私流！事例Ⅳの心構えbyナナセ

こんにちは！タキプロ12期の「ナナセ」です。

２次試験を受けられた方、本当にお疲れさまでした！
結果が出るまで暫くもやもやするかと思いますが、まずはやり遂げた自分を褒めて、ゆっくり休んでください！

私は、「中小企業診断士試験はあくまでも”試験”」、と割り切っていました。従い、現実世界の企業診断とは異なり、設問の根拠は問題文に必ず織り込まれている、各事例には共通した特徴がある、それに基づいた心構えがあるはず、、、という前提で日々の勉強に取り組んでおりました。

今回は、私自身の経験をもとに整理した事例Ⅳの特徴、及びそれをベースにした私なりの心構えを紹介したく思います。皆さんの試験勉強の何かヒントになれば幸いです！

なお、これまでに私が執筆したブログはこちらです、良かったらチェックしてみて下さい！
◆私流！事例Ⅰの心構えbyナナセ：
https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case1/81287/
◆私流！事例Ⅱの心構えbyナナセ：
https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case2/78960/
◆私流！事例Ⅲの心構えbyナナセ：
https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case3/77002/

■事例Ⅳの特徴＆心構え
■自分なりの解法プロセスを構築！
■ミス＆対策リスト作成！
■おわりに

■事例Ⅳの特徴＆心構え

事例Ⅳの特徴は、他事例と異なり、①知識問題の割合が多く、②答えが明確という点です。したがい、如何にミスを減らすかが重要になります。今回は試験本番でミスを軽減させるために、実際に私が取り組んだ内容や心構えを具体的に紹介したいと思います。

■自分なりの解法プロセスを構築！

事例Ⅳは、過去に出題されたものと類似のテーマが出題され（繰り返し出題される問題がある）ますが、具体的な出題の仕方は様々です。よく考えれば分かる問題なのに、出題の角度が少し異なるだけで、焦ってしまい、ケアレスミスをやらかす、、、なんてことが私は多くありました。

そこで、”どのような問題に出会っても、冷静にいつも通りを貫く”ことを心がけることにしました。そのための具体的策として、解法プロセスの型をつくりました。以下に私流の具体的な解答プロセスを紹介しますので、一例としてご参考ください！

手順①：名前と受験番号を書く（基本的なことだけど普段からやっておくべし！）
手順②：ゆ〜っくりページをめくる（焦る気持ちを抑えるのに効果あり！）
手順③：設問を全てざっと拾い読みし、設問ごとのテーマを把握
→D社の課題を想定！例えば取替投資の問題なら資産の効率性が悪い！？など
手順④：問題本文読解
手順⑤：財務分析問題解答（配点大きいのでまず終わらせる）
手順⑥：他設問は自分が解きやすいものから解答
手順⑦：各設問ともいきなり問題は解かない！設問の全小問の解法の計画をたてる
→NPVを求めるのがGoalならば、税引後営業CFが必要だな、税引後営業CFをもとめるには、、、と計算を始める前に、Goalに向けて必要となる情報は何か、それはどのように導くのかをしっかりと計画する。その後計算を始める。これにより無駄な計算を排除できたり、うっかりミス（節税効果の反映を途中で忘れてしまう、、、）を回避することに繋がる！
手順⑧：検算は都度実施
手順⑨：残り1分になったら、空欄の設問があっても、絶対名前と番号を再確認！

普段の学習で事例問題を解き終えた後、上記プロセス通りにできたか？、できなかった場合は何故か？、同じ失敗をしないためにはどうすべきか？、プロセスで変更すべき部分はないか？その理由は？、、、という観点で毎回見直しを行いました。結果、いつ何時も自分なりの解法プロセスに沿って事例に取り組める素地が作れたかなと思います。

■ミス＆対策リスト作成！

学習の中で起こしたミス（節税効果反映忘れた、CFで減価償却費が漏れた、少数点桁数が違う、、、などなど）はその都度全てメモしました。その後、ミスを回避するための対策を都度考え、他問題で有効性をチェック。有効策はミスの内容と合わせてメモし、事例Ⅳに取り掛かる前に毎回見直すようにしました。自分が陥りやすいミスや気をつけるべきポイントが網羅的に整理されるのでおすすめです！最終的にこのメモをファイナルペーパーとして活用しました。