MBAからの診断士⑨MBAの強みを手に入れよう /のぞみん
こんにちは、のぞみん@タキプロ9期です。口述試験を受験する資格を得た方の発表日を目前に控え、ドキドキな方も多いのではないでしょうか。
私は先日初めて、無料経営相談会に診断士として参加してきました。完全にオープンな場で相談を受けるのは初めてでしたが、診断士として学んできたことだけではなく、MBAを取得する過程で得たものや、自らの創業経験も役立つことが多く、それを自分の強みと感じることができました。
今日は、MBAホルダーならではの強み、そしてそれを身につける方法についてお話したいと思います。
診断士の特徴
診断士の実務補習で驚いたのは、さすが難しい試験を潜り抜けてきているだけあって、とにかくみんな優秀なこと!かなり難しいタスクも、期限までに期待されている以上のアウトプットを必ず出してきて、組織にいたらとても歓迎される、いわゆる「仕事のできる人」たちだと思いました。
しかし、私も含め大半が大企業に在籍中または出身者で、独立して1人でやっている人はいますが、中小企業での就労経験がある人はとても少ないです。
そして、診断士になるための勉強は、基本的には試験対策であるというのも見逃してはならない点だと思います。
MBAで得られること
診断士とMBAの決定的な違いは、診断士はコンサルタント視点、MBAは経営者視点であるということだと思います。
診断士試験では、王道の正論が求められ、これを導けることは非常に重要だと思います。しかし、みなさんもご存知の通り世の中は正論だけではまわりません。組織はいろいろな感情や考え方を持った個人の集合体で、イレギュラーな対応が必要です。
診断士の2次試験のケース問題は2~3ページですが、MBAで使用するケースは30ページを超えるものも少なくありません。そこには、対象となる企業のビジョンやそれを取り巻く環境から、キーマンとなる従業員のプロフィールこと細かに書かれています。
それらを踏まえ、関係者の感情まで配慮しながら、決して1つではない経営者としての答えを議論するのがビジネススクールの授業です。
実際に実務補習に入ると、「正論ではこれをやるべきだが、あの社長は絶対嫌がるだろうな」といったことが山ほどあります。それをどういうアプローチなら納得してもらえるのか、またはあきらめて代案を出すべきなのか、といった判断は、ビジネススクールで学んだからこそ身についたと思います。
経営者視点を得るには
そして、もう一つの強みは、経営者の心を動かすパワーワードを持っていることです。授業の中で、あるいは学校が提供してくれた経営者のセミナーや交流の中で、いくつかの印象的な言葉をもらいました。そして、私はその教えを胸に刻みながら、現在自分も経営者の端くれとして頑張っています。それはもちろん、経営者へのアドバイスにも役立っています。
しかし、これらの強みはMBAを取得しなければ得られないというわけではありません。ビジネススクールに通っていると自動的にその機会が与えられる環境にあるというだけで、経営者の本を読んだり、セミナーに行ったり、交流会で経営者の話を聞いたりすることで、個人でも十分に得られると思います。
ですので、ぜひ合格後も積極的にアクションを起こしてほして学び続けていただきたいな、と思います。
パワーワードの例
パワーワードの例として、最後に私が独立する前に、とても心に残った先輩起業家の言葉を紹介したいと思います。
「後ろの扉を閉めないと、開かない扉がある」
私はこの言葉を、2通りのニュアンスで引用させていただいています。1つは自分のビジョンを達成するために、独立すべきと背中を押すニュアンス。もう1つは独立する覚悟がないなら、うまくいかないから諦めるべき、というニュアンス。
人の言葉、それも少し詩的な表現を使うことで、言いやすく、気持ちも伝わりやすいように思いませんか?こんなパワーワードをたくさん見つけて行っていただきたいと思います。
明日の担当はWeb勉強会班です!
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