世界は企業経営理論の仕掛けであふれている byうにこ
読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のうにこ@webライターと申します。
前回は合格体験記を書かせていただきました。→こちら
また、絶賛掲載中のタキブロ+では、女性座談会(前編と後編)でも顔を出しています。
今回は1次試験にも2次試験にも必要な【企業経営理論】について、お話しさせていただきたいと思います。
どうすれば点数が上がるのか、一緒にチェックしていきましょう。
まずは合格祈願も込めて、ぽちっとしていただけると嬉しいです!
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■企業経営理論とはどんな科目なのか
中小企業診断士の1次試験の科目として学習する企業経営理論。
中小企業診断協会のHPによると、
・経営戦略論
・組織論
・マーケティング論
上記3つのテーマで問題が構成されており、中小企業診断士試験の中でも重要度では最上位です(きっぱり)。
理由としてはいくつもありますが、とにかく、
・中小企業診断士として活躍するための基本的なフレームワークや考え方、理論などがとにかく詰まっている
・2次試験(特に事例Ⅰと事例Ⅱ。事例Ⅲの戦略にも影響)でも必須
というところでしょう。
そのため、学習する上で決して避けて通れない科目となっています。
■企業経営理論はとにかく自分に置き換えて考えること
私は企業経営理論を楽しんで学習した人間のひとりです。
内容的には難しくもあるのですが、自分の身のまわりの状況に置き換えやすい科目でもありました。
たとえば、こんな感じです。
↓↓↓
私は以前、塾講師として働いていました。
当たり前のことですが、生徒たちには塾でのマナー(宿題はやってくる、勝手に喋らない等)を徹底していました。
勉強させて、成績を上げることが目的なので、それらを徹底させるためのルール作りにはこだわりがあります。
もちろん、最初から徹底は出来ません。
そして、いきなり完璧も求めません。
少しずつ褒めたり、時には叱ったりしながら信頼関係を築いていき、
「そうか、先生は〇〇をしたら嫌なんだな」
「なるほど、先生の言ってたことはこれか」
と、生徒たちにルールを染み込ませていきます。
すると、そのうち生徒たちが【私の軍隊】のように成長します(笑)
そうなればしめたもの。
阿吽の呼吸で、授業も進められるし、ルールから逸脱する生徒もいなくなります。
そして、自然と勉強する姿勢が身につくわけです。
そういう教室に、時々ふらっと新しい生徒が入ってきます。
もちろん、その子は教室のルールなんて知りません。
ただ、ほかの生徒(=私の軍隊)が黙々とやっている様子を見て、自然とルールを学んでいきます。
もちろん、最初は逸脱することもあります。
そのときは、もちろん叱ったりしません。
優しく諭します。
しかし、2度目、3度目に同じ失敗をすると注意したり、叱ったり、なだめたりしながら、その子をルールに馴染ませていく。
すると、新人も気がつけば私の軍隊の立派な一員です。
そしてこれって、完全に組織論の考え方ですよね。
塾の講師をしていた頃は、組織論の「そ」の字も知りませんでした。
でも、企業経営理論を学んだときに、
「私って、ちゃんと組織づくりをしていたんだな」
と褒めてあげました(笑)
また、塾講師を辞めてからはwebライターとして活動していますが、マーケティングなどは活かすことができます。
しかし、ライターなんてしていなくても、マーケティングの活かされ方を見ることは出来ます。
たとえば、テレビを観ていれば、BtoBやBtoCを意識したCMが絶え間なく流れています。
コンビニでスナック菓子を買えば、パッケージには企業名が2社入っている商品もたくさん。
本屋で雑誌コーナーの表紙を見るだけでも、どういった対象をターゲットにしようとしているのかを感じることができます。
塾講師という仕事でさえ、身近に活かすことのできる考え方。
ほかの職業であれば、なおさら自分に置き換えることのできる幅の多い科目ではないでしょうか。
そういう視点で見ると、世界は企業経営理論で溢れているといえるでしょう。
ややこしい理論がいくつも出てきて、なかなか学びにくいところもある科目ですが、自分自身に当てはめて考えるくせをつけてください。
すると、理解はぐっと深まります。
■企業経営理論の勉強方法
そんな企業経営理論なので、学んでいるときは楽しいです。
フォロワーやニッチャー、負け犬、金のなる木などユーモアあふれるワードも多く、いくらでも勉強していられました。
しかし、本番の試験の選択肢は独特の言い回しが多く、しかも選択肢のひとつひとつの文章が異様に長いのが特徴です。
本番で圧倒されないためにも、とにかく慣れることが必要です。
そのため、企業経営理論の勉強方法は【過去問を解くのみ】というのが私の意見。
もちろん、知識を得るためのインプットは大事です。
いろんな理論や名前も出てくるので、そういったものはしっかり覚えなくてはいけません。
しかし、本番のあの独特の文章に慣れるには、過去問を解くことが最高の近道です。
つまり、インプットが終わったら、過去問を解くことでアウトプット。
間違えたら、過去問を見直しながらインプット。
この繰り返ししかありません。
模試や予備校などで行われているテストでさえ、それほど見直す必要もないと思います。
■企業経営理論には模試もテストも必要なし
これは、私が通っていた予備校の先生の言葉ですが、
「企業経営理論と運営管理は、模試やテストをしなくてもいい」
とおっしゃっていました。
理由は簡単で、
「この2科目の問題の文章はよくできていて、模試やテストでは真似できない」
「だから、慣れるには過去問しかない」
ということです。
もちろん、模試で試験感覚を養ったり、基本的な内容を確認するためにテストを受けたりすることを否定しているわけではありません。
知らなかった知識を模試やテストで確認することは重要です。
ただ、
「模試の見直しに時間をかけたり、何度も模試を解きなすことは必要ない」
ということです。
実際、過去問に慣れてしまうと、模試やテストの文章に違和感がありました。
そのため、模試では40点台が普通でした(笑)
でも、1次試験本番では75点を取れたんです。
必要なのは、【知識の定着】と【過去問】。
とにかくこれからの時期は、過去問に集中してください。
ちなみに、これは本番のときの注意ですが、「いったん選んだ解答は、安易に変えない」というのも大切です。
最初に解いたときの感覚がやはりいちばん研ぎ澄まされており、問題を解くにつれて、それは徐々に鈍ってきます。
鈍ってきたときに見直しをすると、なぜか天の声が聞こえるわけです。
「この選択肢、ウにしたけどエじゃないかなあ」
って。
それも、なんとなく自信のない問題に限って。
私、この天の声の言うことを聞き入れて、不正解になった問題があります。
しかも本番で!
もちろん、よほどの根拠があって書き換えることは問題ありません。
しかし、見直しをしているときは、脳もかなりつかれているはずです。
しかもこの科目は3教科目で、ややこしい文章をいくつも読んだ後。
そんな状況で、正しい判断はなかなかできません。
これは試験全般にいえることですが、
「安易に選択肢は変更しない」
「天の声が聞こえてきても、よほどでなければ無視をする」
という意識を忘れないでおきましょう。
■労働関連法規だけは捨てた
1次試験でも2次試験でも重要な企業経営理論ですが、ネックなのは【労働関連法規】の問題です。
毎年、4~5問(8~10点分)が出題されます。
本当はここも勉強すべきなのでしょうが、私は捨てました。
なにが出るかの予想も難しく、ヤマをはるにも範囲が広すぎるからです。
こういう仕事をしている人は絶対に得点源にすべきでしょう。
しかし、私には難しすぎたのです(FP2級も所持していますが、取ったのも結構前なので・・・)。
なので、試験本番は選択肢をウかエにしたような気がします(笑)
運が良ければ、2問くらいは正解します。
そのくらいでいいんです。
試験時間が90分の科目は、1問の配点が2~3点です。
つまり1問の比重が、経済学・経済政策や財務会計と比較すると軽い。
つまり間違えた時もローリスクです。
そのくせ、範囲は広いので、労力ばかりがかかります。
なので、よほどのこだわりがなければ、労働関連法規は捨てる、でいいでしょう。
その分、ほかの範囲の勉強にあててください。
■おわりに
企業経営理論について書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
さきほども書きましたが、企業経営理論は面白い科目であり、試験的にも最重要科目です。
ここで学んだことは試験の中だけではなく、日常のいたるところに溢れています。
流行っているものを見れば、「これは金のなる木になるのかな?」と考える。
勉強に対して、モチベーションの下がっている自分を顧みて、「動機づけをしてみよう」と考える。
勉強しながら、そういう意識で物事を見てください。
きっと、世界に溢れる仕掛けに気がつくはずです。
次回はmatsuさんの登場です。
お楽しみに!
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