事例Ⅱに必要な観点とはbyサンドバックん
はじめに
読者の皆様、こんにちは!
タキプロ12期のサンドバックんです!
さて私はといいますと、2次試験を無事一発で合格できました。点数は・・・
分かりません。。。得点開示しておけば良かったと後悔しています。
本記事では私が実践して身に着けた事例Ⅱの回答に必要な観点をご紹介しますね。勉強方法については様々なタキプロをはじめ様々なブログ等で紹介されているため今回は省略します。
事例Ⅱは答えるパターンが大体決まっているます。回答に必要な考え方の観点さえ身に着ければ十分に攻略可能です。私は独学なので苦労したもの結局はこれらを意識すれば事例Ⅱには対応できることが分かりました。
以下で私が事例Ⅱの学習を通して身に付けた観点や具体例を記載しますが、これら全て何も見ずに書いています。記憶だけで書いています。
内容を見ると初学者の方は驚くかもしれません。こんなん覚えられへんわってって思うかもしれません。
だがしかし!
おそらく2次試験のどの合格者の頭の中にもこれらの内容がすべて頭に入っており、いつでも引き出しから出せる状態になっているはずでです。逆にいうとこれらの観点を身に付けないと合格は難しいのではないかと思います。与件文を読んだ瞬間にこれらの観点から情報が浮き上がってくるレベルになる必要があるのです。しかしかと言ってこれらを単純な情報として覚えても点数にはあまり結びつかないとも思います。大切なのはこれらの考え方と思考の経路を身に付けることです!これは過去問を繰り返し解いて何度もアプトプットしていくことで習得可能です。私は事例Ⅱだけで12年分×3回を解いたことで身に着けることができましたよ。今思えばやり過ぎな気がしますがこれだけやったので試験本番でも冷静に以下の観点から与件文を分析し回答することができました。
では少し長くなりますがお付き合いください!
注意!過去問の回答のネタバレが多数ありますのでご注意ください!
では早速いきましょう
私が事例Ⅱを学習した結果、習得すべきであると考える観点は以下の5つです。
試験本番もこれら5つの観点を意識して回答したことで無事合格できました。
では以下で観点とその具体例を交えてみていきましょう!
観点1.誰に、何を、どうやって売るか
これが事例Ⅱのすべての設問の土台になります。他の観点が難しければまずはこれだけでも意識して過去問を解いてくださいね。
誰に:
何処の年齢・性別、生活様式、過去に何をどんな頻度で買ってくれた人あるいはどんな嗜好をしている人(企業)がターゲットになのか意識して読み取りましょう。ターゲットの国籍は問いません。なお、休日に他地域からやってくる人達は大体新規顧客になります(笑)。
何を:
「こだわりのある高付加価値で国産の安心・安全で差別化された単価の高い(笑:学習を進めていくとこの笑の意味が分かると思います。これでもかっていう程この具体例が回答に盛り込まれます)」あるいは「あって然るべき」商品・サービスを回答することが多いです。前者は高級家具など与件にヒントがあることが多いです。後者は子育て世代の子供が利用できる保育施設などそりゃこの事例の町なら当然必要ですよねっていうのが多いです。これは与件文に具体例が記載されて「いない」ことが多い印象です。当たり前のことをロジカルに回答できる力が試されます。
どうやって:
店舗で商品の良さを説明する人的販売やPOPで商品の良さやニーズを訴求します。遠隔のターゲットにはネット通販で全国に販売します。高級品については通常価格の商品とはターゲットが異なってくることが多いです。またブランド価値を高めるために新ブランドを作ってネット販売など販売チャネルを新たに構築するケースもあります。これらも当たり前の範疇で回答することをお忘れなく!
観点2.顧客満足度と関係性の維持と向上でリピーターを増やしましょう!
対面あるいはネットや手紙を通じた非対面でコミュニケーションをとることや安心感を与えることで獲得していきます。具体例は、SNSで双方向のコミュニケーション、口コミの紹介、顧客の声を取り入れた商品やサービスの開発、顧客層と同世代のスタッフを配置して顧客の共感・安心感を与える、大手にできないきめ細かなサービスの提供、手書きのお礼状、顧客の生活様式や嗜好に合わせた提案販売、体験型教室の提供、工場見学、観光地案内などが挙げられます。改めて考えると自身もこういったサービスを普段から受けている例が多いのではなでしょうか。
観点3.集客力を高めましょう!
集客力を高めることは売り上げ増に欠かせませんよね。具体的に見ていきましょう。
季節・催事当日限定の目玉商品を販売、SNSで口コミの誘発、雑誌への掲載、実演販売、友達紹介制度による割引クーポン提供、顧客の嗜好などの情報と関連付けたチラシ・DMなどが挙げられます。特別感や限定品に皆弱いですよね。また雑誌に載っている知名度の高いお店はやはり気になる。口コミが多い店も気になる。診断士の試験も同様です。またポイントが大好きな住民も現実の世界と同様に2次試験の世界にもちゃんといます(笑)。
観点4.売り上げは、客数×客単価×購入頻度です
観点1~3はこの式に行き着きます。どのようにして売り上げ増を図るか問われた際には基本的にこの式を思い出し、観点1~3を交えて回答しましょう。こういうのって当たり前過ぎてどれかの要素が抜けることがあるのでご注意下さい〜
観点5.Win-Win
会社が存続していくためには自分の会社だけがもうかれば良いという訳ではありませんよね。
そこで忘れてはいけないのがWin-Winな商売になっているか考える必要があります。
具体的には、
競合と正面から戦わない:
競合企業と商品・サービス・顧客層を差別化し、お互いに潰し合わない対策をしましょう。
協力しましょう(これは忘れがちです):
地元企業、商店街、観光地とコラボして互いに総合的なサービス力・集客力・知名度を高めましょう。例えば本格的な料理設備がない旅館なら近所の食事処と提携して料理を提供する、互いのチラシの設置や配布、共通のクーポン・ポイントカードを発行などお互いに相乗的に売り上げを増加させる策を考えましょう。
提携先を大切にしましょう(これは特に忘れがちな観点ではないでしょうか):
例えば提携先の卸との関係はそのまま維持し、新商品は新たなブランドで新たな販路を構築して売上を伸ばし、お互いに気持ちよく商売ができる体制を築きましょう。
以上です。いかがでしたでしょうか。勉強のご参考になれば幸いです。
ただし、注意点として設問に求められていない観点から回答してはいけません。
これだけはくれぐれもご注意くださいね。
機会があれば独学で2次試験をどのように勉強したのかもお伝えできればと思います。
次回はタッドさんの登場です。
お楽しみに!
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