2021年に勉強をすすめる決意 byぶぃの
昨日は、最終の合格発表でした。合格された皆さん、本当におめでとうございます。一方で、不安定な中勉強してきたのに結果が出ず、気持ちの整理がついていない方もいるかと思います。僭越ながら、ワタクシ、中小企業診断士受験生として迎える新年を10回程度経験しておりますので、新たな年に勉強を始める方々に向けて、合格年度と不合格年度を振り返りながら思うところを書いてみます。(合格体験記は、こちら)
このブログを読んでいただいている受験生の方は、
1.今年はじめて一次試験からチャレンジする(一次、二次受験歴なし)
2.今年もう一度一次試験からチャレンジする(二次受験歴なし)
3.今年は二次試験に専念する(二次受験歴あり)
4.改めて一次試験から再チャレンジする(二次受験歴あり)
大きく分ければこの4つのパターンになるかと思います。特に、2と3と4に当てはまる方、こんなふうに考えている方はいませんか?
・なんとなく恒例行事のように診断士試験の受験勉強が日常になっている
・別の資格といっても思い浮かばないし、消去法で選んでいくと診断士資格がある
・いままで投下してきた時間と教材があるんだ、引くに引けないから今年も受験
少しでも「あ、私だ」と思った方に、自分を見つめるきっかけになればと思って書きます。
1.受験生になる準備や覚悟は足りていますか
恥ずかしながら私は、この準備や覚悟が決まらないまま数年間、惰性で勉強を続けていた時期がありました。「合格まであと少しだったんだから、今年は合格できるだろう」、「この科目は通常であれば点数が積めるはずだ」、根拠のない自信は甘えに繋がり辛くなったときの踏ん張りが効きません。
今年、受験を決めている方々は、身近な人たちに向けて「今年一年、受験勉強に相当の時間を投入すること」を伝えられていますか?特にご家族がいる方は、この決意表明が無いとかなり難しいと思います。私も「これまで勉強してきてるんだから、そろそろサラッと合格してみせてやる」といった、根拠のない無駄なカッコ付けで数年を棒に振っていました。勉強SNSのスタプラで仲間がいる方はおわかりかと思いますが、診断士試験受験生では月に60時間、70時間勉強している人は普通にいます。100時間を超える人もザラです。この時間を家族の協力なしに捻出するのは、ほぼほぼ不可能です。たとえ、合格できたとしてもその後の診断士活動でも忙しい日々は続きますので、早めにご家族の理解を得ておくことが重要かと思います。
■不合格年度の勉強時間の捻出
・通勤途中や仕事帰りに時間を作って、やれるときだけ勉強する
→予定が立たず大抵はグダグダに。宣言しているわけでもないので、自分に甘えが生じる
■合格年度の勉強時間の捻出
・受験を決意した段階で、仕事帰りに勉強すること、土日の午前中だけ外で勉強することを家族と合意
→平日と休日のメリハリがつき、宣言した手前、早起きして外で勉強するマインドが高まる
ちなみに不合格年には、初詣の際にも「八方除け」「学業成就」といった曖昧なお守りを購入していて、「合格すること」を第一にした年初の決意からして足りていなかったように思います。合格年には、スバリ「合格守」を買いました。難関国家資格に挑戦する受験生という自覚&決意表明として、まだ初詣に行っていない方は「合格守」の入手を検討してみてください。
2.後ろ向きな気持ちで取り組んでいませんか
勉強に取り組む際に、ポジティブな気持ちで勉強に取り組めていますか?本心ではやりたくないのに、引くに引けず勉強していたりしませんか?資格試験の勉強は宿題とは違います。ほとんどの方は、やらなくても誰から咎められるものでもなく、自由意志により勉強しているはずです。投下してきた時間とお金を回収しなきゃいけないんだ、というのも勉強意欲としては不十分です。合格した後にどのような活動がしたいのか、中小企業のサポートだけではなく、自分と同じような境遇の受験生を救いたい、でもいいかもしれません。自分だからできる、診断士資格を活かした活動というのが見えていると、モチベーションが断然違ってくると思います。
■不合格年度のマインド
・他の人が遊んでいるなか、自分は勉強しているんだ。診断士資格をとって見返してやる
■合格年度のマインド
・比べるのは同じ資格試験を目指す受験生。二次試験の上位2割に残るために必要なことを、今できることをやるだけ
・こんな受験経験が長い受験生もそういない。自分が苦労して理解したプロセスを、経営者にわかりやすく伝える診断士になる
勉強に入る前のモチベーション、意識づくりは同じ時間を投入しても成果では雲泥の差が出てくるものと思います。前向きに取り組めていないかも、と思っている方は、私の以前の記事にある「炭火焼肉」理論についても参照してみてください。
3.モチベーションを高めるための参考書籍
最後に、勉強に対して前向きになりきれていない、カンフル剤がほしい、という方のために参考書籍をご紹介しておきます。どれも私が刺激を受けたものですが、向き不向きはあるかと思いますので参考程度にご覧下さい。
■伊藤真 『合格のお守り』
難関資格取得を目指す人の中では有名な一冊。中古で入手される方は、ぜひCD付のものを入手してください。土日のカフェに行く途中に歩きながらいつも聞いており、試験会場に向かう途中にも聞いていました。試験終了当日に「試験後のトラック」を聞くと涙がふき出ることがありますので、再生場所にはご注意ください。勉強の邪魔をすることなく気軽に読めますし、CDだけでもかなりの効果があると思います。
■竹村富士徳 『実行する技術4DX』
こちらは合格後の実務補習対策で購入しましたが、受験生時代にも読んでおきたかった1冊です。勉強においても「P(計画)」するのは楽しく、「D(実行)」まではいき着くものの、PDCAサイクルでいう「C(チェック)」と「A(修正作業)」は疎かになりがちです。計画立てたものをどう実行して、目標達成するかについて書かれた本です。
■細谷功 『象の鼻としっぽ』
家族の理解を得るための考え方のヒントや、「周りの人間バカばっか」と感じていたときに考え方を変えてくれた本です。その後、二次試験で自分の伝えたいことをどう表現するのか、作問者には別の視界をみてるのかもしれない、など別の立場や俯瞰した考え方のトレーニングになった本です。勉強の邪魔をすることなく気軽に読めますので、気分転換にどうぞ。
何回か投稿してきたタキプロブログも、終りが見えてきました。今年また、勉強を頑張ろうとする方々を少しでも応援したく今回の記事を書かせてもらいました。少しでも気づきがある部分があれば幸いです。
明日は、風太さんが登場します。どうぞお楽しみに!!
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