する際には特有の『難しさ』があります。次回以降、その『難しさ』についてお話してみたいと思います。
<今後の勉強会開催予定>
8/26(日) 9時~ 八丁堀区民館
9/12(水) 19時~ 堀留町区民館
9/26(水) 19時~ 八丁堀区民館
2次試験初学者の方も、ぜひお気軽にご参加ください
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