不安に負けず、学習ペースを守りぬこうbyハルカ
こんにちは、12期ハルカです。ちょうど先週、実務補習3回目を終えたところです。実習期間中はしんどく苦い思いも多々経験しましたが、改めて診断士試験に合格してよかった、という思いを改めてかみしめることになりました。訪問先の企業の課題に対して、何とか解決案を見出そうと、メンバーと議論しあう時間はとても充実したものでした。詳細については、実務補習のテーマでご報告できればと思います。
今回は、試験本番を前に、学習へのモチベーションが低下してしまった場合の対応についてご紹介します。
■不安で押しつぶされそうに
2次試験本番まであと1ヵ月を切りました。去年の自分自身を振り返ると、今更ながら学習方法に迷走している時期でした。後から考えると、大きな要因は「他人と比べすぎた」ことです。
合格体験記でも紹介しましたが、2次試験対策の一環で、私は受験校で知り合った方達と過去問勉強会を行っていました。1次試験受験後(昨年は2次試験の約3か月前)に勉強会がスタートした時点で、すでに他メンバーとの実力の差は、かなり大きなものでした。ただ、その時点では、自分にはむしろ伸びしろしかない!とかなり前向きに構えていた記憶があります。そうは言っても、試験本番が近づき、勉強会での過去問8年分の演習も終盤に差し掛かったころ、他メンバーとのレベルには明らかな差が開いたままでした。このままでは、どう考えても合格圏内に入るとは思えません。そこで、慌てて本屋に駆け込み対策本を追加購入したり、ネットの2次試験対策を読み漁ったり…。読者の皆さまのご推察どおり、そういった悪あがきは、本番にはほとんど身にはなりませんでした。そして、不安が原因によるモチベーションの低迷期が試験本番まで続きます。
以降、モチベーションが低下したまま、何とか学習ペースを維持できたコツを振り返って、ご紹介します。ちなみに、モチベーションを回復させる方法についてはでこぽんさんの記事に詳しいので、ご参照ください。
■他人の結果ではなくプロセスを見る
不安に陥る原因となったのも独自勉強会のメンバーでしたが、何とか試験本番まで学習ペースを維持できたのも、メンバーのおかげでした。直接的な原因は、勉強会の実施頻度が毎週2回だったので、自身の精神的状況に関わらず、学習ペースを強制できたためです。もし不安で何も手がつかないという方がいらっしゃれば、ペースを持ち直すためにタキプロWeb勉強会への参加も検討してみてください。本番まであと数回の実施が予定されています。
間接的な要因は、独自勉強会を通して、問題を解くプロセスや与件文の着眼点、細かな言い回しなどを吸収することが、本番までの追い上げに貢献したためです。試験本番では、この問題、勉強会メンバーのAさんだったらこう答えるかな、Bさんならここを重視するだろうな、と多面的な視点で取り組むことができました。
■すぐに学習できる環境
学習は、自宅学習だけでなく、電車での通勤時間や会社の休憩時間も利用して行っていました。それぞれのポイントは次のとおりです。
①会社の上司に診断士試験を受験することを伝えておく
②「過去問マップ」をスマホで確認できるようにする
①は、休憩時間に自分の机で参考書を開いていても同僚から理解を得られますし、2次試験前日に快く有休を取得させてもらうことができました。
②について、「過去問マップ」とは、過去問の問題文や解答のポイントを、ふぞろいや独自勉強会などを参考にGoogleスプレッドシートにまとめたものです(下図参照)。作成することで頭の整理にもなりますし、スペースの限られた場所でも要求解釈の演習を行うことができました。
事例Ⅱ | 事例Ⅱ | 事例Ⅱ | ||||||
H30 | H29 | H28 | ||||||
企業 | 老舗旅館 | 企業 | 寝具小売 | 企業 | しょうゆメーカー | |||
1問 | 3C分析 | 1問 | 現在の自社の強みと競合の状況 | フレーム、○○力、 | 1問 | これまでの製品戦略 | *誰に、何を、どのように、アイテム数、 | |
顧客、競合、自社 | ※顧客=B社の | 強み | 丁寧な接客による販売力 | アイテム:しょうゆ+関連製品 | ||||
設問1 | ※市場動向、訊かれていない | 設問1 | 弱み | 井戸端会議による潜在ニーズの収集力 | 設問1 | アイテム2:多い | ||
顧客、ビジネス客8割、急増する インバウンド客2割、ビジネス客は高齢化により減少傾向。 | 蓄積した販売履歴等の無形資産 | 価格:業界平均より高め |
※あくまで時間をかけずに作成したものとご理解ください。
■おわりに
試験本番前に予備校の公開模試を受験したのですが、結果は判定C~Eの並ぶ悲惨なものでした。もちろん本試験とは出題傾向が異なる等を考慮するにしても、私の経験から言えるのは、残り時間が限られた中でも、実力を伸ばす余地は十分にあるということです。どうか、最後まで自分を信じて、本番まで走りぬいてください。タキプロは受験生の皆さんを最後まで応援しています。
次回はワンタさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪