【多年度生向け】2次試験を受かった年に考えていたこと by 風太(ふうた)

皆さまこんにちは!風太(ふうた)です。
これから10月の2次試験まで、多年度生向けに、解法の基本はわかっているが、あと一つ点が伸びない方向けに書きます。

合格体験記はこちら
前回の2次試験のブログはこちら

◆ 合格した年に考えていたこと

風太は2次試験は3回目で合格しました。合格した年は、下の2つの事だけを考えていました。

●事例1~3
自分の言葉は書かない。過去の合格者が使った言葉・フレーズだけを使って、100字を構成する。
●事例4
「できる」と踏んだ問題だけを最後まで解き、その問題は何度も検算して、決して間違えない。
(「できない」と踏んだが、計算過程を書く欄が大きい問題は、日本語の文章で公式とその解説を書く。計算はしない。)

◆ 事例1~3で、やったこと

具体的には、

【受からなかった年(2017年)】
・設問と与件を「素」で読み、一から自分で考える。考え抜いた答えを100字にまとめ、書く。
→結果 事例1=D、事例3=C (総合B)

【受からなかったが手応えを掴んだ年(2018年)】
・平成13年以降の事例1、事例3をすべて解き、大量の合格答案と比較する。
→結果 事例1=A、事例3=A (総合B)

【受かった年(2019年)】
・設問と与件から、「これは、過去問にあった、あのパターン」と推理し、そのパターンを書く。
過去問の解答パターンを沢山覚えて類型化しておき、当日はそこから選択するイメージ。
→結果 事例1=A、事例3=A (総合A)

でした。
「自分の考え」から離れ、「過去の合格者が残したもの」に近づくほど、合格が近づいた、とも言えます。
これをやるためには、過去問と合格答案を大量に読み、パターンを覚えていなければなりません。
合格体験記に書いたように、風太は、2018年の1年間をかけて、H13年以降の過去問を全て解き、ネットや『ふぞろい』で入手できる合格答案はひたすら読み込み、書写していました。

大量の合格答案と、自分の書く答案を比較した印象は、

【受からなかった年(2017年)】
差がある。合格答案のレベルに行けていない。自分のはどこかヤワく、密度が低い。

【受かった年(2019年)】
全体の3分の2くらいの答案は、自分も同じレベルのものが書ける。全体の3分の1くらいの答案は、自分よりレベルが高い。

という感覚でした。
この比較をするには、『ふぞろい』だとランク付けや回答者のキャラが目に入ってしまいバイアスがかかるため、ある2次専門予備校サイトの合格体験記コーナーにある、数多くの再現答案を拝見していました。このサイトにはとても感謝しています。

また、設問から受ける印象について、

【受からなかった年(2017年)】
また今年も出題傾向が変わった!過去問をいくらやっても無駄なのか?

【受かった年(2019年)】
出題内容は、平成13年から何一つ変わっていない。これが2次試験の正体だ。確信できる。

と、このくらい変わりました。

おそらくこの変化は、予備校の演習だけをやっていては身につかなかったと思います。
18年分の過去問と、自分の書いた答案、そして大量の合格答案との対話を通して、やっと身についたものです。
特に、出題内容は昔から何一つ変わっていないという「確信」を得たことは大きかったです。

もちろん確信を得たからと言って、毎回必ず合格答案が書けるかどうかはまた別の話ですが、少なくとも余計な迷いは無くなりました。
5問中、2問は「できた!(かな?)」、2問は「書くには書いたが確信が持てない」、1問は「全くわからない」、…本番は、いつだってこんな感覚です。でも、これでいいんです。

◆ 事例4で、やったこと

風太は、会計とは縁遠い人間でした。1次の勉強を始めたときは「財務・会計」が基本問題集の最初の1問からわからず、簿記3級から取り直したものです。
合格時点でも、事例4の受験生全体における偏差値は、50あるかないか、くらいだった筈です。
それでも合格年は70点以上取れ、事例2(40点台)の大穴をカバーしてくれました。

なぜでしょうか。

「できる問題」「簡単だと踏んだ問題」だけをやり、その問題は「決して間違えなかった」からだと思います。

これについても確信がありました。
・難問が解ける人間が受かる訳ではない。いてもほんの数%の少人数であり、自分の合否とは関係ないので、道を譲って先に行かせて構わない。
・自分に近い団子状態の競争ライン上では、誰でも解ける問題を、確実に正解した人間が受かる。そこを試している試験だ。

そして合格年の事例4は、難問が少ない年でした。幸運だったのでしょうか?
いえ、難問が多くても同じです。誰でも解ける問題を、確実に解くだけです。
頭の疲労と緊張で、それができない受験生が圧倒的に多いからです。

このことは、とても重要です!最後の最後は、ここを知覚できているかが効いてくると思います!

明日はフッキさんの投稿です。乞うご期待!

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