診断士:2次試験事例1 難しさの本質を理解しよう!VOL.4
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こんにちは、暑い日が続いてますが、私の熱さも負けません。
勢い系ストイック診断士 @タキプロです。
さて、事例Ⅰの特徴について、本日で最後となります。
<事例Ⅰ特徴>
特徴④:与件文に解答の根拠が少ない
特徴の②(類推の程度が大きい)の裏返しです。
つまり、与件に明確な根拠が少ないので、解答作成
にあたっては、類推せざるをえないということですね。
又、作問者は根拠として、与件や設問に含めている
つもりでも、用語の意味が分かりずらい(特徴⑤)為、
根拠として使えない(分からない)、ということもあります。
少ない手がかりで、犯人を捕まえることができる、
名探偵コナンやシャーロックホームズであれば、
事例問題も簡単に解いてしまうかもしれませんね。
でも、一般的には手がかりが多いほうが、事件解決は
早く、そして容易になります。
同じように、少ない手がかりで、解答を作成しようと
すれば得点になり難い訳ですから、難易度は上がります。
特徴⑤:設問の解釈が複数存在する
文字だけで正確に相手に思いを伝えることは、困難です。
これは、皆さんが仕事でも体験していることではないでしょうか?
特に事例Ⅰは、言葉の意味、記述の意図、難解な用語等
により、問い自体が分かりにくい作りになっています。
すなわち、誤解しやすい文章のつくりになっているということです。
当然異なった解釈では、解答も異なります。
設問の解釈については、、非常に重要な点なので、
別途記載させていただきます。
特徴⑥:問われている要求のレベルが把握しにくい
上記の特徴により、問題の問いを特定し難い為に
発生する特徴です。
設問の要求、A社の経営課題、与件・設問にある制約条件
をよく吟味し、解答に値するレベルで答えなければならない。
レベル感が難しいのは、事例Ⅲも同様です。
以上、事例Ⅰの特徴でした。
私がお伝えしたこと以外に、皆さんはどのような特徴を認識してますか。
まずは、認識することが大事です。
認識ができたら、それに対する対応を行っていきましょう。
明日は、特徴⑤について、具体例を示しながらお伝えします。