財務・会計は２次試験を見据えたメリハリを by わたさそ

読者の皆様、こんにちは！
タキプロ１２期の「わたさそ」です。

今回のテーマは「財務・会計」です。
皆さんは財務・会計が得意ですか？苦手ですか？

中小企業診断士になるためには財務・会計は避けて通れません。２次試験では総得点の４分の１を占めるため、しっかり対策することが必要です。

本日は、今振り返ったら大事だと思った「財務・会計対策」を書きたいと思います。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

■「頑張るところ」と「頑張らないところ」を決める
■過去問を早めに確認する
■会計規則など細かいところは後回し
■おわりに

■「頑張るところ」と「頑張らないところ」を決める

財務・会計の範囲は非常に幅広いですが、１次試験しか出題されない分野、２次試験で頻繁に問われる分野に分かれます。

理想はすべての分野を満遍なく理解できたほうがいいのですが、中小企業診断士試験に合格しないと、次のステップに進むことができません。

そのため、２次試験で必要な分野、１次試験のみ必要な分野を確認して、２次試験で必要な分野は時間をかけて理解し、１次試験のみ必要な分野は過去問を参考に、ざっくり理解するもしくは暗記するといったようにメリハリをつけることが大事です。

２次試験に必要な分野としては、以下があります。
・経営分析
・損益分岐点分析（CVP）
・キャッシュフロー計算書
・意思決定会計

２次試験では、電卓で計算したり、計算過程を解答する必要があるため、確実に理解できている必要があります。また、２次試験の「30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集」を購入し、上記に関連する部分の問題と解説をみて、どの水準まで勉強すればいいかを把握するのも良いかと思います。ただし、１次試験の段階では実際に解く必要はありませんので、注意してください。

一方、原価計算、ファイナンス分野（株価や証券投資論など）は、１次試験の出題が中心になるため、過去問をもとに必要な知識を整理しましょう。最悪の場合、ファイナンスは暗記だけでも点数が取れると思います。

■過去問を早めに確認する

中小企業診断士の試験対策として過去問は重要です。

財務・会計でも、特定分野をテキストを読んである程度理解できたら、同文館の「過去問完全マスター」など、テーマ別に整理されている書籍でチェックしましょう。

テーマ別で編集されている過去問の問題集を使うと、似たような問題が何度も続きます。そこで、問題→解説→問題→解説と繰り返していくと、理解が一気に深まります。また、似たような問題が多いことも分かるため、勉強の焦点を絞ることができます。

■会計規則など細かいところは後回し

一般的には、財務・会計は、会計規則や簿記から勉強を開始することが多いと思いますが、細かい部分も多いです。

もちろん、簿記の大原則や減価償却、貸倒れ償却などは理解する必要がありますが、会計規則などは１次試験でもあまり出題されません。１問ぐらいできなくても、十分合格することができます。

その判断のためにも、早い段階で過去問を確認して「これは覚えてもキリがない」と思ったところは、後回しにしましょう。細かい部分に気を取られすぎずに、よく出題される分野に集中することが大事です。

■おわりに

いかがでしたでしょうか？

財務・会計は「２次試験を見据えてメリハリをつける」「過去問を早めに確認して、勉強の焦点を絞る」ことを意識するだけで、苦手意識がある方でも、１次試験で60点確保できますし、２次試験でもある程度の点数は取れるようになります。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

次回はじゅんさんの登場です。
お楽しみに！

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