本当に効率良く知識を習得できていますか。【いし】
こんにちは。
タキプロ7期@「いし」です。
いよいよ6月に入り診断士試験の締め切りも終わって、これから受験直前期ですね。
受験生のみなさんは、お忙しいと思いますが、梅雨に入る時期でもありますので、くれぐれもお身体にはお気をつけください。
今日は、タイトルの通り知識の効率的な習得について私見をお伝えできればと考えています。
さも私自身ができているかのように書いてしまいますが、そうではなく、私自身まだまだできていません。
あくまでも勉強方法を考え、見つめなおすという観点でお読みいただければと思います。
1.診断士1次試験の特性と勉強方法
みなさんもご存知の通り、診断士の1次試験は選択肢から正解を選ぶ択一式試験です。
したがって、2次試験を一旦脇に置き、1次試験の突破のみを考えれば、基本的に「正誤の判断」ができれば試験に合格できます。
試験の種類をアウトプットする観点から考えれば、
- 対象を見ると判断をできる(択一式)
- 対象を自ら作り出せる(論述式)
上記の2点があると思います。
以上の2点は①→②の順序で難易度が上がるように一般的に考えられていますし、①→②の方向で勉強を進める方も多くいらっしゃるでしょう。
まずは、①の状態を作り出すことで、暗記科目が多く「正誤の判断」をするといった特性を持つ診断士1次試験には合格できると思います。
2.果たしてそれは効率的か
しかし、勉強の効率性という観点で見た場合はどうでしょう。
①ができるようになる勉強法
↓
②ができるようになる勉強法
という順序で自らの習得レベルを上げていくことが効率的でしょうか。
おそらく、①の状態を作り出す最も短期的に効率的な学習方法は(理解の伴わない)丸暗記でしょう。昔から言われるように(私も学生時によく使いました。。。)一夜漬けは短期的に効果を発揮します。
また、丸暗記以外に①の状態を作り出す効率的な学習方法は、問題の反復演習をすることも挙げられるでしょう。問題として出題される可能性が高い部分を集中的に勉強し、(一定の理解の下に)暗記と判断の訓練をするのです。
ただし、よく言われることですが、一定の年齢(一般には高校生くらいから)になると理由付けの伴わない暗記力が低下し、逆に論理的に整理し知識を関連付ける勉強方法の効率が上がるようになります。
3.本当の意味で効率的な学習方法とは
そう考えると、先に述べた丸暗記や問題の反復演習からなる勉強方法に最初に着手することより、物事について目的や趣旨から考え、大枠を捉えて物事の階層関係を整理しつつ、原理原則に基づきながら細部を(もしくは判断の基準を)覚えていく学習方法が効率的ではないでしょうか。
幹のない木は存在しないように、幹から枝へ、枝から葉っぱへとロジックツリーを頭の中で構築するのです。
そして、これは1次試験対策という意味からも、2次試験対策という意味からも必要な作業のように思うのです。
もちろん、決して全てについて上記作業を行う必要はありません。
例えば、参考書を開く際に、最初は必ず目次に目を通して章立てに着目することで、勉強する対象を俯瞰的に眺めて全体の中の位置や存在目的を理解しようとするだけでも違ってくると思います。(私は必ずこの作業をやっていました。)
また、オリジナルのマインドマップやファイナルペーパーを作成することも非常に効果があります。
さらに、特に独学の方は、詳細な知識が多く書かれている診断士1次試験対策の参考書よりも、まずはその科目の概略が書かれている入門書を読むことをおすすめします。
一度大枠や科目の必要性・目的を把握した上で詳細な勉強に入るのです。このとき、入門書はできるだけ薄く、やさしい内容で書かれているものが良いと思います。
私自身は、法務であれば司法試験受験予備校が出版している会社法の入門書、情報であればITパスポート試験のイラストがふんだんに入ったテキストなどを用いていました。
みなさんもご自身に合う一冊を見つけてみてください。きっと理解が深まるはずです。
以上、私見に偏った内容かもしれませんが、最後までお付き合い頂いてありがとうございました。
1次試験まで「まだ」2か月、一度勉強方法を見直すことも必要かもしれません。
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