2次試験対策は計画的に by バゴ
読者の皆様、こんにちは! タキプロ12期の「バゴ」です。
気が付けば、自分自身の二次試験からは1年以上が経過しており、残りの記事もこれを含めて2本となりました。本当に時間の経過を早く感じる今日この頃です。本日は、2次試験対策の総括として意識していたことなどをご紹介したいと思います。
■進め方で意識した事
各事例での取り組みについては、過去記事で度々書かせて頂きました。
https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case2/76517/、https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case4/80284/、https://www.takipro.com/2jishikenknow-how/case3/82324/
今回は、2次試験対策全般について、私なりにどういった方向性で取り組んでいたかというと、ポイントとして挙げるとすれば次の3点でした。
①まずは2次試験用の「解答作成の手順」を習得する
②過去問演習の繰り返しで「解答作成の手順」に磨きをかける
③全体の進捗管理は、PDCAサイクルのイメージで回す
各々について、注意していた点や使用した教材等についてさらに述べたいと思います。
■2次試験用の「解答作成の手順」を習得する
私自身、初めて過去問を解いた時には全く手も足も出ずといった感じであり、こんなものが本当に時間内に解き終わるのだろうかと思っていました。これはマズイという焦る気持ちを抑えつつ、そもそも根本的に、2次試験そのものについての理解が足りていないのでは?という考えに至りました。そこで、まずは“2次試験の特徴を知り、対策として押さえておくべきことを掴む”ことに注力しました。
そして、そのための教材として以下の参考書を使用しました。
「30日でマスターできる 中小企業診断士第2次試験 解き方の手順」 寺嶋 直史 著 (中央経済社)
本書では、2次試験の特徴といった初歩的なところから、1事例80分という短い時間の中では「解き方の手順」を習得することや、2次試験で必要な「知識」を習得することの重要性について、分かり易く説明されており、とても参考になりました。実際の試験本番で行った解答作成の手順も、ほぼこの参考書に基づいたものでしたので、私にとっては救世主のような存在でした。
■過去問演習
過去問演習の中で、「解き方の手順」を磨き上げること。それに注力していました。
とは言うものの、そんな直ぐには成果が出るものではなく、やはり演習量の数はこなせばこなすだけ実力向上には繋がるかと思います。私の場合は、直近から過去7-8年分を3回転。答案確認は「ふぞろいな合格答案」(同友館)を用いて行い、さらに事例Ⅳ対策の補完として、「30日完成!事例Ⅳ 合格点突破計算問題集」 (同友館) を用いていました。
これだと決めたら、あれもこれもと手を拡げ過ぎず、”1つのことを粘り強く磨き上げる”そういうことの大事さというのも、試験勉強を通して学んだことの1つでした。
■全体の進捗管理はPDCAサイクルのイメージで回す
やる事を決めると、どうしても目の前のことにばかりに邁進してしまいがちです。ただし、診断士試験のような長丁場の取り組みでは、全体の進捗管理というのもとても大事になります。そのため、企業経営理論でもお馴染みのPDCAサイクルをイメージして、全体進捗管理をするということを意識していました。ただ、あまり厳密なものではなく、ガチガチすぎても苦しくなるので、あくまでも”自分なりの”という範疇です。ここでは、各項目がどのようなイメージであったかを簡単にですがご紹介したいと思います。
●計画(Plan)
細かな項目についてと言うよりも、日程計画に絞って立てていました。大事なのは、とにかく自分なりの日程計画を立てる事。そうすることで、ゴール(試験日)までの距離感を意識付け出来ますし、日程の台があってはじめて先に進めるかとも思います。修正は後からいくらでも出来るため、まずは立てる事自体が重要だと考えていました。
●実行(Do)
これは過去問演習そのもの。
●評価(Check)
①日々の勉強時間を記録
作成した日程計画に、日々の勉強時間を記録していました。これにより、4つの事例における勉強時間の偏りや、当初の予定に対してどうだったか、等が良く分かるようになりました。また、何よりも日々の振り返りを意識出来ます。とにかく簡単にでも毎日記録をし続ける。シンプルな方法ではありますが、とても有効でした。
②模試を活用する
そしてもう一つ、有効であったのは、大手予備校が行う全国模試を活用したことでした。特に2次試験対策は独学で行っていたことも有り、自分がどのへんにいるのか?どこまで進んでいるのか?といったことが分からなかったこともあり、自分の立ち位置を知るという意味でとても有効でした。また、大抵は採点者のコメント付きでの答案が返ってきますし、第3者の意見を聞けるという意味でも自分にとっては貴重な機会でした。また、模試を1つの中間目標とすることで、中だるみせずに、メリハリのある計画になったのも良かったと思います。
●改善/修正(Action)
1次試験の知識の強化
日々の過去問演習や上記の模試などから、1次試験の知識に対する理解が甘いことを痛感していました。ただ、残り時間からも、全部を復習する時間はなかったため、2次試験と関係の深い1次試験の知識が纏めてある、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」 (同友館)を購入し、定着が甘い部分を中心に復習を取り入れました。
以上のような感じで、日々計画(P)を見直して、それを基に実行(D)に移り、評価(C)を行い、改善/修正(A)に繋げていくというイメージで、全体の進捗管理を行っていました。
■おわりに
如何だったでしょうか?中小企業診断士試験は長丁場です。だからこそ計画的に進めるということを意識した方が、結果的には早く目標に到達出来るのではないかと思います。今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
あと、ここまで書いてきて言うのも変ですが、本当に最後の最後は、どうしても受かるんだという強い気持ちが一番大事なのかもしれません。今現在、診断士試験合格を目指している皆さんを心から応援しています。
次回はサンドバッくんさんの登場です。
お楽しみに!
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