【祝!令和2年度合格】自分のフレームワークを確立する/のりさん
こんにちは!タキプロ11期のケインです。
本日は多年度で合格されました「のりさん」の合格体験記を紹介させて頂きます。
合格年は何が異なっていたのか。そして多年度を通して得られた考え方など注目です!
それではどうぞ!
目次
合格体験記/のりさん
■自己紹介・診断士を目指した理由
職業:会社員
年齢:55歳
地域:埼玉県
診断士を目指した理由:
イノベーションビジネスの知識の向上、顧客接点の創出のため
■受験歴
1次試験: 5回
2次試験: 6回
■1次試験の勉強方法
通信教育(診断士ゼミナール)、4年目以降は参考書のみ
■2次試験の勉強方法
通信教育(診断士ゼミナール)、2年目以降は参考書・タキプロ勉強会参加
■1次試験のエピソード
1次試験は2年目を除いて毎回受験をしていました。従いまして4年目以降の3回は保険受験になります。
実は1年目に科目合格ぐらいしかしないだろうと思い、自己採点も何もせずいたので、
以降は縁起を担ぐ意味もあって合格発表まで自己採点をしていませんでしたが、
幸い毎年合格することができていました。
しかし毎年感触はあまり良くなく、今年こそ不合格かなと覚悟を決めることは毎年でした。
■2次試験のエピソード
過去の成績から事例ⅡとⅣで点数を稼ぎ、事例ⅠとⅢで失点を最小にする作戦でした。
あと普段通りのフレームワークを崩さないこと、最初の40分は解答用紙に手を付けないことに気を付けて臨みました。
事例Ⅰは大体考えていた通りに大きな得点も失点もなくといった感触で、事例Ⅱはアンゾフがどっか
飛んでいってしまいそこを外したのであまり稼げないかな?事例Ⅲはまとまりがなくなってしまった・・・
事例Ⅳはとにかく時間が足りずどうにか埋めたが検算もまともにできず・・・
ということで完全に諦めモードで、12/11の発表日は全く結果を見る気にならずしょうがないと思いつつ見たところ
なんと合格していた次第です。
何かの間違いでどこかのタイミングで落とされるかとビクビクであったうえ、口述試験でマスクがずれると
いうハプニングもあり、1/5の最終発表までは合格した気にはなりませんでした。
■敗因(合格年と比較した、敗因分析など)
2次試験は6回受けました。
1年目 BBBA/B、2年目 BADA/B、3年目BCBA/B、4年目BABB/B、5年目BCBA/B
という成長が感じられない成績でした。
1回目は前述のとおり1次合格はしないと思ったので合格発表までほとんど勉強せず、
模試も申込が間に合わず、ぶっつけ本番にも関わらずそこそこの成績であったのが勘違いの始まりでした。
内容もほとんど与件抜き取りで回答していたので精度を上げれば各科目+10点という作戦で
2回・3回目の受験をしましたが一向に成長しないことが続きました。
4年目からTBCの参考書のとおり戦略的な視点を入れたのですが今一つ取り込めずズルズルと行ってしまいました。
振り返ってみると自分自身の回答の軸がしっかりしていない中、情報過多でまとまりがなくなって
いたかと思います。
■勝因(合格につながったと思う取り組みなど)
1次試験:
過去問をとにかくこなして「勘」を鍛えたことではないかと思います。
知識を詰め込むのは必要なのですが、それだけでは合格点は取れませんでした。
特に企業経営理論、経営法務、経営情報システムの3科目は知識ではまず解けないものの、
前後の関係や文章の流れで正解を導けるものがありそこが点数を左右します。
そのためある程度の基礎知識を付けた後は、過去問をとにかくこなして知識より「勘」を鍛えたことが効果的でした。
2次試験:
今年は自分のフレームワークを固めて行こうと決めて、参考書「解き方の黄金手順」を軸に学習しました。
時間の使い方を見直して後半40分で文章をまとめること、問題に合わせて回答の型を決めて
そこに1次知識で類推を入れるという形で勉強しました。
参考書のスタイルが自分のまとめ方にあっていたのも大きかったと思います。
そして当日のポイントとして社長へのプレゼンを意識して分析系は結果を明確に、戦略系はわかりやすい
提案をと意識して、事例Ⅰ~Ⅲは最初の40分は回答を書かず、骨子を作る。
といった調子で答案作成をしました。
■これから合格を目指す受験生へのメッセージ
- この試験は運もあるので多年度の方も頑張れば合格します。
という私も1次落ちたらその年で終わりにすると考えていましたので人のことは言えませんが・・・。 - 自分自身のフレームワークを崩さない。そのうえで参考書の答案合わせやタキプロの勉強会に臨むこと。
いろいろな答案を見ることは引出を増やすことに大変役立ちます。
しかし自分のフレームワークを持っていないと崩れた回答になってしまい減点要素につながるかと思います。
自分の軸をしっかり持ってそこにいろいろ情報を入れると効果的であったと思います。 - 最後の事例Ⅳは皆余裕なく受験をしています。最後の最後までくらいついて行きましょう。
財務が得点の稼ぎどころと思い、各回とも食らいつくように最後まで粘って計算していました。
また事例Ⅳの最近の傾向として「言葉のあや」が気になりました。今回のROEのように2次の問題集に
あまり出てこないような言葉で簡単な問題を難しく見せるようなものがいくつかありました。 - 今回も後で見直しますと最低2か所致命的なミスをしています。1科目こけてもリカバリは十分可能です。
そのためにも事例Ⅲ・Ⅳで得意な部分を作っておくと精神的にも余裕ができます。 - 再受験される方の1次の保険受験はお勧めします。生活のメリハリをつける上でも効果的でした。
振り返りますと3年目あたりからは結構惰性で勉強していた感じもあり、学習量も不足していたと思います。
一方その分気楽に受験していた立場でしたので変なプレッシャーもなかったのでそれも良かったのかもしれません。
複数回受験されている方も肩の力を抜いてこの試験に臨んでみるのも一つの方法かもしれません。
まとまりのない文章ですが今後受験される方のお役に立てば幸いです。
いかがでしたでしょうか。
私自身も多年度合格でしたが、多年度受験はモチベーションの維持に苦しんだり、「今年はあと1歩だったから来年は大丈夫だろう」という油断が生まれやすくなります。そんな中、のりさんがお話頂いた「自分のフレームワークを固めて崩さない」という姿勢は自分のスタイルを確立する上で非常に大切だと思います。これは簡単そうに見えても意識しないと難しい差がつく部分ではないでしょうか。
また、過去問を通して「勘」を鍛える事や「運」という言葉もありましたが、のりさんが知識や経験を蓄積する中で得たスキルという意味では、「運も実力のうち」という事が当てはまるのでは無いでしょうか。
多年度受験に向けては「1次試験の保険受験」にも取り組まれていますが、試験に向けてリズムやモチベーションを保つという意味でも参考になるかと思います。
多年度生は知識を得る期間は長くなるものの、それをいかに整理し適切にコントロールするか非常に難しいと私も感じました。のりさんがフレームワークを確立した年に合格された事は、自分の実力を発揮する上で自分自身に合ったスタイルの確立がいかに大切かを物語っているのではないかと思いました。
のりさん、合格体験記をありがとうございました。
そしてあらためて、合格おめでとうございました!
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