サッカー日本代表に学ぶ「どんな環境に置かれても勝ち切る」姿勢
おはようございます、日曜朝のサイトヲ@タキプロです。
先週水曜日は、サッカーブラジルW杯最終予選のオマーンvs日本戦が
敵地マスカット(オマーンの首都)で行われました。
試合は、日本が見事2-1でオマーンを下し、
W杯出場に向けた貴重な勝点3をゲットしましたが、
受験生の皆さんの中にも、勉強しなければ…と思いつつ、
つい手を止めてテレビに見入ってしまったという方、
結構いらっしゃったのではないでしょうか?
今回は、「日本代表に学ぶ『どんな環境に置かれても勝ち切る』姿勢」
と題し、本来勉強に充てられるはずだった(?)テレビ観戦の時間から、
少しでも診断士受験に役立つ教訓を引き出してみたいと思います。
教訓 不利な環境を十分に想定した準備
⇒先日のオマーン戦、試合会場のマスカットは11月にも関わらず
30℃オーバーのうだるような暑さでした。
当然のことながら、晩秋の日本や、冷涼なヨーロッパ諸国
(本田圭佑選手に至っては氷点下のロシア)から乗り込んできた
日本の選手の身体に、中東の暑熱が堪えないわけがありません。
ですが、代表選手のほとんどは、これまでにも中東諸国や北朝鮮など
過酷なアウェイでの試合を何度も経験しており、今回もほとんど動じる
ことはなかったようです。
診断士試験でも、必ずしも試験会場の環境が集中しやすいように
整っているとは限りません。
8月の暑さはオマーンにも勝るとも劣らないでしょうし、
冷房が効きすぎていたり効かなかったり、隣の受験者の挙動が気になった
り(さすがにオマーンのサポーターみたいにブーイングは飛ばさないでし
ょうけど)なんてことも十分に想定できます。
受験生時代、ある予備校の先生から「演習問題や過去問は、できる限り
『うるさくて集中しにくい場所』を選んで解け」とアドバイスされた
ことがありますが、まさにその通りだと思います。
人間、苦しくなるとついラクな方向に逃げがちになってしまいますが、
本番の状況をクールに想定して自分を敢えて追い込むことができるか
どうかも、来年合格という成果を掴むための重要なファクターになると
思います。
教訓 「先制点」で優位に立つ
⇒このオマーン戦では、前半20分にFW清武選手が先制ゴールを挙げ、
その後オマーンの反撃を受けて同点に追いつかれたものの、
終了間際の後半44分にFW岡崎選手のゴールで勝ち越し、
勝利を手にしました。
全体的にはホームのサポーターの大声援に後押しされたオマーンの方が
決定的なチャンスも多く、オマーンの攻勢にさらされる場面も数多く
見られましたが、それをしのぐことができたのも、やはり前半のうちに
先制点を取って気持ちの上でゆとりをもって試合を進められたことが
大きかったかと思います。
以前の記事でも触れましたが、診断士試験でも、
「早い段階での先制点」=1科目めで手応えを掴んで気持ちをノセていく
が非常に重要だと感じています。
1次試験の一番最初の科目は、「経済学・経済政策」。2次試験との
関連性はさほどなく、主要科目というわけではありませんが、
この科目で手応えを掴めるかどうかは、その後の試験に臨む心理状態に
かなり大きな影響を与えます。ここで「先制点」が取れるよう、
がんばって学習に臨んでほしいと思います。
教訓 崩すことのなかった「勝ちに行く姿勢」
⇒サッカーの場合、環境面で不利になることの多いアウェイ(敵地)の
試合では 、「最低限負けなければOK」という姿勢で臨むのがセオリーと
されています。
しかし、この日の日本代表は、身体的コンディションが整わない中でも、
攻撃的な姿勢を崩しませんでした。
途中出場した3選手(DF酒井高徳/MF細貝萌/MF高橋秀人)は
全員守備を得意とする選手ですが、内酒井選手と細貝選手については、
ザッケローニ監督は、相手の攻撃をケアしつつも、DF長友選手や
MF遠藤選手の攻撃力を生かして点を奪うための采配だった、と
明かしています。
同点にされても「引き分けでいい」という慢心を許さず、あくまでも
勝利を目指す、という強い意志をチーム全員で共有していたことが、
土壇場での勝ち越しゴールという結果に結びついたのかもしれません。
サッカー一つでこんなに話を引っ張るのかよ、とあきれた方も
いらっしゃるかもしれませんが、
合格のためにはどんな経験もムダにしない。
勉強をサボったことさえ勉強に結びつけ、そこから学ぶモノを得てしまう。
そんな執念や貪欲さも、目標の達成には欠かせないことなんじゃないか、と
考えています。
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