二次試験3回目の大改革 by こなん
皆さん初めまして!
関東タキプロ11期の「こなん」と申します。
岩手県在住ですが、関東タキプロに混ぜていただいています。
タキプロのメンバーの中には実務補習を終えた方も多くいらっしゃいますが、私は実務従事でコツコツと実績を積み上げています。
目次
自己紹介
今回は初投稿なので、まずは自己紹介をさせていただきます。
■年代/性別:40代男性
■職種:地方公務員
■受験歴:1次試験2回、2次試験3回
■勉強時間:1次試験1,800時間、2次試験1,000時間
■勉強方法:通信講座(診断士ゼミナール)
■所有資格:日商簿記2級、TOEIC700点
二次試験の得点開示結果(2018~2020)
受験年 2017 2018 2019
事例Ⅰ: 39 65 78
事例Ⅱ: 56 48 71
事例Ⅲ: 54 56 77
事例Ⅳ: 43 48 75
合計: 192 207 301
ご覧のとおり、私の場合、3回目の二次試験で一気に得点が伸びました。
(1回目と2回目の点数が不甲斐ないというのもありますが・・・)
今回は、3回目の二次試験で私が何を変えたのかをご紹介したいと思います。
3回目の二次試験で変えたこと
【考える時間を増やすことを徹底】
みなさんは問題解くとき、どのような手順で進めていますか?
人それぞれ異なると思いますが、3回目で何を変えたかと言いますと、とにかく「考える時間を増やすことを徹底した」ことです。
2回目までは蛍光ペン数色とシャーペン使っていましたが、ペンを持ち替えるのが時間のロスとなっていたため、3回目はシャーペン1本にして、とにかく考える時間を増やせるようにルーティンを見直しました。
実際にストップウォッチで計ってみると、作業しないで考えている時間って意外と短いんです。
二次試験は、考える時間があればあるほど、いろいろなヒントに気づくことができます。
そういう意味では、考える時間を増やすということが得点アップの近道かもしれません。
【中小企業のあるべき姿を可視化】
みなさんは、中小企業のあるべき姿をどのようにイメージされていますか?
試験の時は、通常の精神状態ではないので、自分が普段考えている中小企業のあるべき姿のイメージが解答に反映されるものだと思います。
私は、「中小企業の経営はこうあるべきだ」というのをかなり細かく紙に書いて部屋に貼り、イメージを頭に入れました。
「強みを活かして差別化する」「大手との競合は避ける」「特定の取引先に依存しない」みたいなことですね。
みなさんも実際のところ、かなりイメージはできていると思いますが、「可視化する」ということが重要だと思っています。
可視化することで、かなりイメージが鮮明になりますよ。
特に事例Ⅱの場合、小規模事業者の問題が出されるので、イメージをしっかり可視化して頭に入れたうえで「できることをアドバイス」することが大事だと思います。
【設問に対して真正面から答える】
みなさんは「ふぞろいな合格答案」を活用されていますか?
私は2回目までは高得点な解答を参考にしながら勉強していましたが、どうしても点数が伸びませんでした。
そして、過去問を何回も解いていると頭に入ってしまうので、過去問を何度も解くことがプラスになっているのかわからなくなりました。
そこで3回目の試験に向けて取り組んだのが「失敗答案から失敗を学ぶ」ということでした。要するに失敗学ですね。
「ふぞろいな合格答案」に出てくる点数の低い解答をひたすら分析をしたところ、点数の低い答案には次の特長がありました。
① キーワードが少ないこと
② 聞かれたことに対して真正面から答えていないこと
③ 解答の内容が頭にすっと入ってこないこと
この3つを本番でやらないことを意識しました。
ただ、設問で何を問うているのか非常にわかりにくくなってきているので、②はすごく難しいです。
本番でも、設問と解答を何度も見比べてました。
実質、ルーティンの変更で増やした時間をここに充てた感じですね。
「聞かれたことに答えているか」は基本ですけど、この試験の場合は本当に難しいです。
そして、③については、いかにわかりやすい文章を書くかということになります。
これについては、日経ビジネスの記事を100字以内にまとめ、妻に読んでもらって内容が理解できるかどうかを聞くという練習をしました。
要約が自己満足で終わらないようにする工夫ですね。
【解答はわかりやすく丁寧に】
「経営者だけど、あまり難しいことはわからない方」にわかりやすい解答を書くように大きく意識を変えました。
例えば、「来店頻度を高めるには」というような事例Ⅱでありがちな設問の場合には、「~して顧客満足度を高める」という解答の終わり方ではなく、「~して顧客満足度の向上を図り、来店頻度を高め売上アップにつなげる」というような解答にするよう意識しました。
ただ、このやり方だと、文字数が増えますので、それ以外のところをどう削るかで悩みますけど・・・。
おわりに
タイトルに「大改革」と書いてしまったので、ものすごく期待した方もいらっしゃると思いますが、これでも自分的には大改革だったんです。
今回の記事が一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。
今回は以上です!
明日はナベヤさんです!お楽しみに!
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