二次試験勉強のはじまりは環境整備から by ぶぃの
こんにちは、ぶぃのです。一次試験を受験された皆さま、お疲れさまでした。一次通過見込みの方と昨年一次試験に合格した方は、一気にアクセルを踏み始めていることと思います。少しスクロールして、「1.勉強の熱量コントロール」へお進みください。
#一次試験の自己採点結果が思わしくなかった方
今年の環境下で勉強を続け、会場で受験された経験は次回受験時の大きなアドバンテージとなるはずです。私の経験とは比べ物になりませんが、私は一次試験に何度も打ちのめされてきました。過去問と大きく傾向が違う問題に慌てふためき、「こんな試験問題にどう勉強したらいいんだ」と憤慨した年もあれば、「あの問題の1マークが取れてたら」「今年の情報科目を免除せずに受験してれば」などの「たられば」で凹んだ年もありました。でも、一次試験のチャレンジ期間が長かった分、二次試験は比較的スムーズに突破できたと思っています。診断士を目指す気持ちがあれば、是非とも挑戦を続けていただければと思います。いろいろあっての合格体験記はこちら
目次
1.勉強の熱量コントロール
はじめて一次試験合格が決まった2018年、私が日記代わりにつけている非公開ブログには、このように記載されていました。
昨日から二次の事例問題をやり始めた。はっきり言って、「楽しい!」これは一次の勉強と別次元だ。スマートな解答をみると素直に「すげー!!」と思い、自分の考え方の狭さにも気付かされる。心配なのは、勉強が面白くて、プライベートの時間が少なくなりそうなこと。今朝、友人からあった飲みの誘いを断った。しばらく遊びはお預け。
完全に舞い上がってる感がよく出ています…。実は、二次試験本番前にペースを乱すのですが、ペース配分を考えない「勇み足感」が伝わるでしょうか?
逆に、読者の方の中には一次試験をすんなり通過して安心し「なんだ、意外といけんじゃね!?」と安心してしまっている方もいるかもしれません。今回のブログでお伝えしたいのは、最高の状態で試験本番を迎えるための環境整備についてです。
ゴールに向けて準備を整え、ペース配分を考えた適度な熱量で心穏やかに試験本番を迎える。そのためにはどうすればよいのでしょう。夏らしく「炭火焼肉」で考えてみましょう。なぜに「炭火焼肉」?と思われるかもしれませんが、炭火のコントロールと勉強には非常によく似た共通点があると気が付きました。必要なものを診断士の試験勉強に置き換えて並べてみましょう。
目的:おいしい焼肉が食べたい(→診断士で活躍したい)
環境:炭と七輪と空気(→安心して質の高い勉強ができる環境)
熱量:炭が燃える出力(→勉強に向かうやる気)
炭を起こすには火種が必要です。これは勉強でいうと目的になるでしょう。時間が長くなると惰性で勉強を続けてしまいがちですが、今年は二次専念組で熱量が落ちかけている方こそ、目的を明確にしてもう一度火種を用意してみるといいかもしれません。今年一次を突破した受験生はいい感じで熱量が上がってきていますよ!
炭は燃焼が進むと一気に出力が高まります。全体的に白くなって吹けばすぐ赤くなるような状態です。この状態で適度に炭(教材)を投入しながら熱量をキープできれば理想的なのですが、炭の入れ過ぎなどでコントロールを失うと熱量が下がって消えてしまったり、熱量が高すぎるとテーブルが焦げたり、下手をすれば火傷を負うリスクもあります。そのためには、現在の状況を正しく把握して計画を立てることが必要です。
次に、安定して炭を燃やせる七輪は勉強でいうと自宅の学習環境や、予備校自習室、お気に入りのカフェなどです。環境が整っていないと気持ちよく勉強ができません。
そして最後に空気。勉強でいうと「周りの応援してくれる人たち」になります。家族、友人、会社の人。最近は飲みに誘われる機会は少ないかもしれませんが、これまで使ってきた時間の使い方や接し方が変わることに理解を得ておくことが必要です。空気は当たり前にあって見えづらいのですが、特にご家族がいる方や職場で要職に就いておられる方はきちんとしたケアがないと、突風となって火傷を負わされるかもしれません。
少々分かりづらい例えだったかもしれませんが、二次試験日までの日数が昨年までと比べ長くなっています。学習計画を立て周囲の理解を得ながら、勉強の熱量をコントロールして、試験当日を迎えてください。
2.一緒に戦う相棒たち
次に整備をおすすめするのは、一緒に試験に向かう相棒である筆記具です。私はガジェット大好き人間なので、文具に関しても色々と試しました。定番のクルトガxDr.Gripを試したり、赤青鉛筆から始まり、色マーカーペンも4種類くらいは試しました。
結局、シャープペンはフニャフニャした感覚のDr.Gripは私には合わず、かっちりしたボディでペンだこができるくらい硬いボディのものがマッチしました。シャー芯も0.5mmのものから、0.7mmや0.3mmを試し、最終的にorenzneroの0.3mmに2Bの芯の組み合わせに行き着きました。このシャープペンは、自動で芯送りをしてくれるので答案を書いている最中にもノックをする必要がなく、思考が止まらないため私にはマッチしていました(合わない方もいらっしゃると思います)。なにより、この高級感がガジェット好きの心をくすぐり、勉強をやる気にさせてくれました。これは熱量への小さな火種の追加です。
勉強の熱量が落ちかけたときに新しい文房具を試してみるとリフレッシュと同時に前向きな気持ちで勉強に向かえるかもしれません。
3.自分に適したプロセスの探索
筆記用具の選び方もそうですが、二次試験の解答プロセスやタイムマネジメントも人それぞれです。多くの方は自分のやり方にマッチする方法を模索するわけですが、マッチしているかどうかを判断できるのは自分だけです。二次試験の勉強を始める前は、「80分の試験時間なんて長いなぁ」と感じていましたが、実際に取り組んでみると80分では全然時間が足りないという方がほとんどでしょう。
道具の使い方や、解答プロセスは人それぞれですが、その方法を試して実測し評価する流れがオーソドックスでしょう。例えば、シャープペン1本で与件をチェックするのか、色ペンで色分けするのか、同じ事例の与件文に記入して時間を計測してみれば評価できます。100文字を解答用紙に記載するのにかかる時間は把握していますか?模範解答を書き写すことで大体の自分の筆記速度がつかめます。私の場合は約2分でしたので、100字が5問あれば最低10分はかかる計算です。字数が増えることとバッファを考え20分確保して残り60分をどう使うか考えました。実測値の結果をもとにタイムマネジメントのプランを考え、うまくまわらない部分があれば修正を加える。こうした現状を定量評価して、改善点を探すプロセスは、診断士にとって求められる基本スキルだと思います。
この記事の中でも、学習計画を立てましょう!と書きましたが、私も当初の計画通りにはなかなか進められませんでした。でも、計画通り進捗してないとわかったら、修正計画を立てればいいんです。うまく行かないことを自己認識して、試験当日をベストな状態にするために、今日からできることが何かを考え続ける意識が必要だと思います。
私が参加しているタキプロWEB勉強会も、一次試験が終わり一気に二次試験ムードとなり、参加者も増えてきました。やるべきことは何なのか?こんなときはどうする?などアドバイスさせていただいています。よろしければ是非ご参加ください。
このブログは全国のタキメン(タキプロメンバー)が毎日更新しています。明日は風太さんが登場します。お楽しみに。
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