【二次試験】事例Ⅰは失点をしないリスクマネジメントを byマーチン

皆さん、こんにちは。
タキプロ関東11期のマーチンです。(自己紹介はこちら

一次試験の申込締切も過ぎて、いよいよ気持ちも高め始めていく時期に
きていると思います。
新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた自粛ムードの中ですが、
自分の学習時間を確保し、ペースを保つ工夫をしていただきたいと思います。

前回は、二次試験の事例Ⅱについてご紹介しましたが、
今回は、二次試験の事例Ⅰを取り上げてご紹介したいと思います。


事例Ⅰは主に、経営戦略と組織・人事に関する事例問題となっています。
与件文には、A社の創業から現在に至るまでが書かれており、
その中では、外部環境の変化に対し、A社の強みや経営者自身の技術力等の強みを活かして、
会社が成長してきたり、経営難を乗り越えてきた軌跡が描かれています。

当然、経営戦略も大事ですが、その企業運営の基盤となる組織・人事についても、
相応の知識と理論が必要になってくる科目です。

そして、二次試験は、各事例80分×4科目=320分という長丁場の試験です。
その最初の1科目目となるのが事例Ⅰです。
そこである程度の手ごたえ(なかなか難しいことではありますが)をつかめると
以降の3科目へ臨むにあたり、気持ちにも余裕が出てきます。
その意味でも大事に取り組んでいきたい科目です。

まず、事例Ⅰの攻略では、各設問がどの分野に対して解答しなければならない設問であるのか、
を確認する作業がとても大切です。
過去のタキプロブログでも紹介されていますが、今一度ご紹介します。

たいてい、事例Ⅰの設問は下記のどれかに分類されます。

 A.「経営戦略」問題
 B.「組織構造」問題
 C.「人事施策」問題

まず、それぞれの設問がどの分類に属する問題かを与件文を読む前に確認します。
これは、「経営戦略」について問われているのに、「組織構造」について答えてしまったり、
「組織構造」について問われているのに、「人事施策」について答えてしまったりといった
“誤答”を防ぐ整理のためにも重要です。

⇒簡単そうに思えますが、案外この類の”誤答”は多いものです。
過去問を使って、この設問は上記のA~Cのどの分類に属しているかを
トレーニングすることをおすすめします。
逆に、そこを外しさえしなければ、大きな失点のリスクを防げるとも言えます。

⇒二次試験はリスクマネジメントが試される試験でもあります!

以下で、実際に私が問題を解いていく手順をざっくりとご紹介します。

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【手順】

①設問文を精読。(A~Cのどの分類を問われているか、を与件文を読む前に確認)

②余白のページに各設問ごとにフレームを作成し、冒頭箇所にA~Cのどれであるかを記入し、
設問文から何が問われているかを明確にする。
この時点で、出題者が何を答えさせようとしているのか、
それまでに自分の中で築き上げる一次試験での理論や知識を加味しながら、
ある程度の解答を想定して、メモして書き込んでいく。

③その上で、与件文を読み込み。

④与件文を読む際には、事例企業であるA社の以下の点について、
明確な目的意識を持ちながら精読します。

・強み
・経営課題
・外部環境
・問題点

⑤各設問ごとに、A~Cの分類に合わせて、
上記の「強み」「経営課題」「外部環境」「問題点」を
自身の想定した解答を確かめるように確認し、
解答文作成のベースを下書きしていく。

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こんな手順で実際の過去問等に取り組んでトレーニングしていきました。
もちろん、やり方は人それぞれですので、ある程度の量をこなし、試行錯誤しながら
自分に合ったやり方を構築していくのがよいと思います。

いずれにしても、失敗(余計な失点)をしないリスクマネジメントの醸成を図ってください。

一次試験の勉強も取り組みながらの時期ですが、上記の点を意識しながら
すすめてみてください。

本日はここまでです。

次回は関西の「よしのり」さんからです。

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