診断士:2次試験事例1 難しさの本質を把握しよう! VOL.3
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こんにちは、勢い系ストイック診断士 @タキプロです。
昨日に引き続き、事例Ⅰの特徴をお伝えしたいと思います。
特徴③記述の意図が分かりにくい
問題文中や設問で
組織構造、事業構造、収益構造、ビジネスモデル、経営管理制度
不透明さや複雑性、効果や成果、といった、何を聞きたいのかちょっ
と分かりにくい言葉が出てきます。
面接試験であれば、「どういう意味ですか?」と聞き直すことが
できますが、2次試験では、聞くことができません。
出題者の意図を正確に把握できない状態で作る解答は、
出題者が考えるも正解と違っている可能性があります。
※大体違ってます
これらは、事例Ⅰを難しく(点数を取りにくく)している要因のひとつです。
事例Ⅰの難しさがにじみ出てきますね。
特徴④事例Ⅰ(組織、人事)の問題なのに、生産やマーケティングな解答が考えられる。
平成21年 第5問 短期的な売り上げ向上策
平成19年 第5問 収益構造の改善
等、事例Ⅰ(組織・人事)の問題であるが、事例Ⅱ的な解答が
求められているかのような問題が出題されています。
頭で分かっていても、マーケティング一辺倒の解答になってし
まうことがあります。
事例Ⅰは組織、人事の事例ということを念頭に置き、解答を
作成する必要があります。
ただ、平成21年の第5問について、すべて人事・組織的な
解答をするのは、困難だと思います。
こんなときは、人事っぽい解答にする等、ちょっとした
テクニックで、大幅な失点を防ぐことができます。
ということで、事例Ⅰの難しさが少しずつ明らかになってきましたね。