スキ×ベン ~ トイレ×熟読
おはようございます。
月曜朝イチ、市役所の星☆@タキプロです。
今日は祝日ですね。いざ模試 っていう方もいれば、一日事例漬け って方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あと一か月と少し、全力でがんばってください!全力で応援してます!
さて、「日常生活のスキマに勉強を組み込む方法」を追及する本シリーズ。
前回はコレ>> 5分の空き時間×個別計算問題
で、今回はコレ
トイレ×熟読
「またトイレ かよコイツ 」と思った方、いつもお読みいただきありがとうございます。
今後も、「トイレ診断士」とか「トイレ@タキプロ」とか呼ばれない程度に、ちょくちょくトイレ感(?)を出していきます。
それはおいといて。
事例の与件文、みなさん日々の勉強で読んでらっしゃると思います。
80分で解くときや、解いたあとの振り返りのときなど、与件を読まない日はないと言ってもいいくらいじゃないでしょうか。
(そうではない二次受験生の方がもしいたら、今日からそうなってください)
でも、「意外と深く読み込めてないな自分 」って感じたことありませんか?
解いている最中はどうしても時間に追われてしまいますし、振り返りのときは今振り返ってる設問の該当部分だけを探しにいってしまいがちです。
しかし、事例問題には与件と設問しかないので、よりよい答案を作るためには、浅い読み方でいいワケないのですよ。
当たり前のハナシですが、与件文は段落の集合体で、段落は一つひとつの文章の集合体、文章のなかに要素があるのです。
各要素が文章や段落の中でどう関連づけられているか理解すると、今より1ランク高い答案が書けると思います。
たとえば、H21事例Ⅲの2段落目。
①木製家具製造業は、一般に産地または消費地の家具問屋を経由して小売店に販売している。
②その中で、家具専門の中小小売店では総じて売り上げが低迷しているが、消費者に対してライフスタイルの提案を積極的に展開しているインテリア用品・生活用品を扱う小売店や、製造小売型(SPA)の大型小売店の売り上げは比較的好調である。
③このような木製家具業界にあって、C社は全国の小売店約300社に直接販売している。
④その販売先の約80%は、主にインテリア用品・生活用品を取り扱う小売店が占め、家具専門の小売店数が少ないのが特徴である。
こんな文章ありましたよね。
さらっと読んでしまうと、「ここから抜き出せば第1問の半分はイケるな」程度で終わってしまいます。まぁ配点10点の問題の半分の要素ですし、本試験での対応としてはそれでも十分なんですが。
ただ、よーく読んでみると、このそれぞれの文章の関係が見えてきます。
たとえば
①と②は外部環境、③と④は内部環境。
①と③は販売経路、②と④は販売先。
という切り分けができそうですよね。
そうなると、
世の中的には①の販売経路がフツーだけどC社は③だから好調、
世の中的には②な状況なんだけどC社は④だから好調、
という2種類の要素を盛り込んだほうがよさそうな気がしてきません?
もう一個例を出しましょう。おなじくH21、今度は事例Ⅰです。
3段落目のうしろのほう。
大都市圏内のデパート進出に際して①W市地区産の原材料にこだわる一方で、②市場や嗜好の違いに配慮して創作菓子にも取り組み、③地元の店とは違った店舗コンセプトも打ち出した。
①地元農家と専属契約を結び原材料の確保を図ると同時に、②社内コンテストの開催、社外の菓子職人やコンサルタントへの依頼などによって新しい創作菓子の開発に積極的に取り組んだ。③初めてデパートで採用した創作菓子では、工場から半製品を輸送して売場の顧客の目の前で完成品に仕上げる手法を取り入れた。
最初の文で書いてある内容を具体的に言うとコレだよ、っていうのが後半で明確に切り分けられてますよね。
H23の事例Ⅱの1段落目の経営理念のくだりも同じような文章構成なので、一度見てみてくださいな。
前段の例が長くなりました。
事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと例を出しましたが、こういった文章のアヤは出題者に限らず出現してきます。
与件を丹念に読んでいくと、出題者の想定する切り分け方とか、思考フレームみたいなものが見えてきます。
もちろん、本番で丹念に読んでる余裕はないと思いますが、普段から訓練しておけば、こういった文章構成のアヤ的なモノに気づきやすくなりますよね。例えば、こんな方法はどうでしょうか。
与件文をコピーして段落ごとに区切っておく
これも、単語カードとか使ってもいいですよね。
今日はココ、と思った段落を毎朝のトイレで読む
一段落だけに集中して読むので、短時間に区切れるシチュエーションがいいと思います。それこそがトイレ勉の利点です。
その文章構成を咀嚼して、あわよくば要約してみる
トイレで要約を書くところまでやるのは敷居が高いので、咀嚼までトイレでやって、あとの要約文つくりは出勤時間中とかにやってみてはどうでしょう。
これだけです。
これだけですが、毎日のトレーニングのひとつとして加えていただくと、本番までには力が実感できると思いますよ!
さて、今日挙げた例はどうだったでしょうか?
「知ってたよ!」という方もいれば、「なるほど!」と思ってくれた方もいるかもしれませんね。
タキプロでは、そういった気づきが満載の勉強会も開催してます。
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