【２次試験】独学による２次対策～戦友（＝テキスト）を見つけよう～

今週でもう8月が終わりますね。ヲタク診断士＠タキプロです。

9月も力いっぱい走り抜けましょう！

2次試験合格には、大きく3つの能力が必要だと言われています。
事例文・問題文を読み取る能力
解答を考える能力
解答を書く能力

独学の場合、このうちとを自分で磨くのが難しいと感じました。
それはなぜか。
事例文・問題文を読み取る際と、読み取った後で解答を考える際とで、それぞれにバイアスがかかってしまうこと、そのバイアスは自分自身ではなかなか気付けないことが原因ではないかと思っています。

そのため、やを能力を磨くために、各指導校などでは、○○メソッドや○○式といった考え方のルールを学んで、事例文・問題文を読み取り、解答を導き出す練習をしているのですが、完全独学（指導校の通信なども受けていない）の場合、市販の書籍か、ネットで公開している情報が頼りです。しかも、それは一方通行なので、自分の考えや解答に対するリアクションがありません。

そこでタキプロ勉強会などを利用していただいて、フィードバックを受けるのは大変有効だと思います。（私も初年度にタキプロ勉強会を利用していたら…）

ただ、諸々の事情でそれすらもできない場合もあると思います。私もそうでした。その場合には、基本的に市販の書籍がメイン教材になります。そのため、完全独学で2次試験に挑むにはまずメインとなるテキストの選択がPointになると思います。

私の場合、初年度にはDAI-X出版の『事業攻略のセオリー』をメインに使っていました。
この本も問題の分析や事例を解く手順と注意点、事例問題攻略のセオリー（全18個）など、実践に即した内容で好きなのですが、私の場合この本すら消化不良を起こしてしまったほど勉強時間が取れませんでした。。

中小企業診断士2次試験事例攻略のセオリー〈平成24年度版〉/村井信行: ￥3,045; Amazon.co.jp

そこで2次試験2年目は、市販されている2次対策用の書籍は一通り購入して、その内容をザッと目を通してみました。そんな中、私にベストフィットした書籍が平成23年に初版されました。

それがこちら。『中小企業診断士２次試験　世界一やさしい答案作成術』

中小企業診断士２次試験　世界一やさしい答案作成術 (DO BOOKS)/斎尾裕史著: ￥2,730; Amazon.co.jp

この本の特徴は、

出題者からのヒントを見逃さない
ＳＷＯＴ分析はやらない、文章を切り分ける
営業指標かんたん判定フローチャート
「私はどう思うか」ではなく、「出題者はどう思っているか」を見極める
「採点者から良い点をもらえる文章力」を身につける
（以上、Amazonの「内容紹介」より）

という視点から、『「難しいこと」がわからなくても合格できる』という売り文句に惹かれたのですが、正にその通りでした。

個人的に「とにかくＳＷＯＴ分析」ってどうなの？派だったのも、この本がマッチした理由かもしれません。

この本の内容に激しく同意した私は、2年目はこの本と心中するつもりで勉強を始めたのでした。
書籍はいろいろ販売されており、それぞれ合う・合わないがあると思います。まずは自分にフィットする書籍を探し、それを戦友としてとことん付き合っていくことが、私の独学による2次対策のキモでした。

ところで、実はこの本が出版されたのが平成23年7月27日。
そうです、2年目なのに本格的に2次試験対策を始めたのがこの本を購入した後なので8月以降ということになります。それでも何とか間に合ったので、まだまだこれからの頑張り次第です！

≪注意≫
本日8/29付で、診断士教会より平成24年度中小企業診断士1次試験における正解の訂正のリリースがありました。（該当ページはこちら。）
運営管理(オペレーション・マネジメント)の第10問について、「ウ」が正解と公表されていたのが、「ア」も正解として適当とのことで、「ア」と「ウ」の解答を正解として扱うとのことです。
また、中小企業経営・中小企業政策の第3問(設問2)について、設問の出所表示に誤記があることが分かったとのことで、すべての受験生を正解にとして取り扱うとのことです。
詳しくは、直接ご確認ください。
また、これで結果が変わる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、今からでも間に合います念ずれば花開く