「企業経営理論」を制覇しよう! by MASA
こんにちは。MASAです。
診断士を目指す受験生の皆さんの合格可能性アップに貢献したいと思います。
今回は1次試験科目である「企業経営理論」について2次試験への活用も踏まえたノウハウをお伝えしたいと思います。
(1) 自己紹介
商社勤務、現在東南アジアに単身赴任中、勤務先では合弁の製造工場の経営管理全般を担当しています。海外から帰国受験をして何とか受かりました。
合格までの道のりは合格体験記を参照下さい。(得点なども記載しております)
合格までに1次試験を平成28年度、平成30年度の2回受けています。いずれも自己採点では不合格点だったはずが、奇跡の得点調整のおかげでいずれも合格となりました。ただ2次試験は4回受けましたのでいわゆる多年度合格の部類です。
企業経営理論は平成28年度が64点、平成30年度は60点、と可もなく不可もなく、という点数でした。
こんな平凡な点数でも合格できるので、逆に言うと合格するには合格ラインに乗るように学習するという当たり前のことを実践する鍛錬しかないと思っています。
(2) 企業経営理論の特徴
(位置づけ)
中小企業診断士試験の中では、1次試験のみならず2次試験でも活用する科目でもあるので相対的重要な科目であると言えます。
(1次試験、2次試験での知識活用方法の違い)
1次試験はテキストに書いてあることを正しく記憶し理解しているか、2次試験は与件の事例、設問に対して解答に知識を活用して織り込めるか、という点が異なります。
手元にあるTAC出版のスピードテキストを見ると、以下のような体系です。
1次試験はこの中から網羅的に出ますが、2次試験は組織構造、プロモーション戦略などある程度活用する分野は限定的です。
出典:TAC出版 スピードテキスト1 企業経営理論 を参考に構成。
(3) 企業経営理論の学習方法
(1次試験)
理解と暗記の両方が必要な科目だと思います。ただし理数的な理解が必要な経済学や財務会計と違って、概念や用語などの言語的理解が必要となるので付け焼刃では対応できない科目だと思います。できるだけ早めに学習を開始するほうがいいと思います。私の場合は、3月に経済学、財務会計のインプットを開始し、その後1か月遅れの4月くらいから企業経営理論のインプット学習を開始しました。
ひと通りインプットを終えたら、他の科目と同様に理解度を確認するための問題演習を行う必要があります。特に選択肢に紛らわしいものが多く並んでいますのでいかに正しく理解し正解を導き出すか、という訓練をしておく必要があります。特に選択肢の日本語が一見しただけでは理解できないような内容が多く、あやふやな知識だと選択肢に惑わされて正解が選べないことも起こりえますのでしっかり練習をこなすことが必要です。
経済学や財務会計と異なり、全くわからないといった問題は極めて少ないと思いますので選択肢を正しく吟味し正解を導ける力をつけておきたいです。
ただし、労働基準法など労働者の管理に関する問題が毎年出ますが、かなり深い知識がないと解答できないことが多いのでこの分野は基本的なことのみおさえておき、あまり深い入りしないのがいいと思います。
(2次試験)
過去問に取り組むうちに活用すべき分野がはっきりしてくると思います。2次試験学習中も1次試験対策で使ったテキストは手元に置いておかれることをお勧めします。
今回はここまでです。次回はふぃんさんです。お楽しみに。
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