2次試験学習のコツ+事例Ⅲのポイント/みーやん
タキプロ10期東京のみーやんです。
自己紹介を含めた過去記事はこちらです。
2次試験の学習でツマヅキを避けるため、注意してほしいと思う事をお伝えします。
1次試験と2次試験の違い
1次試験では
①汎用的知識を学び
②汎用的な問題が問われ
③汎用的な知識を使って
④汎用的な解答を選ぶ
2次試験では
①汎用的知識を学び(= 1次試験学習)
②具体的な問題が問われ
③汎用的な知識を使って
④具体的な解答を作る
違いは②と④です。
2次試験では「②具体→③汎用→④具体」の変換を上手にできるかどうかがポイントだと考えています。
②→③の変換は各予備校・参考書のメソッドで学べるものだと思います。
(設問解釈、設問のレイヤー分け等が使われます)
私はMMC(予備校)でMCサークルというツールで学びました。学習していないので詳しくは分かりませんが、他にTBCでは抽象化ブロックシート、AASでは事例問題の解法等があるのだと思います。こういったツールを学ぶと効率的に変換方法を習得できると思います。
1次試験で学ぶ汎用的知識は広範囲です。2次試験の具体的な問いに対して、どの汎用的知識を使うのか。この選択を間違えると致命的ですので、効率よく学習できる方法を選択するとよいと思います。
特に初学の場合、②→③の変換を意識して学習を進めて頂きたいです。これを意識せずに過去問演習+ベスト答案作成を繰り返すと、②→④のルートとなってしまい、過去問のベスト解答を覚えるだけになってしまいます。特に怖いのは、与件文・設問要求を無視して、過去問のベスト解答から解答根拠を持ってくるクセがついてしまうことです。
再現答案の使い方
次に③→④の変換です。
私は、これは予備校・参考書では学べないものだと思っています。皆さんの解答はそれぞれ個別具体的だからです。
汎用的知識をどのように具体的な解答に落とし込むか。参考になるのは再現答案です。
ここで有効利用できるのが「ふぞろいな合格答案」、「全ノウハウ」、「受験生支援組織による再現答案分析」です。AASでもH30年度分をブログに掲載しています。
皆さんが問題演習で作成した解答と、再現答案を比較検討してみることです。因果関係、結論(効果)への落とし込み方、再現答案を見比べて過不足をチェックして修正していくことができます。
事例Ⅲのポイント
事例Ⅲは、設問をカテゴリーに分けると取り組みやすくなると思います。
事例Ⅲの設問カテゴリーはだいたい以下の通りと思います。
①環境分析・SWOT分析
②生産系
③IT
④営業
⑤今後の戦略
設問解釈でカテゴリーを想定し、与件文を読んだ上で、解答方針を作成されると良いと思います。
それぞれのカテゴリーで注意していた点は以下の通りです。
①与件文を根拠にすること。与件分全体から抜け漏れがないようにすること。
②生産管理の問題と生産作業の問題を切り分けること。
③DRINK(データベース化、リアルタイム管理、一元管理、ネットワーク化、共有化)を念頭におくこと。
④事例Ⅱ的な解答にならないようにする。事例Ⅱは顧客に対して自社製品・サービスをどの様に売り出すのかを考える。事例Ⅲは、あくまで製品を中心として、製品に関連する社内リソースをどの様に改善して売り出すのかを考える。
⑤環境分析・SWOT分析で出した強みとつなげる。製品の高付加価値化を優先的に検討する。
おわりに
学習の進展が思わしくない場合、不安を感じることもあると思います。私もそうでした。
ほどんどの人は、なんとか形が見えるのは10月中旬以降だと思います。人によっては試験直前かもしれません。
試験対策情報はあふれています。参考にするのはよいと思いますが、あまり左右されずに自分を信じて進むことをお勧めしたいです。
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