【合格体験記】〜「北さん」さんの場合〜
みなさん、おはようございます。フランシスコ@タキプロ6期生です。
今週は合格体験記を1週間にわたってお送りしています。
今朝の体験記は「北さん」です。
それでは、よろしくお願いします。
【自己紹介】
「北さん」と申します。
通信用デバイスの開発・製造会社に勤務しています。
開発・設計・技術営業等を経て、2年前から生産管理部門に所属しています。
アラフィフになりつつある40代です。
【診断士を目指した理由】
エンジニアとしての自分に限界を感じていました。
このままでは社会に必要とされない人材になってしまう・・という危機感から
- 経営全般に関わる知識を習得 企業内での仕事の幅を広げたい。
- 会社に依存しない「生涯現役」を実現したい。
- 減り続ける中小企業数に歯止めをかけるための支援をしたい。
(父親も中小企業を経営していました。中小企業のおかげで今の自分がいます。)
と思い、この資格を目指しました。
【受験歴】
- 2013年1次 情報 科目合格 (法務と情報だけのお試し受験)
- 2014年1次 経済 経営 運営 科目合格
- 2015年1次 財務 法務 中小 科目合格
- 2015年2次 合格
【勉強方法】
- 2013年5-7月 書店でテキスト買って読んだだけ
- 2013年10月- TAC ストレート本科 毎週日曜 通学コース
- 2014年10月- 学校仲間3名で自主勉強会結成 月 2回ペース
【敗因(不合格だったときのこと)】
2013年 10月~2014年 7月
- 日曜の講義後 復習 理解が浅い箇所はオプションの動画講義を視聴
- 平日は問題集を解く。不正解だった問題は印つけて、もう1回解いて終わり。
- 土曜 次の科目の予習 または、演習前の復習
- 意志弱く、平日 1h以下 土曜 3-4h程度が大半 でした。
- 当然、演習 模試の成績順位は、中の下
- 過去問を繰り返す時間とれず、1-2回解いたのみで、試験直前記へ
結果、1次試験 6科目中3科目合格しましたが、どれも60点台前半でした。全敗してもおかしくなかったです。
【勝因(合格につながったと思う取り組みなど)】
2014年 8月~ 2015年 10月
- 1次不合格でしたが、意外と前向きに2次の講義も継続して受講
- 2次の勉強時間が1年以上取れるという「変な」安心感がありました。
- 通学終了後は、費用節約のため、同じ1次不合格の学校仲間で3人だけの勉強会を結成しました。
- マンションの集会部屋やデニーズで勉強会を開催
- 仲間でお互い保有する 資料・情報を共有
- 資料は膨大になるので、持ち歩けるように、スキャン、PDF化、タブレットを活用
- 数社の受験校の模試問題を手分けして受験 傾向を共有
1次対策
2次の勉強時間を考慮、7科目は受験せず、残った3科目で勝負[財務、法務、中小]
- 過去問研究
過去問題集をスクラップ、年度別から項目別に編集、正解するまで解きました。
中小は、白書の最新データに依存しますので、過去問は解きませんでした。
- 法務・中小
最新情報をインプットをするため、最新のTACテキスト・問題集を購入
4-7月に集中的に学習、診断士になったら、社長さんにアドバイスするために必要な知識であることを意識し、楽しみながら暗記しました。
- 財務
TACの市販計算問題集と通学していたときの問題集を繰り返すことで自然と計算力がつきました。
- 結果
財務80点 法務76点 中小63点 で1次合格
2次対策
- インプット
TAC ストレート本科生向け、2次直前テキストを活用
Web講義の音声を繰り返し聞いていました。ポイントが整理されおり、適度な本の厚さでありがたかったです。
不足の知識は、1次のテキストで補完できました。
- 過去問研究
マンパワーで毎年試験後に提供している「戦略シート」というもの(会社概要 社長の想い、SWOT 企業戦略 課題 対策を整理するシート)を参考に、自分自身で時間をかけて戦略シートを作成、仲間と共有しながら議論を重ねました。診断士の疑似体験ができたようで、とても楽しかったです。
また、すべての事例には、「ストーリー性」があり、各設問と設問の関連性を考える習慣をつけることができました。
- 予備校等の演習問題
- 取組手順の確立
- 時間配分厳守
- パニックにならない
- 消しゴムの使用頻度削減
- 設問毎に与件文を色分けマーキングによる「抜け防止」
の練習を行いました。
演習問題は、過去問と比べると内容が薄い印象があるので、繰り返し解くことはせず、初めて見る問題の対策ツールとして活用しました。
- 目指す解答
合格者の生の解答と自分の差を意識し、受験学校の模範解答を目指さない
空白あっても可 と割り切りました。
解答が思い浮かばない問題は、与件文の切り抜き作戦で部分点狙いに切替
奇抜な解答は書かない、「最も多くの受験者が思いつく解答」が正解
計算ミスしない。自信のある問題ほど検算する。
- 結果
事例I 62 事例Ⅱ 61 事例Ⅲ 55 事例Ⅳ 68 計 246点 でギリ合格
事例IVでは空白もありましたが、計算ミスがなかったのが高得点につながり事例Ⅲの不足分を吸収できました。
【受験生へのメッセージ】
先日ビジネスパーソンを対象に新たに取得したい資格(語学検定含む)の調査で中小企業診断士が1番になったそうです。
働きながら取得でき、スキルアップにつながり、将来独立も視野に活動できることが人気の要因と思います。
勉強の取り組みには、
- 独学ではモチベーションが保てない。どう勉強したらわからない。
- 通学は1年くらいはいいが、2年目は、お金をかけたくない。
という悩みが 私にはありましたが、
国の補助制度や、株主優待券等を入手して学校費用を約30%節約
予備校で仲間を作って、勉強会立上げ、費用節約とモチベーション維持の両立
で、克服しました。
私と同じ動機で受験を考えている方もいらっしゃると思います。
合格し、この年(アラフィフ)で 新しい自分を見つけることができそうな、「ワクワク」を是非体感していただいてほしいです。
以上です。同じアラフィフの合格者が増えてうれしいです。「北さん」の今後の活躍に期待しています。
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