【事例Ⅱ】まずは経営資源を見つけて byマーチン
皆さん、こんにちは。
タキプロ関東11期のマーチンです。(自己紹介はこちら)
今年の夏は、本業の業務や学業、家族サービス、帰省(行ける方も少ないと思いますが)、
そして、新型コロナウイルスや熱中症対策等、
これまで誰もが経験したことのない夏ですね。
そんな中でも受験生の皆さんはくれぐれも体調管理には気をつけて、
試験まで悔いのない一日を日々過ごしていってくださいね。
今回は、事例Ⅱについてです。
事例Ⅱについては、過去記事で紹介しました。
振り返りも含めて、自分が実際にどのように取り組んで、対応したのかを紹介します。
まず、前提として事例Ⅱの攻略では通称「DNDK」「だ・な・ど・こ」と
言われているフレームワークの活用がおすすめしました。
以前のタキプロブログでも紹介されていますが、今一度ご紹介します。
これは以下の表現の略です。
D:だ → 誰に
N:な → なにを
D:ど → どのように
K:こ → 効果
【手順】
①設問文を精読。(何を問われているか、を与件文を読む前に確認)
②余白のページに各設問をごとに「DNDK」を記入するフレームを最初に記入。
→その際には、設問の注意すべき点を事前に書き込み
③その上で、与件文を読み込み。
④与件文を読む際には、B社の強みである『経営資源』と『経営課題(ニーズ)』を
チェックしながら精読。
⑤各設問ごとに、与件文にあった『経営資源』と『経営課題(ニーズ)』を意識しながら、
パズルを埋めるように、各設問のDNDKを記入し、解答文作成のベースを下書き。
とはいっても、『経営資源』についてですが、事例Ⅱで使える経営資源って一体・・・?
与件文中にこれがB社の『経営資源』です、とハッキリ書いてあるわけではありません。
そこで、私の場合、箱庭であるB社の与件文から、
いかに下記の表現に該当するものを見つけられるかだと考えています。
①すでに成功実績のある経営資源
②B社の経営能力に資する経営資源(資格やこだわりの〇〇という表現)
具体的にはポジティブだったり、これが上手くいった、
評判が寄せられた、評価されている、といった表現がそれにあたります。
それぞれについて、令和元年の試験問題からピックアップしていくと、
【2段落目】
・特に在職中から季節感の表現に定評があり、社長が提案した季節限定商品のパッケージや
季節催事用のPOPは、同社退職後も継続して利用されていた。
・参加イベントの雰囲気に合わせて衣装の提案を行う接客が高く評価されており、
・要領を得てからは持ち前の絵心で技術は飛躍的に向上した
【3段落目】
・デザインや装飾は2人の得意とするところであり、
・顧客からは落ち着く雰囲気だと高い評価を得ている
・商店街との他店ともスムーズに良好な関係を構築することができた
【6段落目】
・技術の高さを評価した周辺住民が来店するようになった
・この際には社長やYさんが前の勤務先で培った提案力が生かされた
といったところが挙げられました。
(あくまで私のピックアップによるものですが・・・)
あとは、この経営資源を活用し、経営課題(ニーズ)と設問文に合わせて、
上記の「誰に」「なにを」「どのように」「効果」を解答文作成のベースとして
構成して下書きを書いていきました。
そんな表現を見つけて、解答の骨子を作っていくトレーニング、
過去問も活用して、ぜひ、試してみてください。
あと、余談ですが、実際に2次試験で活用する各種マーカーやペンについてです。
参考までに私の体験談から。。。
当初は様々な色のマーカーやペンを試して使っていました。
例えば、
・SWOT分析に分けて、「強み」を”赤”、「弱み」を”青”とか。。。
・設問ごとに対象の与件文の対象箇所をアンダーラインをひく、
「第1問」の解答で使う箇所を”赤”で下線とか。。。
いろいろと試行錯誤を重ねた結果、、、
結局、シャープペン1本で取り組むことにしました。
理由は、元来の面倒くさがり屋から、いちいちペンを持ちかえるのが面倒なのと、
そのたびに、思考が止まってしまう気がしてしまったこと。
また様々な色を使うことで、かえって混乱してしまい、
肝心な部分が抜け落ちてしまっていたり、と。
そんなこともあり、結局シャープペン1本で取り組んでメモして
いきました。
なぜ、こんな話を出したかというと、今が、そういう試行錯誤ができる時期だからです。
二次試験の学習に取り組んでいると、正式な模範解答のない試験がゆえ、
色々な迷いや悩みを感じることが多くなると思います。
私がまさにそうでした。
しかし、解答と同じように手法にも正解なんてありません。
色々と試しながら、自分に合うスタイルややり方を模索してみてください。
今はそれもトレーニングする時期なのかもしれません。
そして、自分にとって最善なやり方を10月25日にぶつけていきましょう!
本日はここまでです。
次回は「MASA」さんからです。
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