【初学・ストレート合格狙い】 「写経」ってやってみました? – タケシの場合
こんにちは。 タケシ@7期です。 (これまでの記事はこちら)
2次本試験まで、あと40日を切りました。
ちゃんと「設問を読む」「回答可能性を複数挙げる」「答案文のパターンを幾つか準備する」「与件文を読んで根拠を拾う」「どの根拠をどの設問回答に使うかを決める」「因果を踏まえて答案文に書く」といった、それぞれの作業を行う際の自分の「クセ」を意識しながら演習問題や過去問の振り返りは出来ているでしょうか?
9月半ばともなると、初学者の間でも何となく2次試験のポイントを掴み始めて演習等でも得点が安定し始める人と、受験校講師・多年度受験生・ネットなどから入手した各種ノウハウ等をパクって、試して、アレンジして、試行錯誤して努力しているのに、どうも未だにポイントが掴めない人との2極化が始まる頃だと思います。
でも、後者の人もまだ大丈夫。初学者の場合、学習方法を間違えてさえなければ本当に10月末の試験本番まで力は伸びますので、まだ間に合います。
昨年の9月半ば頃は、タケシもまだ五里霧中状態から脱しておらず受験校演習の成績も最高は72点から最低は8点まで乱高下の繰り返しでした。
ようやく「あれ?何か掴んだ?」と思ったのは受験校演習も授業もすべて終わり、独り学習期間に入った10月半ばに差し掛かった頃。
そこで今回は、前回で触れた「演習・過去問の振り返り」に没頭しながらも、なかなか2次試験のポイントが掴めなかったタケシが「あれ?何か掴んだ?」と思うキッカケの一つになった「写経」について書きたいと思います。
診断士受験生の皆さんは言われなくてもご存知かとおもいますが「写経」っていうのは与件文や設問文、演習模範解答や合格者答案などを、そのまま一字一句写すこと。(タケシはPCでエクセルに打ち込んでました。)
しかし、ただ漠然と「写経」をしても得られるものは何も無いです。
一方でちゃんと意識を働かせながらやれば本当にイロイロな事が見えてきます。
例えば
① 設問の写経では
- ゴチョゴチョと書いてあるけど、結局は何を聞かれているのか?
- こういった解釈も出来るんじゃないか?
- 回答する際に配慮すべき条件は何なのか?
② 与件文の写経では
- なぜ、わざわざこんな所にこんな事が書かれてるんだろう?
- 意外と1段落目に「根拠」が隠されている事もあるんだ。
- 「根拠」が乱発されてどの設問に因果付けるのかが難しいかも。
こんな場合、合格者はどうやって処理してるんだろう?
③ 演習模範解答や合格者答案の写経では
- まとめ方上手いな。このフレームやフレーズは真似してみよう。
- あの「根拠」ってこう使うんだ。
- こういう切り口で答案を「多面化」させるんだ。
などなど意識を働かせてPCに打ち込みながら、その都度思った事や考えたことをメモしてゆきます。
そうして「写経」を終えたら、メモに書いた疑問や気付きを踏まえつつ改めて自分の答案や関連付けた根拠、見落とした or 使わなかった根拠、演習模範解答や合格者答案などをジックリと読み返します。すると、改善すべき点がまあ出て来るわ出て来るわ。
要は「写経」という行為を通して、演習問題や過去問の分析作業をガッツリとやってる訳です。なので、本当に力が付いてくると、過去問を「写経」している際に「こうやって「根拠」を隠そうとしたのね」といった作問者の工夫にも気付ける様になってきたり。
非常に地味な作業では有りますが、タケシにとっては「写経」を通しての演習問題と過去問の分析で「事例の作られ方」についての理解が深まったと共に、自分の引き出しには無かったフレーズ、解答記述フレームを学び、根拠の読み飛ばし方など「自分が事例を処理する際のクセ」を再認識するにはとても効果的な作業でした。
受験校演習の得点が今ひとつ安定しない人や、2次試験のポイントがどうも掴めないといった人は、ガムシャラに事例の数をこなすよりは、ジックリと1つの事例に向き合ってみる事が新たな気付きを得るキッカケになるかも知れません。
奥が深いですよ「写経」って。(笑)
タケシでした。
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