【2次試験リトライ組向け】ぱくさん流2次筆記試験・記載レギュレーション【ぱくさんの知的根性論#26】
長かったようで短かったようで、
長かったようでやっぱり短かった。
そんなタキプロ7期生の活動も、もうすぐ終わります。
いや、マジで終わります。
マジで。
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ぱく@タキプロ7期の鬼参謀です。
世の中はお屠蘇気分も終わって、
もろもろ本格始動し始める頃だと思います。
合格者の皆様は、活動の方針に頭を捻り終えた感じでしょうか。
タキプロ8期の席はまだ若干空いてますので、
是非お越しくださいませ。
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本連載も、今回を入れてあと2回を残すのみとなりました。
で、「まだ話してないことあったっけ?」と振り返ったところ、
「あ、2次筆記試験のことでひとつ話し忘れてた!」と、
(注1)気づいたことがあり。
そんなわけで今回は、
e)の「2次試験リトライ組」にお伝えします。
題して、「ぱくさん流2次筆記試験・記載レギュレーション」。
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①発端は”混乱”
大変”混乱”したことがありました。
「この書き方は許されるんだろうか?」
「こんな書き方で減点とかされないのかな?」
もうちょっと具体的に言うと、
略称の使用可否、
書き始めのひとマス空けの是非、
丸数字や特殊文字の使用可否、などなど…。
で、例によって答えを知っている人はいなかったわけです。
2次筆記試験は、筆記試験と言いつつも、
書きっぷりのレギュレーションは、ほぼ指定がありません。
なので、受験生ごとに
思い思いの書きっぷりが氾濫しているのが現状のようです。
実際、模範解答をみても
予備校によって全然違いますよね?書きっぷり。
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②「どこまで許されるのか?」の推察
そこで、私は考えました。
これは「試験委員会からの挑戦状」だと。
“我々が許容する「書きっぷり」くらい、
コンサルなら推察してみせろ”と、
そういう感じの挑戦状であると。
さて、
試験における「書きっぷりの是非」を判断するのは当然、
試験委員です。
また、試験委員の立場からすれば、
筆記試験ではコンサルタントとしての日本語力を問うている
はずです。
なので、
「書きっぷりへのこだわりは程々でいい。
それより中身のある提案をしてよね」
みたいなところが肝要なんではないでしょうか。
(※2)
まあとにかく、
私(ぱく)はそうなんだろうと推察したわけです。
★
以上から、私が導き出した「書きっぷり」に対する結論は、
文法が破綻してなければOK
★
③ぱくの解答方針の加味
じゃあ②の結論に従って、
「”ぱくの”書きっぷり」はどうするべきか?
に思いが至ったのですが、ここの結論はごくシンプルで、
まあ根っこが「面倒くさがり」なので、
なるべく解答方針もシンプルにしたかっただけなんですが。
真面目な話、一つでも大くのキーワードを詰め込むことで、
できるだけ「大外れ」が無いように、というのが基本戦略でしたので、
ここに至るのは当然の帰結だったわけです。
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④「ぱくさん流の2次筆記試験・記載レギュレーション」の確立
で、ここまでの検討から導き出された、
「具体的な、ぱくさん流の記載レギュレーション」を
実際に困ったポイント別に書くと、こんな感じになります。
<記載レギュレーション>
a)略称の使用可否
むしろ最大限活用します。
・データベース⇒DB
・プライベートブランド⇒PB
・ナショナルブランド⇒NB
など。
b)数字や英字を半角とするかor全角とするか
なので”数字や英字はひとマスに2文字”書くことにします。
【例】
「NW」や「DB」は2マスではなく1マスに。
「1000」は4マスではなく2マスに。
c)書き始めの1マス空けの是非
⇒非。
1マス空けるなんてMOTTAINAI。
1マスあれば、PBとかNBとかキーワード1つブッ込めます。
マスは貴重な資源です。
d)語尾は「だ、である?」、「です、ます?」、「体言止め?」
⇒「体言止め」を採用。
ブログなどでむやみに連発すると、
読み手を超気持ち悪くさせてしまう「体言止め」ですが、
文字数を削る観点からは、大変有効です。
採点者の感情は知ったこっちゃありません。
文法的には問題ないので採用します。
国家資格なんですし、コレで減点にはならないでしょう。
e)丸数字、特殊文字の使用可否
⇒可。
むしろガッツリ使います。
文法を破綻させず、
適切に言いたいことを伝えるための重要テクニックです。
【例】
「課題はXXXX。理由は①~~、②~~、③~~の為。」
f)漢字の有効活用
⇒漢字にすると文字数が減らせる表現は全部漢字。
・ため⇒為
・また⇒又
・など⇒等
・しやすい⇒し易い
・しにくい⇒し難い
など。
g)同義語の有効活用
⇒同義で文字数が少ない文言がある場合、
文字数が少ない方を採用。
・販売管理費⇒販管費
・推し進める⇒推進する
など。
h)「複合の語」の記載統一
⇒「漢字」+「漢字」
+「送り仮名1文字」に統一。
・うりあげ⇒売上げ
・くみあわせ⇒組合せ
ここはちょっと説明が必要ですね。
皆さんは「複合の語」という文法用語をご存知でしょうか。
リンク先には、
「漢字の訓と訓、音と訓などを複合させ、
漢字二字以上を用いて書き表す語をいう。」とあります。
で、細かい説明はリンク先に譲りますが、
誤解を恐れずにすご~くざっくりいうと、
送り仮名は”理解できる範囲で”削っちゃってOK」
コレに基づいて具体例を出すと、
次の表現はすべて”日本語としては”正解ということになります。
打ち合わせ
打ちあわせ
うちあわせ
打ち合せ
打合わせ
打合せ
打合
さて、では「どの表現を採用するか?」となるのですが、
ここで方針i)からいくと「打合」ということになります。
ただ、方針ii)やiii)的には少々グレーゾーンな気がします。
「コレ送り仮名の間違いじゃねー?」と判断されるとか、
とにかくちょっとリスキーな感じがします。
となると、間を取って「打合せ」あたりが妥当な気がしまして。
そんなわけで、私の方針は上述のようになった由。
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以上を踏まえて、書きっぷりがどのように変化するか、
例を挙げてみましょう。
<before>
施策は、生産に関する情報を、データベースで、リアルタイムに一元化し、ネットワークで全社に共有することである。また、部署を横断する打ち合わせを定期的に実施し、綿密な生産計画を策定することである。さらに、工場における手順の標準化を推し進めることである。(124文字)
<after>
施策は、①生産情報を、DBで、リアルタイムに一元化し、NWで全社に共有化、②定期的な部署横断型の打合せを実施し、生産計画を精緻化、③手順の標準化の推進、等。(76文字)
仮に「100文字で書け」という問題だった場合、
<before>は収まりませんが、<after>ならまだまだ書けますね。
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本番ではコレを愚直に実行しました。
ひょっとしたら減点されてるのかもしれません。
でもまあ、結果として合格したので、
参考にはなると思われます。
別の考え方、好みなどもあるでしょうから、
みなさんも「自分流」の「書きっぷり」を考えてみてください。
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<今日の名言>
「自信を持ってリングに上がれ
最後は ——–キサマが積み上げたものが拳に宿る」
(by鴨川会長・はじめの一歩)
多年度生は文字に怨念こもってますから、
重みが違いますよね。
わからず屋の試験委員に
今度こそ叩きつけてやりましょう。
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次回、最終回です。
Enjoy!
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<注>
1、今更!
2、コンサルの現場だとこんな感じのことを耳タコレベルで言われます。でも書きっぷりを適当にするとメッチャクチャ怒られるんだぜ。どういうことなの…。
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~以下宣伝~
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