【2次】問題点と対策と課題、ちゃんと書き分けてますか?
こんばんは、もん@タキプロです。
「努力しても報われないこともある。
しかし努力しなければ報われることはない。」
これは先のロンドン五輪で金メダルを獲得した選手が、
かつて恩師に言われた言葉だそうです。
必ず最後は報われると信じて努力ですね。
今日の記事は以前から準備していたのですが、
先週の格闘技女子Rの「それ、きいてませんから」を
一部深堀りした内容となりました。
今週もちょっと長めです、悪しからず。
皆さん、問題点や対策、課題が問われた時、
ちゃんと書き分けてますか
そもそも問題点と課題の違いがわかってない人が多いのでは?と思います。
実は私も最初はそうでした。
問題点
「問題点を述べよ。」と問われた解答が
「問題点は事業部制組織であること。」
これは本当に問題点でしょうか?
別の事例では「対策は事業部制組織に変更する。」と答えてませんか?
そう、事業部制組織自体は問題点ではありません。
事業部制組織であることにより
何らかの悪い現象が発生していることが問題点なのです。
問題点は
「事業部間の業務重複が多く、人件費等の管理費用が嵩むこと。」
そこに根拠(誰もが納得する証拠)を示して
「事業部制組織の為、事業部間の業務の重複が多く、人件費等の管理費用が嵩むこと。」などとします。
その原因や根拠 + 明らかに良くない現象
↑ ↑
これだけ書いて終わりがち 書き漏れがち
この2要素を盛り込むことを忘れないでください。
課題
「課題は事業部間の業務重複である。」
こういう解答を書く人が、たいへん多いです。
でもこれ、上述の問題点と同じじゃないですか?
新聞などでも似たような書き方している文章をよく見かけます。
(「高騰する穀物価格という課題に直面し」など。)
だから皆同じように考えてしまうのでしょう。
課題は「問題の解決や目標の達成などの、なすべき事やあるべき姿」を示します。
だから課題は
「業務重複が少ない体制構築して人件費等の管理費用を削減すること。」
などとします。
対策
問題点を解決したり、課題を達成するために
「対策は業務重複が少ない体制を構築すること。」
確かにその通りです。
しかし、これでは社長から「俺だってそれくらいわかってる。どうしたらそういう体制にできるか聞いてるんだよ」と突っ込まれること必至ですね。
対策は「1.5次知識を使う」または「現状を改める」の戦法でいきましょう。
「対策は職能制組織に変更し、重複する業務を1つの部署にまとめて業務重複を削減する。」
組織名などの知識がどうしても思い出せない場合は、
「対策は現状の事業部制組織を改め、重複する業務を1つの部署にまとめて業務重複を削減する。」
説問が聞いていることにちゃんと答えないと、
点数に結びつかない
ということの一端をわかって頂けましたか?
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