事例Ⅰは組織・人事から外れるな! by けいひほ
タキプロ12期の「けいひほ」です。
1次試験を受験された方、本当にお疲れ様でした!
2次試験へ進め方、おめでとうございます!
今回残念だった方、勉強は続けてくださいね。続ければ必ず合格できます。
1回や2回の不合格で諦めるのは本当にもったいないです!→9年かかった私の合格体験記はこちら。
過去記事はこちら。
・1回目のブログ(自己紹介・中小企業経営・政策)はこちら
・2回目のブログ(経済学)はこちら
・3回目のブログ (合格体験記)はこちら
今回のお題は事例Ⅰです。
事例Ⅰが苦手・伸び悩んでいる方、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
■事例Ⅰは苦手でした
事例Ⅰは一番苦手でした。
二次試験は計3回受験しています。
・1回目(2016年):C判定 (41点) ※事例Ⅰが足を引っ張る
・2回目(2017年):C判定 (44点) ※同上
・3回目(2020年):A判定 (67点) ※60点超えた~^^
1回目と2回目で40点台を取っていたため、一番の苦手意識を持っていました。
受験予備校の先生に解答を見てもらったところ、
「論点ずれているね~」と言われたことをよく覚えています。
なぜずれていたのかと言うとズバリ、
「組織・人事の枠から外れた解答を書いていたから」です。
よくよく見返すと「マーケティング」や「自分自身の経験」に関する内容を記載していたことが多々ありました。
無意識に自分なりの解釈と、自分ならこうするという欲を出してしまっていたのだと思います。
これは受験生に陥りやすい罠・あるある話ですね。
■苦手を克服した勉強方法
受験生のみなさんは今どのような勉強をされていますか?
・点となるキーワードが入っているか
・因果関係があるか
・文字数を稼げているか
を気にしつつ、
・解いた事例の数
を気にされている方も多いのではないでしょうか。
私は、まずはテクニックや数よりも「事例の全体像を把握、構造を理解する」ことを強くおすすめします!
①全体像を把握
事例Ⅰに限らずですが、事例ごとのテーマと全体像を理解・徹底的に練習しました。
(私はAAS名古屋で二次試験対策練習をしていたので、考え方や手順は100%寄り添っていました)
具体的には「全体像を把握する」です。
経営理念→SWOT分析→外部・内部環境分析→経営戦略→機能別戦略(※後述)の流れを理解し、
・この設問はどの論点を聞かれているのか
・どのレイヤー(階層)の話しをしているのか
を見極める練習をしました。
作業としては、ひたすら白紙のA4用紙に全体の体系図(フロー)書いて、体で覚えるという方法です。
(途中からタブレットでのデジタル勉強方法に変更)
何十回も繰り返したことにより、今では目をつぶっても体系図をイメージできます。(練習の成果!)
これが後述の②へつながります。
②事例Ⅰの構造を理解する
事例Ⅰは組織・人事がテーマです。
これを絶対に外さないようにする必要があります。
組織・人事の機能別戦略を大きく分けると、
・組織構造 (組織の管理原則、組織のメリット・デメリット など)
・組織文化 (組織の成立要件、組織文化のプラス・マイナス など)
・人事戦略 (動機づけ、衛生理論、評価の原則など)
となります。
この理解はとても重要です。
解答骨子を作成する際に迷いがなくなります。
例えば、
・組織改編の目的は? → 組織構造(迅速な体制構築)と組織文化 (一体感の醸成)
・従業員の反発を乗り越える要員は?→ 組織文化(共通目的、コミュニケーション)
・チャレンジ精神や独創性を維持する仕組みは? → 人事戦略(やりがい、グループ間連携)
など、設問と構造の紐付けができます。
組織・人事の枠組みの中で解答を導き出すイメージです。
私はこの勉強の考え方にとても納得感があったため、
結果的に解答のブレが少なくなり大外れを無くすことにつながりました。
よく言われる「多面的に、漏れなくダブりなく」も対応できます。
構造を理解した後に、キーワードを活用するというイメージです。
この勉強方法が、苦手を克服し安定した点を取ることができた最大の要因です。
③解答の再現性を高める
事例Ⅰは直前まで過去3年分しか演習していませんでした。(本試験2日前に5年分を少し見た程度)
これは同じ問題を繰り返して解答の再現性を高める、ということを意識していたからです。
最初は何度やっても模範解答のように記載できないと思います。
繰り返し何度も解くことで、自分の中に流れや型を作っていくことを意識しました。
「XX年前まで遡っての過去問解きたい」
「初見問題を解きたい」
という気持ちはあると思いますが、目の前にある過去問・1つの設問に全集中していくことをおすすめします。
■おわりに
いかがでしたでしょうか?
事例Ⅰを例にしつつ2次試験の全体の話しをさせていただきました。
私はこの勉強方法でなんとか67点を獲得できました。
過去2回に比べて組織・人事に寄り添った結果なのかなと思います。
7点の余裕を持たせることでき、事例Ⅳの54点をカバーすることができました。(危なかった・・・)
事例全体に言えますが、
細かい論点・キーワードやテクニックを覚えていくよりも前に、
全体像・構造を把握する練習と、再現性を高める練習を繰り返してもらえればと思います。
まだ本番まで約2ヶ月あります。間に合います。
コツコツ勉強を継続していきましょう。
次回はスズさんの登場です。
お楽しみに!
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